うつほの杜学園小学校の合格に向けて、家庭では何をすればよいですか?
まず説明会に参加する
関連動画:小学校受験の合格のために習慣化させることについて。この学校の個別情報を説明したものではありません。
うつほの杜学園小学校の募集資格には、これまでに開催されたイベントや説明会に、オンラインを含めて一度は参加したことがある者、という条件が含まれています。これは準備の第一歩ではなく、出願の要件です。
オンライン説明会のほか、サタデースクール・学校説明会、出張探究スクール、個別予約制の学校見学が用意されています。説明会では移住相談も同時に受け付けられます。
加えて、学校の理念と教育方針を理解し、入学を希望する者であることも条件です。参加して終わりではなく、そこで何を感じたかが問われることになります。
学校が求める姿から考える
うつほの杜学園小学校は、世界・地域・自然とつながり、自分の力でグローカルに活躍できる人財の育成を掲げています。国際バカロレアのPYP候補校として、子どもが学びの主体であることを大切にしています。
答えが一つではない大きなテーマに取り組む学校ですので、正解を早く出す訓練は的を外れます。むしろ「なぜだろう」と立ち止まり、納得のいくまで考える経験のほうが、この学校の学びに近づきます。
家庭でできるのは、子どもの問いを大人が急いで解決しないことです。一緒に調べる、一緒に考える、答えが出なくても話し続ける。その姿勢が、そのまま準備になります。
集団のなかでの姿を育てる
行動観察は、保護者同伴で行われます。定刻までに受付を済ませ、集合場所へ向かう形です。志願者の服装は動きやすい服装と指定され、名札やネームタグはつけないよう求められています。
順番を待つ、道具を譲る、困っている子に声をかける。こうしたふるまいは、直前に教え込めるものではなく、日々の生活のなかで育つものです。
この学校では、朝の会や給食、掃除を学年の垣根を越えた「ホームクラス」で行います。公園や地域の集まりで、年上や年下の子と遊ぶ機会を意識してつくってみてください。
話し合う力を家庭で育てる
うつほの杜学園小学校には「うつほ会議」があり、週に一度、子どもも教員も一緒に話し合います。学校のルールを問い直したり、プロジェクトを立ち上げたりする場です。
自分の考えを言葉にし、人の意見を最後まで聞く。この二つは、家庭の食卓でも育てられます。子どもの話を途中でさえぎらず、最後まで聞く習慣を重ねてください。
聞いてもらった経験の分だけ、子どもは人の話を聞けるようになります。三者面接の場面にも、行動観察の場面にも、この積み重ねはそのまま表れます。
家庭の姿を言葉にしておく
出願フォームには、志願する理由を記入する欄があります。具体的に記入するよう学校は求めており、書類選考の材料になります。
熊野古道を歩き、田植えをし、バイリンガルで学ぶ。この教育を選ぶ理由を、夫婦のあいだで言葉にしておきましょう。保護者面接でも、同じことが問われます。
準備の期間に育った聞く力や話し合う姿勢は、結果がどうであれ子どもの中に残ります。選考の内容や方法については、うつほの杜学園小学校が公表する最新の案内で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【うつほの杜学園小学校】説明会の日程を1年の計画に落とす
説明会への参加が出願の要件である以上、準備の計画は日程を書き出すところから始まります。
2027年度入学に向けては、サタデースクールをかねた説明会が2026年5月9日、6月6日と13日、7月4日、10月3日と17日、11月7日、そして2027年2月6日に予定されています。サマースクールやスプリングスクールについては、学校の公式の発信で案内されます。
第1回の出願期間が2026年8月21日から始まりますので、5月から7月の回に足を運んでおくのが現実的です。10月以降の回は、第2回の出願を検討されるご家庭向けということになります。
遠方からになるご家庭ほど、早い時期に一度足を運んでおくことをおすすめします。学校のある田辺市中辺路町までの道のりを一度体験しておけば、6年間通えるかどうかの見当がつきます。学校は説明会で移住の相談も受け付けていますので、その場で具体的にたずねてみてください。
日程は変更されることがありますので、参加の前に公式サイト(https://utsuho.ac.jp)でご確認ください。
【うつほの杜学園小学校】入学後の学びを知ると、備え方が決まります
どんな準備をすればよいのかは、入学後にどんな学び方が待っているかを知れば見えてきます。
同校では、毎日1コマから2コマ程度の「探究」の時間が設けられています。理科と社会を横断したプロジェクト型の授業で、1年間に六つ、それぞれ約6週間かけて一つのテーマに取り組みます。英語は1年生から教科として設定され、図工・音楽・体育はバイリンガルで行われます。
週に1回は「食」という科目があり、米作りをはじめとする農業実習や調理実習が行われます。世界遺産の熊野古道でのウォーキングや高野山での体験学習を含む、きのくにフィールドワークも組まれています。年間の行事にも、5月の運動会、6月の田植え、9月の稲刈り、11月のうつほ祭、3月のKUMANO教育会議が並びます。
しくみの面では、子どもも教員も一緒になって週に一度話し合う「うつほ会議」があり、朝の会や給食、掃除は学年の垣根を越えた「ホームクラス」で行われます。
ここから見えてくる準備は、はっきりしています。外へ出て体を使うことをいとわないこと。年齢の違う相手とも関われること。そして、自分の考えを言葉にして人に伝えられること。この三つを、日々の生活のなかで少しずつ育てていってください。
【うつほの杜学園小学校】受験対策についてよくある質問
考査料はいくらですか
20,000円と案内されています。そのほかの費用については、公式サイトや説明会の場でご確認ください。
受験番号は出願の早さで決まりますか
はい、同校の受験番号は願書の受付順につくと案内されています。ただし番号そのものが結果を左右するわけではありません。また月齢の考慮は行われませんので、早生まれのお子さまだから基準が調整されることはありません。
教室に通わせる必要はありますか
一律の答えはありません。ただし同校の選考にペーパーは含まれていませんので、問題を解く量を積み上げる形の準備が、そのまま結果に結びつくとは限りません。集団のなかでの振る舞いや、外で体を使う経験を積める場を選ぶという視点で考えてみてください。
倍率が分からないなかで、どこまで準備すればよいですか
志願者数は公表されておらず、開校して間もない学校ですので過去のデータもありません。数字を基準に準備の量を決めることはできないということです。そのぶん、学校が掲げていることとご家庭の考えが本当に重なっているかを確かめる作業に、時間を使ってください。
学校の規模はどのくらいですか
定員は1学年25名で、教員は非常勤2名を含めて13名と案内されています。少人数ですので、行動観察の場面でも一人ひとりの様子がよく見られると考えておいてください。
開校して間もない学校ですが、準備の情報はどこで得ればよいですか
同校が設立の認可を受けたのは2025年、令和7年の4月です。和歌山県では13年ぶり、県内で唯一の一条校としてスタートしました。2025年6月には国際バカロレアのPYP候補校としての認定を受けています。過去の受験者の体験談はほとんど出回っていませんので、情報源は学校の公式の発信と、説明会で直接うかがう話に限られます。噂に頼らずに済むという意味では、かえって迷いの少ない準備ができるともいえます。
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