帝塚山学院小学校では、どんな教育が行われているのでしょうか。
「力の教育」と「自学主義」
同校は、大正6年(1917年)に創立された、100年を超える歴史を持つ学校です。初代学院長の庄野貞一が掲げた「力の教育」を建学の精神としています。
「力の教育」とは、意志の力、情の力、知の力、躯幹(からだ)の力を身につけた、力の全人教育のことです。心も体も、バランスよく育てることを大切にしています。
あわせて、自ら探究する心を育む「自学主義」を教育理念に掲げています。これらは創立以来、脈々と受け継がれてきた伝統です。
3つの教育体系
同校は、確かな学力を育てる「学力保証」、「英語教育・国際交流・異文化理解」、そして「ICT教育」という、3つの教育体系を柱にしています。
確かな学力を土台に、これからの時代に必要な国際性や、情報を活用する力を育てることを目指しています。
伝統を大切にしながらも、時代に合わせた学びを取り入れている点が、同校の特徴です。
「I can do it!」を育む英語教育
同校の英語教育は、創設時から続く伝統があります。「I can do it!(できる)」という気持ちを育みながら、楽しく学ぶことをモットーにしています。
ネイティブ教員5名と日本人教員4名の、合わせて9名体制で英語教育が行われています。適性に応じたグループに分かれる少人数制で、一人ひとりの力を育てます。
会話の授業では、友だち同士でインタビューをし合うなど、自分の思いを伝える活動が多く取り入れられています。失敗を恐れず挑戦する気持ちを育てています。
国際交流と異文化理解
同校では、オーストラリアでの国際交流など、実際に海外に触れる機会も用意されています。学んだ英語を、実際に使う経験ができます。
異文化理解の学びを通じて、世界に目を向ける視野を育てています。英語を学ぶだけでなく、英語で世界とつながる力を育てる姿勢が特徴です。
早い段階から国際的な経験に触れられることは、これからの時代に必要な力を育てるうえで大きな特色といえます。
家庭で意識しておきたいこと
まずは、「自ら学ぶ」姿勢を、家庭でも育てていきましょう。子どもが興味を持ったことを、自分で調べたり考えたりする経験を大切にします。
あわせて、英語や国際的なことに前向きに触れられるよう、家庭でもいろいろな経験の機会を用意しておくとよいでしょう。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
公式サイトが説明している英語教育の体制
公式サイトの「英語教育・国際交流・異文化理解」のページには、体制が具体的に書かれています。
まず教員です。ネイティブ教員5名と日本人教員4名の、あわせて9名体制で英語教育を行っていると示されています。小学校の英語としては手厚い人数です。
授業は、目的ごとにクラスが分けられています。会話を扱うConversation Class、文字と音を扱うAlphabet & Phonics Class、読み書きのReading & Writing Class、文法のGrammar Class、そして月曜から木曜までの週4日行われるModule Classです。「英語の時間」とひとまとめにするのではなく、身につけたい力ごとに時間を分けている点が特徴です。
学年ごとの取り組みも紹介されています。1年生は「正しい音、形を認識し、丁寧に書くことができるよう一文字ずつ細かく指導」すると書かれています。2年生はインタビュー活動を通して自分の思いや考えを発表します。4年生はデジタル図書を使って読む力を育てます。5年生は関西国際空港でのインタビュー学習に取り組みます。6年生になると、一人ひとりのリスニングとリーディングの力に応じてクラスが分けられます。
力の確かめ方としては、TOEFL Primaryテストが用いられています。英語力を目に見える形にして、学習の意欲につなげるという説明です。このほか、レシテーションコンテストという英語の暗唱大会が9月に行われ、英語校外学習も実施されています。
国際交流については、1996年から海外の学校との交流を続けていると書かれています。年間スケジュールには、8月の国際交流(海外学校訪問)と、3月の希望者を対象とした英語語学研修が掲載されています。長く続けてきた学校だということが分かります。
ICT教育と、毎日の学力づくり
公式サイトのICT教育のページによると、タブレットは1人1台の環境が整えられています。1年生から6年生までが個人で使うため、機器に親しむ機会が増え、自然と使いこなす力が身につくと説明されています。
同校では、2018年度からカリキュラムを変更し、教科名を「innovation studies」としています。内容は三つの段階で構成されています。1年生から情報機器に触れ、卒業時にはプレゼンテーションを作成して発表できるようにすること。検索や調査、資料作成を自分から進められるようにすること。そして、プログラミングを通して論理的な思考力と問題解決力を育てることです。算数・理科・図画工作での活用も紹介されています。
学びを支える施設も整えられています。公式サイトの施設紹介のページには「C4スクエア」という学習専用の空間があり、Collaboration(協働)、Communication(意思疎通)、Consideration(考慮)、Cuddle(寄り添う)の四つの言葉から名づけられたと書かれています。Innovation RoomとC-Roomで構成され、協働学習や少人数での学習に対応します。英語の少人数授業用には「Buddy・Eルーム」があり、短焦点プロジェクターが備えられています。普通教室も南向きで、短焦点プロジェクターとスマートボードが完備されていると説明されています。
一方で、日々の学力づくりは地道です。公式サイトの「学力保証」のページによると、月曜・火曜・水曜・金曜の朝10分間、既習単元の復習の時間があります。月曜は読書、火曜は国語、水曜は計算、金曜は漢字です。漢字検定は1年生と2年生が学校独自の検定、3年生から6年生は日本漢字能力検定協会主催の検定を年2回受検します。計算検定も年2回、独自問題で行われ、合格すると級ごとの合格証が渡されます。放課後には希望制のフォローアップ補習もあり、公式サイトの「小学校の1日」では5・6年生を対象に15時から行われると示されています。
帝塚山学院小学校の教育についてよくある質問
英語は何年生から始まりますか
公式サイトには、1年生の指導内容として「正しい音、形を認識し、丁寧に書くことができるよう一文字ずつ細かく指導」すると書かれています。1年生から英語の学習が始まっていることが分かります。ただし、学年ごとの授業時数は公式サイトに掲載されていません。
入試に英語の課題はありますか
公式サイトの募集要項に示されている入学試験の内容は「ペーパーテスト・口頭試問・給食・行動観察」です。英語の課題があるという記載はありません。入学前に英語を先取りしておく必要はないと考えてよいでしょう。
タブレットの費用は家庭の負担ですか
公式サイトのICT教育のページには、1人1台の環境が整えられていることは書かれていますが、費用の負担については記載がありません。募集要項に掲載されている費用の項目にも、端末の費用は含まれていません。気になる場合は、学校説明会や個別教育相談「サロンde帝塚山学院」で確認しておきましょう。
英語の力が伸びているかは分かりますか
公式サイトには、TOEFL Primaryテストによって英語力を目に見える形にし、学習の意欲につなげていると書かれています。6年生ではリスニングとリーディングの力に応じてクラスが分けられますので、一人ひとりの状況に合わせた指導が行われていることが分かります。
海外に行く機会はありますか
公式サイトの年間スケジュールには、8月の国際交流(海外学校訪問)と、3月の英語語学研修が掲載されています。語学研修は希望者を対象としたものです。行き先や日数、費用については公式サイトに記載がありませんので、参加を考える場合は学校に直接おたずねください。1996年から海外の学校との交流が続いていることは、公式サイトに明記されています。
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