私立小学校の費用は、入学のときに一度だけ納めるお金と、毎年かかるお金、そして制服や教材のように入学準備で必要になるお金に分けて考えると整理しやすくなります。小林聖心女子学院小学校が公表している数字をもとに、それぞれの内訳と、家庭で確認しておきたい点をまとめます。
入学時に納める金額
2027年度の児童募集要項によれば、入学時の納付金は500,000円です。内訳は入学金が400,000円、施設費が100,000円とされています。合格発表の後、日程ごとに定められた納付期限までに手続きを済ませる必要があります。
納付期限は、A日程が2026年9月9日の正午まで、B日程が10月9日の正午まで、C日程が12月1日の正午までと示されています。一度納付された入学金は理由を問わず返金されないと明記されていますので、併願を考えている家庭は期限と金額の両方を早めに確認しておきましょう。
入学時の負担は納付金だけではありません。出願の段階で考査料が各日程20,000円かかり、複数の日程に出願すればその都度必要になります。インターネット出願サイトで納入する際には、別途支払い手数料も発生します。
毎年かかる費用の内訳
年間の所要経費として公表されているのは、授業料が年額572,400円、維持費が年額240,000円、保護者会費が家庭ごとに年額3,600円、教材費が年額およそ70,000円です。これらを合わせると、年額はおよそ886,000円になります。
授業料と維持費が大部分を占めており、教材費は実際に使った分に応じて変動します。募集要項には、これらの金額が2025年度の実績であると注記されていますので、入学する年度の数字とは差が出る可能性があります。
このほか、入学後には教育環境整備のための任意の寄付金への協力が呼びかけられています。任意とされていますが、学校運営を支える仕組みの一つとして案内されている点は知っておくとよいでしょう。
制服と制定品の費用
制服と制定用品については、各1品ずつ購入した場合の単価合計が示されています。制服一式が冬服と夏服を合わせて102,300円、その他の制定品が85,030円で、合計は187,330円です。入学の直前に、まとまった支出として発生します。
実際には、体操服や上靴のように複数枚そろえたいものや、成長に合わせて買い替えるものが出てきます。示された金額は最低限の目安として受け止め、6年間を通じた買い替えも見込んでおくと、家計の計画が立てやすくなります。
制服は冬服と夏服があり、ジャンパースカートやワンピースのほかにスラックスも選べるようになりました。選択肢が増えたぶん、何をどの順番でそろえるかは入学説明会で確認しながら決めるとよいでしょう。
6年間の見通しを立てる
入学時の500,000円に、年額およそ886,000円を6年分、そして制服と制定品の初期費用を加えると、小学校の6年間でおよそ600万円を超える規模になります。あくまで公表されている数字からの単純な積み上げですが、家計を考える出発点にはなります。
ここに給食費は含まれません。給食は実施されておらず、お弁当が基本となるため、食費は各家庭の負担として別に見込む必要があります。お弁当の注文システムを利用する場合は、その分の費用も加わります。
また、放課後の預かりであるマイヤークラブや、希望制の課外活動を利用するかどうかによっても、実際の支出は変わってきます。何を利用するかは入学後に判断できますので、まずは学費と制定品の部分を固めて考えるとよいでしょう。
費用の情報を確かめるときの注意
金額は年度ごとに見直されます。ここで挙げた数字は2027年度の募集要項と学校が公表している学費のページに基づくものですが、実際に受験する年度の金額は、必ず公式の募集要項でご確認ください。
学費だけを見て判断するのではなく、通学の交通費や、家庭での学習にかける費用まで含めて全体像をつかむことが大切です。特に通学に電車を使う家庭では、定期代が毎年の固定費として加わります。
費用の見通しは、志望理由と切り離せません。6年間、さらにその先の12年間を見据えたときに、この学校で過ごす時間に納得できるかどうかを家族で話し合っておきましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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