大阪教育大学附属平野小学校では、過去にどのような問題が出ましたか。
筆記で見られる力
常識の分野では、生活習慣やマナーを題材にした問題が出されます。日々のくらしの中でのふさわしいふるまいや、場面に応じた判断が問われる内容です。
お話を聞き取ってから設問に答える形式もよく見られます。お話を聞き取る力と、場面にふさわしいふるまいを判断する力の両方が必要です。
ペーパーの出題分野は、お話の記憶、常識、図形などが中心です。基礎的な学力を分野ごとに整えておくことが対策の基本です。
指示を聞いて取り組む力
出題は、分野ごとに独立しているとは限りません。複数の課題が続けて出される中で、指示をどれだけ正確に聞き取れるかが見られる場面もあります。
出題の中には、指示された道具や方法を使い分けながら、順序どおりに取り組む課題も含まれます。何をどう使うかをまず聞き取り、そのとおりに実行できるかが見られています。
こうした課題に対応するには、日ごろから言われたとおりの順番で、言われた道具を使うという経験を積んでおくことが効果的です。慣れることが、指示をきちんと理解し、実行することにつながります。
巧緻性と行動観察で見られる力
巧緻性では、色を塗る、線をなぞるといった課題があります。描く、塗る、線を引くという基本の動作を、落ち着いて丁寧に行えるかどうかが見られます。
行動観察では、集団での活動を通じて協調性などが観点になります。勝ち負けにこだわるより、友達と一緒に楽しめるかどうかが大切です。
出題の組み合わせや順番は年度によって変わります。特定の型を覚えるよりも、指示をよく聞いて一つずつ丁寧に取り組む姿勢を大切にしてください。
口頭試問で見られる力
口頭試問では、身近な生活や交通安全などのテーマについて、自分の考えを述べる場面があります。正解のある問いではなく、内容に即した考えが述べられるかという会話力が観点です。
手を動かしながら先生とやりとりをする課題が出されることもあります。一つの正解を求めるものではなく、なぜそうしたのかを尋ねられる形が多いようです。
理由まで自分のことばで言えるかどうかが、共通して見られているポイントです。
【大阪教育大学附属平野小学校】学校が育てたい力から出題の意図を考える
出題の形を追いかけるだけでは、準備は空回りします。学校がどんな子どもを育てたいと言っているかを知ると、練習の意味が見えてきます。
公式サイトの教育目標は「ひとりで考え ひとと考え 最後までやりぬく子」です。「ひとりで考え」は、進んで問題を発見し、その解決に向かって深く考えていこうとする自発的な構えのことだと説明されています。「ひとと考え」は、矛盾したり対立したりする考えを出し合い、みんなで練り上げることからより高い知識を創造することです。「最後までやりぬく」は、さまざまな工夫を加えながら創造的にねばり強く追究していくことだとされています。
この三つは、そのまま検査の各領域と重なって見えてきます。ひとりで問題に向かう姿は筆記に、考えを出し合う姿は行動観察に、工夫しながらやりぬく姿は実技や巧緻性の課題に表れます。
さらに、本校の研究のページでは、2024年度から始まった新しい教科「未来探究科」が紹介されています。育てたい力として、実生活や実社会の課題を見いだし多様な他者と協働しながら積極的に働きかける「探究に向かう力」と、知識やスキルを統合・横断させて事象を本質的に考える「創造する力」が挙げられています。
正解を早く出す訓練よりも、うまくいかないときに自分で工夫し、友だちの考えを聞いて取り入れられるかどうか。ご家庭での関わり方も、そこに焦点を合わせてみてください。
【大阪教育大学附属平野小学校】出題の傾向についてよくある質問
学校は過去の問題を公開していますか
過去の問題の公開や配布について、公式サイトに記載が見当たりません。確かなことを知りたい場合は学校にご確認ください。連絡先は電話06-6709-1230です。
公式サイトで選考について書かれているのはどこですか
2027年(令和9年)度入学者選考出願要項に、選考は筆記、行動観察、実技、面接型の試問で行い、総合的に評価すると示されています。なお、このページはアドレスに2026という文字が入っていても中身が2027年度のものになっていますので、開いたときは表題の年度を必ず確かめてください。
検査はいつ行われますか
検査は令和9年1月20日(水)と21日(木)の二日間、合格発表は1月22日(金)午前9時と示されています。願書配布は令和8年11月12日(木)から12月4日(金)、出願は12月22日(火)と23日(水)です。冬の二日間にわたる検査ですので、体調を整えることも準備のうちです。
準備を始める前に確かめることはありますか
出願資格をご確認ください。出願時に大阪府内で保護者とともに居住していること、通学に要する時間が徒歩または公共交通機関により50分以内であること、そのうち交通機関の利用時間が乗り換えを含めて40分以内であることが条件として示されています。附属天王寺小学校および附属池田小学校との併願もできません。
ふだんの学校の様子を知る方法はありますか
公式サイトの学校生活のページには、探究カフェや学年ごとの活動、他校の6年生と対話する授業など、日々の記事が掲載されています。入学案内のページには過去のオープンキャンパスの様子も紹介されており、定員を超えた場合は抽選が行われる旨が案内されています。加えて「令和7年度 学校評価報告書」も公開されています。問題の形式に詳しくなるよりも、この学校の日常に触れておくほうが、お子さまにとっては近道になることがあります。
手を動かす経験はどのように積めばよいですか
特別な教材を買いそろえる必要はありません。折る、切る、結ぶ、包む、片づけるといった動きは、毎日の暮らしのなかにいくらでもあります。洗濯物をたたむ、おやつの袋を開けて閉じる、靴のひもを結ぶ、といった場面を、大人が先回りせずにお子さま自身にまかせてみてください。うまくいかないときにどう工夫するかを見守ることが、教育目標にある「最後までやりぬく」姿勢を育てることにつながります。
家庭での取り組み方
問われたことにきちんと答えられるコミュニケーション力を身につけることを、対策の主眼に置きましょう。答えの正しさよりも、相手のことばを受け止めて返す姿勢が見られています。
交通ルールやマナーは、口頭試問でも保護者面接でも取り上げられます。日々の登下校や外出の場面で、なぜそうするのかを子どもと話しながら歩いてみてください。
制度や出題、選考の方法や抽選の有無は年度によって変わることがあります。最新の内容は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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