愛徳学園小学校の過去問は、どう対策すればよいでしょうか。
出題分野は公表されていない
関連動画:小学校受験の試験内容と家庭学習について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
募集要項に記されているのは、試験内容がペーパーテスト、行動観察、親子面接であるということだけです。どの分野から何問出るかといった情報は示されていません。
出所の確かでない情報を鵜呑みにせず、公表されている範囲を正しく踏まえて準備を組み立ててください。分野を絞った対策よりも、幅広く土台を整えるほうが確実です。
学校説明会は2026年4月25日、6月27日、11月7日に予定されています。学校見学会やナイト学校見学会もあり、入試相談会も随時受け付けています。学校自身の言葉を聞ける機会を活用しましょう。
話を聞く力がすべての土台になる
ペーパーテストは、口頭での出題を聞き取り、指示どおりに答える形式が基本になります。したがって、問題文を目で読む練習よりも、耳で聞いて理解する練習のほうが重要です。
読み聞かせを毎日続けてください。読み終えたあとに、誰が出てきたか、何をしたかを子どもの言葉で言わせてみると、聞き取れているかどうかが確かめられます。
大人の指示を最後まで聞いてから動く習慣は、行動観察の場面にもそのまま生きてきます。ペーパーだけを切り離して練習しないことが大切です。
問題集の使い方
問題を解いたあと、丸をつけて終わりにしないことが大切です。なぜその答えになったのかを子どもの言葉で説明させると、理解しているのか、たまたま当たったのかが見えてきます。
間違えた問題は、その場で正解を教えるのではなく、翌日にもう一度同じ問題に向き合わせてみてください。時間を置いて解き直すことで、記憶ではなく理解として定着していきます。
枚数をこなすことが目的になると、子どもは作業として処理するようになります。1日に取り組む量を決め、集中が切れる前に終える運用のほうが、結果として力になります。
行動観察は生活の中で育てる
行動観察は、問題集の形にはなりにくい領域です。同年代の子どもと過ごす時間を確保し、順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を経験させましょう。
この学校は、あいさつや言葉づかい、身だしなみなど、日々の生活の中で人として大切なことを自然と身につけることを特色に挙げています。当日だけ取りつくろっても伝わりません。
校訓には、思いやりのある子ども、明るく素直な子ども、お互いを受けとめられる子ども、礼儀をわきまえる子どもが挙げられています。家庭で目指す姿と重なるかを確かめてください。
四つの日程をどう使うか
試験はA日程からD日程まで四回あります。A日程が2026年9月5日、B日程が9月9日、C日程が12月12日、D日程が2027年1月16日です。一度の結果ですべてが決まるわけではありません。
ただし、入学試験料は各日程20,000円で、納入されたものは返還されません。どこまで受けるかを家族で決めてから出願すると、判断に迷わずに済みます。
日程や試験内容は年度によって変わります。最新の内容は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【愛徳学園小学校】年間行事から学校が大切にしている時間を読む
出題の傾向をつかむ手がかりのひとつが、その学校の一年です。愛徳学園小学校が公式サイトで公開している年間行事を並べると、次のようになります。
- 4月 入学式、春の遠足、授業参観・学級懇談
- 5月 聖母の集い
- 6月 水泳教室、兵庫県私立小学校陸上記録会、幼稚園児お招き会(年長)
- 7月 イングリッシュキャンプ、個人懇談
- 9月 小中高合同体育大会、授業参観・講演会・作品展
- 10月 イングリッシュデー、レシテーションコンテスト、秋の遠足(1〜5年生)、修学旅行(6年生)
- 11月 学習発表会、勤労感謝の日によせて、幼稚園児お招き会(年中)
- 12月 クリスマス会、個人懇談
- 1月 書き初め大会、震災セレモニー
- 2月 授業参観・学級懇談、一日入学、創立記念日
- 3月 感謝ミサ、オーストラリア研修、一日静修(6年生)、卒業式
季節の行事、祈りの行事、体を動かす行事、言葉を使って発表する行事が、一年を通してバランスよく置かれています。小学校受験では季節や行事に関する常識が問われることが多く、ご家庭でも七夕やお正月、節分といった行事を実際に体験しておくことが土台になります。学校の一年を眺めながら、お子さまと「次はどの季節かな」と話す時間を持ってみてください。
【愛徳学園小学校】入学後の学び方から、いま伸ばしておきたい力を考える
過去問に取り組むときは、正解の数だけでなく「この学校はどんな学び方をしているのか」を意識しておくと、家庭学習の方向がぶれません。愛徳学園小学校が公式サイトで示している学びの環境には、次のような特徴があります。
まず、児童一人ひとりにタブレット端末が1台ずつ用意され、すべての教室に電子黒板の機能がついたプロジェクターが設置されています。調べ学習や資料づくり、意見の共有に使われており、自分の考えを人に見せて伝える場面が日常的にあることが分かります。
次に、4年生以上を対象とした「iタイム」という時間があります。放課後に週2時間、複数の教員によるティームティーチングで、一人ひとりの力に応じた問題に取り組む仕組みです。得意な子はより深く、つまずいている子は戻って確かめるという形で、同じ教室の中で歩幅を変えられるようになっています。
さらに、同校は日記の指導を伝統として続けています。書くことで表現力を磨き、自分の考えを整理していくねらいです。加えて、レゴ・エデュケーションのスパイクシリーズを使い、英語でプログラミングに取り組む授業も行われています。
これらに共通しているのは、「自分で考えて、人に伝えるところまでやりきる」という流れです。ペーパーの練習をするときも、答え合わせで終わらせず、「どうしてそう思ったの」と一言たずねてみてください。その積み重ねが、行動観察や面接の受け答えにもつながっていきます。
【愛徳学園小学校】過去問と傾向についてよくある質問
過去問題は配布や公開がされていますか
公式サイトでは、過去問題の配布や公開についての案内は見当たりません。市販の問題集や模擬テストで力をつけながら、学校説明会や見学会で先生方のお話をうかがい、学校が何を大切にしているかをつかんでいくのが現実的な進め方になります。
日程によって出題の傾向は変わりますか
2027年度の募集要項では、A日程からD日程まで四つの機会が用意されていますが、日程ごとの出題内容の違いについては公表されていません。試験の開始時刻はA・C・D日程が9時、B日程が14時と示されていますので、お子さまの生活リズムに合う時間帯かどうかも見ておかれるとよいでしょう。
準備はいつごろから始めればよいですか
学校が推奨する時期は公表されていません。ただ、同校の考査はペーパーテスト・行動観察・親子面接の三つで構成されると公表されており、行動観察や面接は短期間で仕上がるものではありません。生活の中で育つ力が問われる部分が大きいため、早い時期から日々の習慣として積み重ねていかれることをおすすめします。進め方に迷われたときは、個別相談でご家庭の状況に合わせて整理していきましょう。
学校の様子を見られる機会はありますか
公式サイトでは、学校説明会のほかに学校見学会が複数回設けられており、ハロウィンパーティーや学習発表会、クリスマス会といった行事も園児と保護者を対象に公開されています。いずれも予約が必要です。問題集だけでは分からない教室の雰囲気や在校生の様子は、こうした機会に足を運んで確かめるのがいちばんです。開催日は年度によって変わりますので、公式サイトの最新の案内をご確認ください。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























