仁川学院小学校では、過去にどのような問題が出ましたか。
欠所補完という独特の出題
関連動画:小学校受験の試験内容と家庭学習について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
図形の欠所補完は、二枚の絵を見比べて、片方に足りない部分を自分で描き加える問題です。どこが欠けているのかを見つけて終わりではなく、もう一枚と同じ状態になるように補うところまで求められます。
いわゆる間違い探しに近い形式ですが、見つけるだけでなく、自分で描き足すところまで求められます。観察する力と、手を動かす力の両方が問われる問題です。
欠所補完は例年出題されており、この学校ならではの出題として知られています。しっかり傾向をつかんだうえで対策を取る必要があるでしょう。
英語を使った言語の出題
言語の分野では、英語の音を手がかりにする問題が出ています。並んだ動物の絵を英語の名前で読み上げていき、そのなかで読まれなかったものを答えるという形です。
読み上げられるのは身近な生き物の名前ですので、英語の音と絵が結びついているかどうかが問われます。難しい単語を覚えているかどうかを見る問題ではありません。
この学校は1年生から6年生まで、すべての授業で4技能をバランスよく取り入れています。入学前から英語に親しんでいるかどうかを見ているというよりも、聞き取ろうとする姿勢が見られていると考えられます。
ペーパー全体の傾向
過去のペーパーの出題分野は、欠所補完、お話の記憶、数量、図形、常識、推理、言語などです。多分野から出題されるため、穴を残さない学習が必要になります。
この学校の入試対策には、幅広い分野の学習と、日常生活における生活体験を積み重ねていくことが必要です。机の上の学習だけでは届きません。
苦手分野があるようでしたら、分野別の問題集などで誤答の原因となったポイントを復習するなどして苦手を克服してください。
制作・行動観察・運動の出題例
制作では、はさみを使用した年度がありました。スモックへの着替えや片付けの様子なども考査の基準となっています。課題に取り組んでいる時だけが試験ではありません。
行動観察では、ジャンケンゲームや、ルールとお約束が設定されている積み木遊びなどが出されました。約束を守りながら友達と関われるかどうかが見られています。
運動テストでは、30メートル走、徒手体操、片手支持、なわとびなどが行われました。前年度との変更点として、運動能力検査の配点を大幅に増やしているとされています。
分野別に見た出題の中身
ペーパーの出題分野は、欠所補完、お話の記憶、数量、図形、常識、推理、言語などです。分野名だけでは中身がつかみにくいので、それぞれどのような形で問われるのかを整理しておきます。
お話の記憶は、読み上げられた短いお話を聞いたうえで、出てきたものや起こった順番を答える問題です。目で読み返すことができないため、一度で聞き取る力が土台になります。
数量は、絵に描かれたものの数を数えて多い少ないを比べたり、分けたあとにいくつ残るかを答えたりする問題です。指で一つずつ確かめるのではなく、まとまりで見て取れるかどうかが分かれ目になります。
図形は、欠所補完のほかに、形を重ねたり回したりしたときにどう見えるかを答える問題が中心です。頭の中で動かす作業になりますので、実物を手で動かした経験がそのまま効いてきます。
常識は、季節の行事や生き物、暮らしの道具など、生活の中で身につく知識を問う問題です。問題集で覚えるだけでなく、実際に見たり触れたりした経験が答えを支えます。
推理は、示された決まりや順序をもとに、隠れている部分や次に来るものを考える問題です。答えを覚えるのではなく、なぜそう考えたのかを言葉にできるかどうかが力になります。
過去問との向き合い方
欠所補完は市販の問題集にも載っていますが、描き足すところまで練習しておく必要があります。見つけて終わりにしないよう気をつけてください。
試験当日は、水筒、はさみ、スティックのり、ハンカチ、上履き用の靴を持参します。道具を自分で扱えるよう、日ごろから使い慣れておきましょう。
出題内容や配点は年度によって変わります。最新の情報は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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公式サイトで確認できる考査の枠組み(令和9年度)
過去問の傾向を考えるときは、まず学校が公表している枠組みを押さえておくと、情報の整理がしやすくなります。
仁川学院小学校の入試要項では、令和9年度入学試験の検査内容が「学習適応検査、生活適応検査、運動能力検査、保護者面接」と示されています。ペーパー、生活の様子、体の動き、保護者との面接という四つの柱で構成されている、という理解が出発点になります。
日程は年3回です。1次が令和8年9月5日、2次が令和8年10月4日、3次が令和9年1月30日で、いずれも受付8時15分から8時45分、試験9時から12時15分です。出願はインターネットのみで、1次の出願期間は令和8年7月1日から7月17日、2次は令和8年9月1日から9月15日、3次は令和9年1月12日から1月22日です。入学検定料は20,000円、募集人員は男女計60名(2学級編制)です。
なお、過去問題の配布や公開、日程ごとの倍率については、公式サイトに記載が見当たりません。数字の出どころがはっきりしない情報は、そのまま鵜呑みにせず、学校の説明会で直接確かめるという姿勢が安全です。
学校の学びから逆算して備える
出題の細部が公表されていないぶん、学校がふだん大切にしていることを手がかりにするのが現実的です。公式サイトの教科紹介と理数教育のページからは、次のような姿勢が読み取れます。
- 国語は「いきるコトバ」を掲げ、語彙力・想像力・表現力を育てる。AI学習を使って一人ひとりに合わせた学習も行う
- 英語は「4技能+体験・実践」。1年生から3年生は月1回、4年生から6年生は月2回、オンラインチャットで英語を使う機会がある
- 理科は「実感する理科」。3年生は図鑑と見比べながら観察し、4年生は空気の重さを実験で体感する
- 算数は「生活にいきる算数」。くじ引きゲームで割合を学び、測量計を使って校舎の模型をつくる
- 社会は「モノに触れる社会科」。3年生から独自のカリキュラムで学ぶ
いずれも、覚えた知識を答えるだけでなく、目の前のものをよく見て、気づいたことを言葉にすることを重んじています。ご家庭での準備も、プリントの反復だけに寄せるのではなく、散歩の途中で見つけたものを説明してもらう、料理を一緒にしながら量を比べてみる、といった時間を織り交ぜておくとよいでしょう。
学年ごとの段階も示されています。1・2年生は身のまわりの物を教材にし、3・4年生は疑問や興味を理数的な視点でとらえ、5・6年生は課題を見つけて解決し発信するところまで進みます。入学後に伸ばしていく力の入口を、入試で見ているという読み方ができます。
過去問と傾向についてよくある質問
学校が過去問題を配布していますか
公式サイトには、過去問題の配布や公開についての案内が見当たりません。書店や受験情報サイトで見かける問題は学校が公表したものとは限りませんので、扱いには注意が必要です。
3回の入試で難しさは変わりますか
入試要項では、1次から3次まで同じ検査内容・同じ時間帯が示されています。日程ごとに難易度が異なるという記載はありません。募集人員は全体で60名と示されており、日程別の内訳は公表されていません。
英語ができないと不利になりますか
入試要項の検査区分に英語は含まれていません。英語は入学後に、外国人講師とのオンラインチャットなどを通じて学んでいく位置づけです。
行動観察のために、何を家で練習すればよいですか
公式サイトの一日の流れでは、朝礼で祈りをささげ、45分の授業を30人のクラスで受け、15時に終礼と清掃を行うことが紹介されています。あいさつ、話を最後まで聞く、使ったものを元に戻すといった当たり前のことが、そのまま学校生活の土台になります。特別な訓練より、毎日の繰り返しのほうが効きます。家庭学習サポートでは、ご家庭のペースに合わせた進め方をご提案しています。
傾向を追うより、学校を見に行くほうが早いこともあります
過去問の傾向は、集めれば集めるほど不安になりやすいものです。公式サイトには、実際に校舎に入って様子を確かめられる機会が一覧で示されていますので、そちらを先に押さえておくことをおすすめします。
令和8年度は、4月19日の入試説明会、5月29日のオープンスクール、6月27日のトライアル入試体験会、10月24日の「学校へ行こう!」、12月20日の学校説明会・授業体験会が案内されています。10月10日の運動会と12月11日のクリスマス会は申込不要の公開行事です。令和9年2月27日には探究学習代表者発表会も予定されています。
とくにトライアル入試体験会は年長さん向けですので、当日の空気を先に知っておく意味があります。校舎には廊下との壁を取り払ったオープン教室、ステンドグラスの光が差すグロッタと呼ばれる祈りの空間、25メートル7コースの室内温水プールなどがあり、公式サイトの写真だけでは伝わらない距離感がつかめます。
日程は年度ごとに変わりますので、参加を決める前に学校の公式サイトで最新の案内をご確認ください。
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