帝塚山学院小学校の合格に向けて、家庭では何をすればよいでしょうか。
食事の習慣を整える
同校の考査には、実際に給食を食べる給食テストがあります。まずは、食事のマナーや、時間内に食べる習慣を、家庭で整えておきましょう。
好き嫌いなく食べられること、正しい姿勢で食べられること、片付けまで自分でできることなど、日常の積み重ねが表れます。
家庭での食事の時間を大切にすることが、そのまま給食テストへの準備になります。焦らず、日々の積み重ねを心がけましょう。
幅広い分野の基礎を固める
ペーパーは、話の理解や、数、図形、常識など、幅広い分野から出されます。まずは、これらの基礎をバランスよく固めることが大切です。
話をよく聞いて理解する力は、多くの分野の土台になります。絵本の読み聞かせや、日々の会話を通じて育てていきましょう。
特定の難問に偏るより、幅広い経験を積むことが近道です。日常のなかで、数や形、季節などに触れる機会を大切にしましょう。
集団で関わる力と話す力を育てる
行動観察では、集団のなかで友だちと協力できるかが見られます。公園や園で、友だちと関わる機会を大切にしましょう。
個別(口頭試問)では、質問に自分の言葉で答えられるかが見られます。日ごろの会話のなかで、自分の思いを言葉にする習慣を育てておきましょう。
初めての場でも落ち着いて取り組めるよう、いろいろな集団に触れる経験を積んでおくと安心です。
保護者面接への準備
面接は保護者を対象に行われます。志望理由や、家庭の教育方針、学校への理解が問われます。両親で方針を共有しておくことが大切です。
同校の「力の教育」や「自学主義」といった建学の精神への理解を深め、家庭の言葉で語れるようにしておきましょう。
学校説明会や入試イベントに参加し、学校の雰囲気を実際に感じておくことが、面接での言葉にも説得力を与えます。
家庭で無理なく続けるために
まずは、食事の習慣・幅広い基礎・集団で関わる力・話す力という柱を、日々の暮らしのなかに少しずつ取り入れていきましょう。
詰め込みではなく、子どもが楽しみながら続けられることが何より大切です。保護者が焦らず見守る姿勢が、子どもの力を伸ばします。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
公式サイトが示す4つの試験項目から逆算して準備する
対策を組み立てるときは、学校が公表している内容から逆算するのがいちばん確かです。帝塚山学院小学校の公式サイトの募集要項には、「2024年4月25日現在」として、入学試験の内容が「ペーパーテスト・口頭試問・給食・行動観察」と示されています。この4つを軸に考えていきましょう。
ペーパーテストについては、学校自身は出題分野も問題数も公表していません。ただ、受験されたご家庭の話から、お話の記憶・言語・数量・図形・常識といった幅広い分野の基礎問題が出ていることは見えています。学校が分野を予告しているわけではありませんので、これらの領域の基礎を偏りなく固めるのが現実的です。公式サイトの「学力保証」のページを見ると、朝の基礎学習として月曜は読書、火曜は国語、水曜は計算、金曜は漢字と決められ、漢字検定と計算検定を年2回ずつ行っていることが分かります。読み書きと数を、毎日少しずつ積み上げる学校です。入学前の準備も、短時間でも毎日続ける形が学校の姿勢と合っています。
口頭試問については、よくあるご質問に見ているポイントが書かれています。学校は「言語能力・身体能力・一般常識・家庭での教育力・家族とのふれあい」を挙げたうえで、「聞かれた事がきちんと理解できているか、集中力があるかも、重要です」と説明しています。正解を早く言うことよりも、質問を最後まで聞き、意味をつかんで答える練習が効きます。ふだんの会話でも、「どうしてそう思ったの」と理由をたずねる習慣をつけておきましょう。公式サイトには、授業でも「答えを述べるだけではなく、どのように導きだしたのかを説明する」学び合いを大切にしていると書かれています。
給食が試験項目に入っているのは、同校ならではの特徴です。よくあるご質問では、箸の使い方について「園児レベルでのお箸の使い方で判断していますので、にぎり箸などになっていなければ心配ありません」と説明されています。完璧さを求められているわけではありませんが、年齢相応に自分で食べられることは必要です。時間内に食べ終える、姿勢を保つ、片付けまで自分でする。この三つを日々の食事で整えておきましょう。
行動観察については、学校自身は具体的な課題内容を公表していませんが、例年、集団遊びやゲームの形で行われ、グループで空き缶を高く積み上げる課題や、布の上にボールを載せて指定の場所まで運ぶ課題が出ていることが、受験されたご家庭の話から見えています。初めての場所で指示を聞き、周りの子と関わりながら落ち着いて取り組めるかが土台になります。
学校が用意している場をどう使うか
対策の一部として、学校が用意している場に足を運ぶことも大切です。公式サイトの入試イベントのページには、2026年の予定として次の3つが掲載されていました。
- 2026年5月28日(木)第2回学校見学会
- 2026年6月7日(日)第3回学校説明会・体験授業
- 2026年6月14日(日)エコチャームづくり&ミニ説明会
回数の表記から分かるとおり、学校見学会も説明会も年に複数回行われています。時間や対象、定員は各イベントの案内ページに掲載されますので、公式サイトで最新の情報をご確認ください。
このほか、個別教育相談「サロンde帝塚山学院」が用意されています。全体向けの説明会では聞きにくいことを、直接たずねられる場です。公式サイトにはLINE公式アカウントもあり、デジタルパンフレットと「まなぶっく」デジタルパンフレットも公開されています。遠方にお住まいで何度も足を運べないご家庭は、まず資料で学校の考え方をつかんでおくとよいでしょう。
体験授業や制作のイベントは、お子さまにとっては「初めての場所で、初めての大人の指示を聞いて取り組む」練習の場にもなります。参加が合否に関わるという記載はありませんが、当日に緊張しすぎないための慣らしとして意味があります。
保護者にとっては、面接に向けた材料集めの場でもあります。同校の面接は保護者を対象に約15分行われ、考査日より前の期間に実施されます。「なぜこの学校なのか」を語るときに、実際に見た校舎や授業の様子を交えられると、言葉に厚みが出ます。公式サイトには、建学の精神「力の教育」と教育理念「自学主義」、そして三つの教育体系(伝統を基盤とした人間力を育む教育、未来志向型の教科指導、知的好奇心を刺激する教育環境)が示されています。この言葉を借りるだけでなく、ご家庭の考えと結びつけて話せるように整理しておきましょう。
帝塚山学院小学校の対策についてよくある質問
いつから準備を始めればよいですか
公式サイトの日程では、Web出願の受付が春に始まり、出願は8月20日から、面接は8月30日から、考査は9月下旬です。年長の夏には仕上がっている必要があります。給食や行動観察に関わる生活面の力は、短期間では身につきませんので、年中のうちから食事や身支度の習慣を整えておくと余裕が持てます。
月齢が低いのですが不利ですか
公式サイトのよくあるご質問には「考慮していません」と書かれたうえで、「本校の入学試験では、月齢による差はほとんどみられません」と説明されています。生まれ月を理由に準備の方針を変える必要はありません。
英語やプログラミングを先に習わせるべきですか
入学試験の内容として公表されているのは「ペーパーテスト・口頭試問・給食・行動観察」の4つです。英語やプログラミングの課題があるという記載はありません。入学後には、ネイティブ教員と日本人教員による英語の授業や、1人1台のタブレットを使った学びがありますが、入試の準備として先取りする必要はないでしょう。
保護者はどんな準備をすればよいですか
面接は保護者を対象に約15分です。学校は、1名でも2名でも合否判定には関係しないと明言しています。準備としては、建学の精神「力の教育」と教育理念「自学主義」、三つの教育体系を読んだうえで、ご家庭の子育ての考えとどう重なるのかを整理しておくことです。願書作成や面接の組み立てにお悩みのときは、専門家の力を借りるのも一つの方法です。
過去問はどこで手に入りますか
公式サイトには、過去問題集の頒布や入試問題の公開についての記載はありません。市販の問題集や塾の資料は、学校が認めた情報ではありませんので、傾向をつかむ手がかりとして使い、細かな断定は避けましょう。確かなのは、学校が示している4つの試験項目です。そこから逆算した準備を、着実に積み重ねてください。
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