仁川学院小学校の面接では、どんなことが見られるのでしょうか。
保護者面接のほかに作文もあると聞いて、心配になりました。
この学校では、全保護者との個別面接が試験日とは別に行われます。志願者には口頭試問と集団面接があり、考査中には保護者の作文もあります。ここでは、どんなテーマが問われるのかという枠組みと、答えの組み立て方、そして家庭でできる準備を整理します。
【仁川学院小学校】保護者面接は試験日と別に行われる
関連動画:小学校受験の面接対策について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
保護者との個別面接は、1次が令和8年8月22日から8月29日、2次が10月4日、3次が令和9年1月30日で、各日9時から15時のあいだに行われます。日曜と8月28日は除かれます。
試験日とは別の日に設定されている回では、面接と考査のそれぞれに気持ちを整える時間が取れます。保護者だけで臨む場になりますので、ご夫婦で答えをそろえておきましょう。
面接に加えて、考査中には保護者の作文もあります。その場で書くことになりますので、家庭の考えを短い言葉でまとめておく準備が必要です。日程は年度によって変わりますので、最新はその年度の入試要項でご確認ください。
【仁川学院小学校】保護者に問われるテーマ
学校が公表しているのは面接の枠組みまでで、実際に何を問われたのかは公表されていません。ですから、言い回しを追いかけるのではなく、どの分野が取り上げられるのかという地図を持っておくことをおすすめします。
保護者に向けられるテーマは、次のような範囲に収まります。
- 家庭の教育方針と、ご夫婦で共有していること
- お子さまのよいところと、いま伸ばそうとしていること
- お子さまの成長を感じた場面
- 学校に期待していること
- 建学の精神である「和と善」の受け止め
どのテーマも、抽象的な教育論を述べる場ではありません。実際にあった出来事を思い出しながら語れるかどうかが分かれ目になります。成長を感じた場面のように、家庭の記憶がそのまま材料になるテーマは、あらかじめ二つか三つ思い出しておくと安心です。
お子さまの性格については、よいところと課題の両方が話題になる形が定番です。課題に触れるときは、直そうとして家庭で取り組んでいることとセットで話せると、印象がまったく変わります。
【仁川学院小学校】志願者に問われるテーマ
お子さまへの口頭試問と集団面接は、身近なことがらから始まります。聞かれてすぐに答えられる範囲が中心です。
お子さまに向けられるテーマは、次のような範囲です。
- 自分自身のこと(名前、通っている園)
- 仲のよいお友だちとの関わり
- 園での生活と、好きな遊び
- 家族との過ごし方
- 大きくなったらやってみたいこと
将来やってみたいことのように、正解のないテーマも含まれます。立派な答えを用意する必要はありません。思いついたことを自分のことばで言い切れるように育てておきましょう。
【仁川学院小学校】実際にどんなことが聞かれてきたか
テーマの地図を持ったら、次はもう一段だけ具体的に見ておきましょう。学校が問いの中身を公表しているわけではありませんが、これまでに面接を受けたご家庭から伝わっている範囲では、次のような聞かれ方をしています。
保護者への面接では、まずご家庭の教育方針を説明するよう求められます。続いて、お子さまの長所と短所を両方挙げるよう促されます。片方だけを用意していると後半で言葉に詰まりますので、必ず対で考えておいてください。
さらに、どのようなときにお子さまの成長を感じたかを尋ねられます。これは考え方を述べる問いではなく、実際にあった場面を思い出して語る問いです。抽象的な教育論に逃げると、答えが薄くなります。
学校に対してどのようなことを期待しているかを問われる場面もあります。仁川学院小学校が建学の精神に掲げる和と善を、ご家庭としてどう受け止めているかが自然に表れるところですので、学校案内の言葉をなぞるのではなく、ご家庭の暮らしと重なる部分を一つ用意しておきましょう。
志願者への面接は口頭試問と集団面接の形で行われ、身近なことがらからたずねられます。
- 自分の名前を答える問い
- 通っている幼稚園や保育園の名前を答える問い
- 仲のよいお友だちの名前を挙げる問い
- 大きくなったらどんな仕事をしてみたいかを話す問い
前の三つは、その場で思い出して答えれば足ります。少し性質が違うのが、大きくなったらどんな仕事をしてみたいかを話す問いです。正解のない問いですので、立派な答えを覚えさせる必要はありません。むしろ、覚えた答えを言っているお子さまは、続けて理由をたずねられたときに止まってしまいます。ふだんの会話の中で、やってみたいことと、その理由を自分のことばで言う経験を重ねておくほうが、当日は落ち着いて話せます。
【仁川学院小学校】答えに詰まる問いはない
口頭試問である志願者面接と、保護者面接には、答えに詰まるような問いはありません。素直に答えていけば問題はないでしょう。
何を答えるのかではなく、当たり前のコミュニケーションがとれるのかを観ているということなのかもしれません。特別な受け答えを練習する必要はありません。
むしろ、想定した問答を暗記させると、答えが不自然になり、続く会話が止まってしまいます。日々の会話の中で言葉を育てるほうが確かです。
【仁川学院小学校】答えの組み立て方
答え方には、そのまま使える型があります。次の順に並べるだけで、話は驚くほど伝わりやすくなります。
- 結論を先に、ひと言で言い切る
- そう考える理由を、家庭で実際にあった出来事で示す
- その経験を、入学後どう続けたいかで結ぶ
長さの目安は、ひとつのテーマにつき三十秒から一分ほどです。長く話すほど、次のやりとりにつながる余地がなくなります。短く答えて、聞かれたら足す。この姿勢のほうが、会話として自然に運びます。
考査中の作文も、同じ型で書けます。結論をひと言、理由を出来事で、最後に入学後の願いで結ぶ。この形を家庭で一度書いておけば、当日に手が止まりません。
よくある失敗の型も知っておきましょう。用意した文章の棒読み、他校と比べる言い方、そしてお父様とお母様で教育方針の中心がずれていることです。中心となる考えだけは、事前にひとつにそろえておいてください。
【仁川学院小学校】家庭でできる準備
ご家族で食卓を囲み、その日にあったことを話す時間を持ちましょう。自分の経験を言葉にする積み重ねが、初対面の大人の前でも落ち着いて話せる土台になります。
お子さまの話を最後まで聞く姿勢がご家庭にあるかどうかは、面接の場面で自然に表れます。先回りして答えを与えないよう気をつけてください。
問われるテーマは年度によって変わります。ここに挙げたのは分野の地図ですので、言い回しを覚えさせるのではなく、日々の暮らしを整えることに時間を使ってください。最新の情報は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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回ごとに違う、面接の日取り
保護者面接がいつ行われるかは、入試要項に回ごとに示されています。ここは1次と、2次・3次とで扱いが変わりますので、正確に押さえておきましょう。
1次の保護者面接は、令和8年8月22日から8月29日までの期間で行われます。日曜日と8月28日は除かれると示されています。試験日は令和8年9月5日ですので、面接のほうが1週間以上先に来る形です。
2次は令和8年10月4日、3次は令和9年1月30日で、いずれも試験日と同じ日です。つまり、2次と3次を受ける場合は、お子さまの検査と保護者の面接が一日のうちに収まります。
学校に足を運ぶ回数が変わるということですので、お仕事の調整や下のお子さまの預け先を考えるうえでも、この違いは早めに確認しておきたいところです。なお、面接の所要時間、担当される先生の人数、出席者の条件については、公式サイトに記載が見当たりません。日程も年度によって変わりますので、受験される年度の入試要項でご確認ください。
話す材料は、学校の言葉の中にあります
面接の準備というと想定される問いを集めたくなりますが、学校が公式サイトで繰り返し使っている言葉を読み込むほうが、ずっと役に立ちます。
仁川学院小学校は、カトリック・フランシスコ会の学校として「真人」を育むことを掲げています。人格の柱は三つで、「力」は心身の能力のことで学力だけでなく生きるためのさまざまな力のすべて、「愛」は利他の愛に目覚め隣人や自然を愛すること、「思慮分別」は自らの力や愛をいかし適切な方法を選ぶ聡明さ、と説明されています。目指す人物像は「和と善」の人格的特性をもつ人です。
教科の言葉にも学校の姿勢が表れています。国語は「いきるコトバ」、理科は「実感する理科」、算数は「生活にいきる算数」、社会は「モノに触れる社会科」です。いずれも、覚えることより、身のまわりの出来事を自分の目で見て考えることを大切にしています。
この言葉に、ご家庭の日常を重ねてみてください。おうちで自然や生きものに触れている時間、きょうだいや近所の方とのやりとり、失敗したあとにどう立て直したか。作り込んだ答えより、実際にあった出来事のほうが、面接の場では伝わります。
転・編入学では児童の面接もあります
新1年生の入試では、検査の区分が「学習適応検査、生活適応検査、運動能力検査、保護者面接」と示されています。面接は保護者が対象です。
一方、転・編入学の場合は組み立てが異なります。公式サイトには、国語と算数の教科テストによる学力検査、児童面接(個別検査)、そして保護者面接を行うと示されています。お子さま自身が個別に面接を受ける形になるということです。
転・編入学の対象は2年生から4年生までの男女各若干名で、各学年32名学級に欠員がある場合に限られます。1年生・5年生・6年生の転編入学はないと明記されています。日程は年3回で、第1回が令和8年7月31日、第2回が令和8年12月5日、第3回が令和9年3月6日、検定料は20,000円です。
入り口によって面接の相手が変わりますので、情報を集めるときは、どちらの話なのかを区別してご覧ください。
面接についてよくある質問
面接は何分くらいですか
所要時間についての記載は公式サイトに見当たりません。
両親そろって出席する必要がありますか
出席者の条件についての明記もありません。ご事情がある場合は、学校に直接ご確認ください。
面接の日は選べますか
1次は令和8年8月22日から8月29日までの期間で行われますが、日程の指定方法については記載がありません。2次と3次は試験日と同日です。
服装の指定はありますか
服装についての指定は公式サイトに示されていません。
準備しておくとよいことは何ですか
学校の言葉とご家庭の日常を結びつけて、実際にあった出来事を短く話せるようにしておくことです。面接対策では、ご家庭ごとの回答づくりとレッスンを行っています。願書作成と合わせて整えると、話の軸がぶれません。
学校の様子を知らないまま面接に臨むのは不安です
公式サイトには、参加できる機会が一覧で示されています。令和8年度は、4月19日の入試説明会、5月29日のオープンスクール、6月27日のトライアル入試体験会、10月24日の「学校へ行こう!」、12月20日の学校説明会・授業体験会、令和9年2月27日の探究学習代表者発表会が案内され、10月10日の運動会と12月11日のクリスマス会は申込不要の公開行事です。
一度でも足を運んでおくと、「どこに惹かれたか」を自分の言葉で言えるようになります。廊下との壁を取り払ったオープン教室、ステンドグラスの光が差すグロッタ、25メートル7コースの室内温水プールなど、実際に見て感じたことは、そのまま面接で話せる材料になります。日程は年度で変わりますので、最新の案内は学校の公式サイトでご確認ください。
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