合格対策と聞くと、問題集の枚数や塾の授業時間を思い浮かべがちです。しかし愛徳学園小学校が公表している情報を読むと、学校が見ようとしているのは子どもの育ちそのものだとわかります。ここでは1年間の見通しと、家庭でできることを整理します。
学校を知ることから始める
学校説明会は2026年4月25日、6月27日、11月7日に予定されています。学校見学会は5月から翌年1月にかけて複数回、ナイト学校見学会も5月29日、6月19日、2027年1月22日に予定されています。
入試相談会は随時受け付けられており、学校を見学しながら相談の時間を取ってもらえます。学校自身の言葉で語られる説明ほど、確かな手がかりはありません。
校訓や特色を読み込み、家庭が大切にしていることと重なるかを確かめてください。この学校は、愛の心をもって社会に貢献できる女性の育成を目指すと掲げています。
三つの要素に対応する土台を育てる
入学試験は、ペーパーテスト、行動観察、親子面接で構成されます。出題分野は公表されていませんので、分野を絞った対策よりも、幅広く土台を整えるほうが確実です。
ペーパーテストの土台になるのは、話を聞いて理解する力です。読み聞かせを続け、大人の指示を最後まで聞いてから動く習慣を育てましょう。この力は他の場面にも通じます。
行動観察は、同年代の子どもと過ごす時間の中でしか育ちません。順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を、意識して経験させてください。
日程から逆算して1年を組み立てる
A日程を目指すなら、出願は2026年7月21日に始まり、試験は9月5日です。春の段階で学校を訪れ、家庭としての志望理由を言葉にできる状態にしておく必要があります。
夏休みは仕上げの時期にあたります。生活のリズムを崩さず、家族で会話する時間を確保することが、そのまま面接の準備になります。
C日程は12月12日、D日程は2027年1月16日です。四つの日程があるということは、一度の結果ですべてが決まらないということでもあります。
生活の中で育つ力を大切にする
学校は、あいさつや言葉づかい、身だしなみなど、日々の生活の中で人として大切なことを自然と身につけることを特色に挙げています。当日だけ取りつくろっても伝わりません。
月齢の考慮はありません。早生まれの子どもも同じ土俵で見られますが、それは不利になるという意味ではなく、年齢相応の落ち着きを育てておくことが大切だということです。
校訓には、明るく素直な子ども、お互いを受けとめられる子ども、礼儀をわきまえる子どもが挙げられています。家庭で目指す姿と重ねてみてください。
結果に振り回されない準備を
宗教や宗派は一切問われません。ただし、毎日の祈りや、保護者が参加する聖母の集い、クリスマス会、感謝ミサでは静かな時間を大切にしており、これらへの理解が求められます。
合否について電話での問い合わせは受け付けられません。当日の様子を子どもから聞き出そうとしすぎず、よく頑張ったと迎えてあげてください。
受験の1年間は、子どもが大きく育つ時間でもあります。合否にかかわらず、この時間そのものに価値があると信じて、家族で歩んでいきましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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