この学校では、保護者面接と、志願者に対する口頭試問が行われます。面接は志願者と保護者が同じ教室で別々に行われる形式です。ここでは過去の質問例と、家庭でできる準備を整理します。
保護者への質問例
過去には、通学の安全指導のため保護者に年5回から6回通学路に立っていただきますが、協力は可能ですかという質問がありました。学校の運営に家庭がどう関わるかを確かめる問いです。
交通ルールや公共マナーについて、家庭でどのような指導をしていますかという問いも出されています。通学路の安全は、この学校が繰り返し取り上げるテーマです。
附属中学校へは希望者全員が進学できるとは限りませんが、その点は理解した上での志願ですかという確認もあります。教育目標についての感想を求められることもありました。
進学校ではないという前提
保護者には、進学校ではないことを知っているかという内容が質問されます。国立の附属校は教育研究の場であり、受験指導を主目的とする学校ではありません。
この問いに戸惑うようであれば、志望の理由をもう一度考え直したほうがよいかもしれません。学校の性格を正しく理解しているかどうかが、率直に確かめられています。
連絡進学の仕組みについても、事前に調べておく必要があります。全員が進めるわけではないという事実を受け止めたうえで志願しているかが問われます。
志願者への口頭試問
子どもには、家から学校までの道をつくりましょうという課題が出されました。先生と交互に道の形をしたパズルを置いて、家から学校までの道をつくるという形式です。
道の周りにおもちゃを置いて楽しい街をつくりましょう、という課題もありました。手を動かしながら、やりとりの中で考えを述べる形になっています。
信号に気をつける、周りをよく見る、横断歩道を正しく渡るの中で、一番気をつけようと思う交通ルールはどれですか、それはどうしてですかとたずねられたこともあります。
会話力が観点になる
口頭試問では、公園に遊具をどのように配置するかという内容が質問されたことがありました。これは内容に即した考えが述べられるかという会話力が観点になっています。
正解を当てる試験ではありません。問われたことにきちんと答えられるコミュニケーション力を身につけることを、対策の主眼に置きましょう。
言いよどんでも構いません。自分なりの理由を添えて答えようとする姿勢が、日々の会話の中で育っているかどうかが見られています。
家庭でできる準備
交通ルールとマナーは、口頭試問でも保護者面接でも取り上げられます。日々の登下校や外出の場面で、なぜそうするのかを子どもと話しながら歩いてみてください。
家族で食卓を囲み、その日にあったことを話す時間を持ちましょう。自分の経験を言葉にする積み重ねが、初対面の大人の前でも落ち着いて話せる土台になります。
質問の内容は年度によって変わります。ここに挙げたのは過去の例ですので、暗記させるのではなく、日々の姿勢を整えることに時間を使ってください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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