愛徳学園小学校の試験では、どのようなことが行われますか。
考査は三つの要素で構成される
関連動画:小学校受験の試験内容と家庭学習について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
2027年度の募集要項によれば、試験内容はペーパーテスト、行動観察、親子面接です。紙の上で答える力、集団の中でふるまう力、そして家庭の姿という三つの角度から、総合的に見られることになります。
試験は年に四回、A日程からD日程まで行われます。A日程の試験日は2026年9月5日、B日程は9月9日、C日程は12月12日、D日程は2027年1月16日です。B日程だけは午後2時からの開始です。
持ち物は、受験票、入学願書、そして各自の上履きです。A・C・D日程は8時40分から8時50分、B日程は13時40分から13時50分に来校するよう案内されています。
受験番号と月齢の扱い
受験番号は、Web願書の受付順に付けられます。早く出願したかどうかが番号に表れることになりますが、順番そのものが評価に関わるわけではありません。
月齢の考慮はありません。早生まれの子どもも、同じ土俵で見られることになります。ただし、それは不利になるという意味ではなく、年齢相応の落ち着きを日ごろから育てておくことが大切だということです。
15分以内の遅刻については受験が可能とされています。体調不良や遅刻の場合は、集合の時間までに必ず学校へ電話で連絡してください。駐車場はありませんので、公共の交通機関を利用します。
ペーパーテストへの備え
ペーパーテストの出題分野は公表されていません。分野を絞った対策ではなく、話を聞いて理解する力を土台に、まんべんなく整えておくことが確かな準備になります。
読み聞かせを毎日続け、大人の指示を最後まで聞いてから動く習慣を育てましょう。この力は、行動観察や面接の場面にもそのまま生きてきます。
問題を解いたあと、なぜその答えになったのかを子どもの言葉で説明させる時間を取ってください。枚数をこなすことが目的になると、子どもは作業として処理するようになります。
行動観察で見られること
行動観察は、家庭の中だけでは育ちにくい領域です。同年代の子どもと過ごす時間を確保し、順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を経験させましょう。
この学校は校訓に「気高く」「強く」「愛深く」を掲げ、思いやりのある子ども、お互いを受けとめられる子ども、礼儀をわきまえる子どもを育てるとしています。行動観察で見られるのも、こうした姿だと考えられます。
あいさつや言葉づかい、身だしなみなど、日々の生活の中で人として大切なことを自然と身につけることを、学校は特色の一つに挙げています。当日だけ取りつくろっても伝わりません。
親子面接に向けて
面接は親子で臨みます。宗教や宗派は一切問われませんが、毎日の祈りや、保護者が参加する聖母の集い、クリスマス会、感謝ミサでは静かな時間を大切にしており、これらについて理解を求められます。
合否について電話での問い合わせは受け付けられません。合格通知書と入学手続書類は、レターパックプラスで郵送されます。
試験内容や日程は年度によって変わります。最新の内容は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【愛徳学園小学校】学校が育てたい力から考査を読み解く
愛徳学園小学校は、校訓として「気高く」「強く」「愛深く」の三つを掲げています。それぞれに具体的な子ども像が添えられているのが特徴で、「気高く」には祈る子、よろこべる子、感謝できる子、感動できる子、「強く」にはたくましい子、勤勉な子、がまん強い子、すすんで働ける子、善悪を判断し実行できる子、奉仕のできる子、「愛深く」には思いやりのある子、明るく素直な子、お互いを受け止められる子、ゆるし、助け合う子、礼儀をわきまえる子、といった言葉が並びます。
考査の中身そのものは公表されていませんが、この言葉づかいからは、学校がどんな姿を見たいと考えているのかが伝わってきます。速く正確に答えられることだけでなく、うまくいかない場面で投げ出さないこと、困っているお友達に気づけること、あいさつや返事がきちんとできることが、同じ重みで並んでいるのです。
学びの面では「考える力」「伝える力」「やり抜く力」の三つを育てるとされています。考える力は問題を見つけて解決する力、伝える力は人に向けて話す力と多様性を尊重する姿勢、やり抜く力は目標に向かって続ける力です。ペーパーテスト・行動観察・親子面接という三つの場面は、この三つの力をそれぞれ別の角度から見ていると考えると、ご家庭での準備も組み立てやすくなります。
また同校では、国語・算数・社会を担任が、音楽・図工・体育・英語・宗教・習字・理科を専科の教員が指導しています。入学後は多くの大人に教わる環境になりますから、初めて会う先生の話を落ち着いて聞けることは、考査の場面でも入学後の学びでもそのまま生きてきます。
【愛徳学園小学校】一日の流れを知ると行動観察の見え方が変わります
公式サイトには、学校の一日が時刻つきで示されています。8時に登校し、8時15分から読書タイム、8時25分に朝礼のお祈り、8時40分から午前の授業が始まります。12時15分が昼休み、13時からお掃除タイム、13時20分から午後の授業で、15時15分に下校という流れです。
朝いちばんに読書の時間があり、そのあと静かに祈る時間が続きます。昼食のあとには全員で掃除をします。行動観察でよく話題になる「気持ちの切りかえ」「順番を待つ」「みんなで片づける」といった場面は、入学後の毎日にそのまま出てくるものだと分かります。
宗教教育も学校生活の柱です。同校は朝礼・昼食・終礼のときに祈りの時間を持ち、週に1時間の「宗教の時間」を設けて、聖歌や神様・イエス様・マリア様について学んでいます。さらに、お手伝いをしたりおやつを我慢したりして貯めたお金で、途上国の子どもをチャイルドスポンサーとして支援する「もう一人の友達運動」に取り組んでいます。人のために自分の時間や物を差し出す感覚を、日常の中で育てている学校だと言えます。
こうした毎日を思い浮かべながらご家庭の生活を見直すと、考査のためだけの練習ではなく、入学後にそのまま生きる習慣づくりに変わっていきます。準備の進め方に迷われたときは、家庭学習サポートもご利用いただけます。
【愛徳学園小学校】試験内容についてよくある質問
キリスト教の信者でないと不利になりますか
公式サイトのよくある質問のページでは、宗教・宗派は一切問わないと明記されています。ただし、日々のお祈りや保護者が参加する宗教行事について理解していただくことが基本条件、とも書かれています。信仰の有無ではなく、学校が大切にしている時間を尊重できるかどうかが問われている、と受け止めるとよいでしょう。
親子面接では保護者にも質問がありますか
同校の入学試験は、ペーパーテスト・行動観察・親子面接で構成されると公表されています。親子面接という名称からも、お子さまだけでなくお父様・お母様にも問いかけがあると考えて備えておくほうが安心です。質問項目は公表されていませんので、学校の教育方針をご自身の言葉で話せるように整理しておかれることをおすすめします。愛徳学園小学校の面接対策もご活用ください。
途中の学年から入ることはできますか
2027年度の募集要項によると、転・編入学は1年生から6年生を対象に若干名の枠で随時受け付けられています。受付時間は土日祝を除く9時から15時、試験料は20,000円で、内容は国語・算数と親子面接です。帰国子女の方や、転勤にともなって戻ってこられる場合にも対応するとされています。最新の扱いは学校へ直接お確かめください。
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