神戸海星女子学院小学校に入ると、中学や高校、大学へはどう進むのでしょうか。
12年間の一貫教育
神戸海星女子学院では、12年間の一貫教育を通して、情操面では豊かな人間関係を築くことの基礎となる宗教教育を行っています。
学習面では、子ども自身が自分の適性を発見し、進むべき道を見いだせるよう、きめ細やかな指導に取り組み、キャリア形成に力を入れた指導が行われています。
小学校の6年間は、その12年の入り口にあたります。基礎知識の修得と学習習慣の定着が、小学校の課題として掲げられています。
系列校の構成
系列校は、神戸海星女子学院マリア幼稚園、神戸海星女子学院中学校、神戸海星女子学院高等学校、そして神戸海星女子学院大学です。
1951年に神戸海星女子学院が設立され、現在地に小学校、中学校、高等学校が移転しました。同じ敷地の中で、12年間を過ごすことになります。
幼稚園から大学まで続く道筋がありますが、内部進学の条件については学校に直接たずねてください。公式サイトでは明示されていません。
学年ごとの育ちの段階
低学年の1年生と2年生は、思考力を育てる時期です。宗教では思い、言葉、行いを学び、生活ではあいさつ、返事、聞くこと、物を大切にすることが目標になります。
中学年の3年生と4年生は、思考力を高める時期です。課題を見つけて自ら学ぶ姿勢が育てられます。学習目標の明確化と対話力の育成が掲げられています。
高学年の5年生と6年生は、思考力を深める時期です。基礎から応用へと追求して学び、理解力が鍛えられます。人のために行動できることが、宗教の目標として示されています。
国際交流のプログラム
6年生はオーストラリアからの留学生と交流します。5年生の希望者はカナダ交流プログラムに、5年生と6年生の希望者はニュージーランド研修プログラムに参加できます。
小学校のうちから世界とのつながりを意識できる環境があることは、その先の学びにも生きてきます。
系列の中学校と高等学校がどのような教育を行っているのかも、あわせて確かめておきましょう。
転編入と復学の制度
2027年度の転編入学試験では、現2年生と3年生を若干名募集します。試験は2027年1月16日で、内容は国語、算数、作文と、本人と保護者の面接です。
保護者が学院の教育を理解し、入学を望んでいること、保護者のもとから通学することが条件とされています。
復学の制度もあり、6年生の2学期までに復学することとされています。帰国子女の受け入れは行われていません。制度の詳細は公式の情報でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【神戸海星女子学院小学校】12年一貫教育として公式に説明されていること
進学の話を考える前に、学校が「一貫教育」という言葉で何を意味しているのかを確かめておきましょう。公式サイトには、カトリック教育を基盤とした12年間の一貫教育を行うこと、そして「12年間の一貫教育を通して情操面では豊かな人間関係を築くことの基礎となる宗教教育を行い」という説明が記載されています。
つまり公式サイトが12年一貫という言葉で語っているのは、主として教育理念のつながりです。学院の歴史をたどると、1951年3月に学校法人海星女子学院が設立され、同年4月に現在の地に小学校・中学校・高等学校が開設されました。1952年2月に校舎が落成し、1953年3月には小学校の第1回卒業式が43名で行われたと記載されています。創立の時点から小学校・中学校・高等学校がそろっていた学院だという点は、押さえておきたい事実です。
一方で、系列の中学校へ進むしくみ、推薦の条件、進学の実績については、公式サイトの小学校のページに記載が見当たりません。学校説明会や学校への問い合わせでご確認ください。数字や条件が公表されていない以上、外から見える情報だけで判断することはできません。
【神戸海星女子学院小学校】6年間で積み上がる学びの土台
進学先の名前より先に見ておきたいのが、6年間で何が積み上がるのかという中身です。公式サイトには、学年ごとの目標が次のように示されています。
- 低学年…「基礎、基本の徹底。課題に丁寧に取り組みやり遂げる姿勢を育てる。」
- 中学年…「基礎の定着を図る。自らの課題を見つけ体験から学ぶ。」
- 高学年…「基礎をさらに固め、応用力を養う。課題を追求し、みずからの学習習慣を完成させる。」
高学年の目標に「みずからの学習習慣を完成させる」という言葉が入っている点に注目してください。中学校以降で伸びるかどうかは、自分で計画を立てて学べるかにかかっています。この学校は、その状態を小学校卒業までにつくることを目標として明記しています。
学びの中身としては、次のような取り組みが公表されています。
- 一単位時間は45分。国語は1・2年生 週8.5時間、3・4年生 週7時間、5・6年生 週6時間。算数は全学年 週5時間から6時間
- 英語は1年生から週3回。ネイティブ教員と日本人英語教員による協同指導で、低学年はフォニックスを中心とした音声の授業、6年生は英語でのプレゼンテーション
- 放課後に、4年生から6年生を対象とした算数演習(習熟度に応じたクラス分け)
- グループワーク、プロジェクターと電子ペンを使った課題発表、ロボットプログラミング
- 総合的な学習は年間35時間程度
ここに、5年生のスキー合宿(3泊4日)や6年生の修学旅行(沖縄伊江島での民泊を中心とした農業・漁業体験と平和学習、3泊4日)、6年生の静修といった経験が重なります。学力の面でも生活の面でも、中学校へ渡す準備が高学年に集中して置かれていることが読み取れます。
【神戸海星女子学院小学校】進学についてよくある質問
系列の中学校へは全員が進めますか
進学のしくみや条件について、公式サイトの小学校のページに記載は見当たりません。内部進学の要件や手続きは公式に記載が見当たらないため、学校にご確認ください。説明会に参加できる機会があれば、必ず確認しておきたい項目です。
外部の中学校を受験することはできますか
外部受験の扱いについても、公式サイトに記載は見当たりません。外部受験に関する取り決めは公式に記載が見当たらないため、学校にご確認ください。
進学実績は公表されていますか
小学校のページには、卒業生の進学先の一覧は掲載されていません。進学実績は公式に記載が見当たらないため、学校説明会などでご確認ください。公表されていない数字を推測で語ることはできませんので、直接うかがうのが確実です。
小学校のうちから塾に通う必要はありますか
通塾についての記載はありません。判断材料になるのは、放課後に4年生から6年生を対象とした算数演習が習熟度別に用意されていること、そして高学年の目標に「みずからの学習習慣を完成させる」と明記されていることです。まずは学校の中にある学びの場を使いきることを考えるのが、この学校の設計に沿った進め方といえるでしょう。
女子だけの環境で6年間過ごすことに不安はありませんか
神戸海星女子学院小学校は全日制の小学校課程で、女子校です。公式サイトには、1年生から6年生が縦割り班で活動する「仲良しクラブ」があること、5・6年生はそれぞれの委員会に所属することが記載されています。学年をまたいだ関わりの場が用意されているという点は、進路を考えるうえでも安心材料になります。
進路も含めて学校選びを整理したい場合は、オンライン個別相談もご利用ください。
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