愛徳学園小学校に入ると、中学や高校へはどう進むのでしょうか。
12年間を見通した一貫教育
愛徳学園では、小学校、中学校、高等学校の12年間を見通した一貫教育を通して、学力と心をともに育む安定した学びを提供しています。
カトリックの精神に根ざし、祈りと思いやりの心を大切にしながら、各校種をつなぐ推薦制度で、子どもたちが安心して次の学びへと進める環境が整えられています。
小学校の6年間は、その12年の入り口にあたります。中学受験のために学習の時間を割く必要がないため、小学校での学びに集中できるという利点があります。
系列校の構成
系列校は、愛徳幼稚園、愛徳学園中学校、愛徳学園高等学校です。幼稚園から高等学校まで、同じ敷地とその周辺で学びが続きます。
系列園の出身者は、小学校の入学試験料が15,000円、入学金が115,000円と、いずれも軽減されます。幼稚園から進む家庭には、経済的な配慮があります。
1949年にスペインから6人の宣教女が来日し、1951年に幼稚園、1954年に小学校が創立されました。1959年に中学校、1962年に高等学校が創立され、2024年に学園創立70周年を迎えています。
中学校・高等学校での学び
中学校と高等学校では、オリジナルのライフキャリア教育プログラムを通して、将来必要となる力を育みます。学校が掲げるスクールビジョンは、自ら考え、人に奉仕し、充実した人生を歩む女性を育むことです。
考える力、伝える力、やり抜く力の三つが重視されています。あわせて自尊心を高め、自他ともに切磋琢磨するなかで、学び合い、助け合う心も育てるとされています。
小学校の年間行事にも、小中高合同の体育大会があります。学年を超えた交わりが、日常の中に組み込まれています。
進学の状況を確かめる
推薦制度があるということは、学校が定める基準を満たす必要があるということでもあります。日々の学習と生活の積み重ねが、そのまま進学の土台になります。
外部の中学校を受験する道が閉ざされているわけではありませんが、12年間を通して育てる設計になっている以上、家庭としてどの道を歩むのかは早い段階で意識しておくとよいでしょう。
進路の実績は学校のサイトで公表されています。中学校や高等学校からどのような大学へ進んでいるのかを、あらかじめ確かめておきましょう。
転入と編入、復学の制度
編入テストは随時受け付けられており、対象は1年生から6年生です。帰国子女についても、随時相談を受け付けているとされています。
転勤のために転校した場合には、復帰を認めていると学校は説明しています。転勤の可能性がある家庭にとって、この仕組みは心強い支えになります。
制度の詳細は年度によって変わります。最新の内容は公式の情報でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【愛徳学園小学校】中学・高校で待っている学び
内部進学を考えるうえで気になるのは、進んだ先でどんな時間を過ごすことになるのかという点です。愛徳学園は公式サイトで、中学・高等学校の段階について「レインボープログラム」という独自のライフキャリア教育を行っていると紹介しています。
このプログラムがめざすのは、「自ら考え、人に奉仕し、充実した人生を歩む女性」の育成です。社会で必要とされる七つの力を培うという枠組みが示されており、教科の学力だけでなく、人との関わり方や進路の選び方まで含めて育てていく考え方が読み取れます。
小学校の段階では「考える力」「伝える力」「やり抜く力」の三つを育てるとされています。この三つが、中高のレインボープログラムへとつながっていく設計です。幼稚園から高等学校までの12年間を、同じ方向を向いた一続きの時間として扱っているのが、この学園の特徴と言えます。
また、公式サイトには各段階の間に推薦の制度を設け、次の学びへ安心して進める環境を整えていると記されています。ただし推薦の条件や基準までは公表されていません。進学の条件は、お子さまの6年間の過ごし方に直接関わるところですので、学校説明会や見学会で具体的にお確かめください。
【愛徳学園小学校】系列の高等学校からの進路
12年一貫の学校を選ぶということは、その先の大学進学までを視野に入れるということでもあります。愛徳学園は公式サイトで、中学・高等学校の卒業生の進学先を公開しています。
国公立大学では大阪大学、神戸大学、和歌山大学、広島大学などの名前が挙げられています。私立大学では早稲田大学、上智大学、同志社大学、関西大学、関西学院大学など、関西圏を中心とした大学が並びます。
あわせて、指定校推薦や特別入試の枠についても紹介されています。上智大学、聖心女子大学、清泉女子大学、南山大学をはじめ、15を超える大学の枠があるとされています。上智大学や聖心女子大学、清泉女子大学といったカトリック系の大学が並んでいるのは、同じ精神を土台にした学校どうしのつながりが背景にあるからでしょう。
ここで気をつけていただきたいのは、これらは中学・高等学校の卒業生全体の実績であり、小学校から進んだお子さまだけの数字ではないという点です。また、年度によって内容は変わります。あくまで「この学園を12年間続けた先に、どんな進路の選択肢が広がっているか」を知るための材料として見ていただくのがよいと思います。
なお、小学校から系列の中学校へ進む割合や、外部の中学校を受験した場合の進学先については公式サイトに記載がありません。この点は説明会で確かめておきたいところです。
【愛徳学園小学校】進学についてよくある質問
小学校の6年間で、どんな力が積み上がりますか
公式サイトから読み取れる小学校の学びには、いくつもの柱があります。国語・算数・社会は担任が、音楽・図工・体育・英語・宗教・習字・理科は専科の教員が指導します。4年生以上には放課後に週2時間の「iタイム」があり、複数の教員によるティームティーチングで一人ひとりの力に応じた問題に取り組みます。児童一人につきタブレット端末が1台ずつ用意され、全教室に電子黒板の機能がついたプロジェクターが備えられています。書く力については、日記の指導を伝統として続けています。
英語はどこまで伸びますか
同校はネイティブの教員によるオールイングリッシュの授業を行い、学年ごとの目標として1・2年生は英検5級から4級、3・4年生は英検4級から3級、5・6年生は英検3級から準2級を掲げています。2024年度には準2級4名、2級1名の合格が公表されています。3年生以上のイングリッシュキャンプやレシテーションコンテスト、4年生以上の希望者によるオーストラリア研修など、使う場面も用意されています。
途中から入ることはできますか
2027年度の募集要項によると、転・編入学は1年生から6年生を対象に若干名の枠で随時受け付けられています。受付は土日祝を除く9時から15時、試験料は20,000円で、内容は国語・算数と親子面接です。帰国子女の方や転勤にともなう復学にも対応するとされています。
学園全体の成り立ちを知りたいのですが
愛徳学園小学校は1954年にカルメル学園小学校として創設され、1955年に現在の名称へ改められました。設立の母体である愛徳カルメル修道会は、1826年にスペインで聖ホアキナ・デ・ベドゥルナによって創立された修道会で、世界に106校の姉妹校を持つとされています。進学の話をご家庭でされるときも、この土台を共有しておくと、学校選びの軸がぶれにくくなります。
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