智辯学園和歌山小学校の合格に向けて、家庭では何をすればよいですか?
基礎基本を確実に身につける
関連動画:小学校受験の合格のために習慣化させることについて。この学校の個別情報を説明したものではありません。
智辯学園和歌山小学校のペーパーは、お話の記憶、数量、図形、推理、言語などの幅広い分野から出題されます。図形や数量では、年度ごとに内容が入れ替わって出題されています。
ひとつの分野でも出題形式のバリエーションが多いため、特定のパターンだけを繰り返す準備では対応しきれません。学校自身が、まず基礎基本を確実に身につけるよう心がけてほしいと述べています。
問題に取り組むときは、正答数を追いかけるより、指示を最後まで聞いてから鉛筆を持つ習慣を優先してください。聞く力は、考査のすべての場面に共通する土台になります。
読み聞かせを日課にする
智辯学園和歌山小学校では、お話の記憶が毎年出題されています。読み上げられた話を覚え、問いに答える課題ですので、聞く力と覚える力が直接に問われます。
学校は、本の読み聞かせが記憶力、想像力、思考力などを養い、すべての学習の下地作りになると述べています。教材を買わなくても、今日から始められる準備です。
読んだあとに「どんなお話だった」と尋ねてみてください。順を追って話せるようになると、記憶した内容を整理して取り出す力が育ち、口頭で答える場面にも生きてきます。
手を使う経験を積み重ねる
個別テストは、主に制作の課題です。折り紙、はさみ、のりを使った工作や、立体・平面のパズル、しりとりカードを使った課題が出題されてきました。
ここで見られるのは、指示された内容を理解できるかどうか、そして根気強く丁寧に取り組めるかどうかです。仕上がりの美しさだけを追いかける必要はありません。
家庭の工作遊びでは、説明を聞いてから手を動かす、途中で困っても投げ出さない、最後に片づけるという三つを習慣にしておきましょう。そのまま当日の姿になります。
集団のなかでの姿を育てる
行動観察では、歌や踊り、コップを工夫して高く積み上げるといった課題が実施されてきました。ほかの子どもと協力しながら取り組む場面が想定されています。
順番を待つ、道具を譲る、困っている子に声をかける。こうしたふるまいは、直前に教え込めるものではなく、日々の生活のなかで育つものです。
智辯学園和歌山小学校は、みんなで協力することの大切さ、みんなで達成したときの充実感を育成すると述べています。学校が入学後に大切にすることが、考査の場面にも表れています。
家庭の姿を言葉にしておく
親子面接は考査日より前に実施されます。何を尋ねられるかは公表されていませんので、想定の受け答えを暗記するのではなく、家庭で大切にしてきたことを自分の言葉で話せる状態を目指しましょう。
智辯学園和歌山小学校は、お子さま・ご家庭・学校が一つになる三位一体の教育をともにつくり上げてくれる家庭との出会いを願っていると述べています。学校の考え方をどう受け止めているかが問われます。
準備の期間に育った聞く力や生活の習慣は、結果がどうであれ子どもの中に残ります。考査の内容や選考の方法については、智辯学園和歌山小学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
公表されている考査の枠組みから準備を組み立てる
対策の方向は、学校が公表している枠組みに沿って決めるのがいちばん確実です。2027年度入試の学校資料で示されている考査の区分は、ペーパー、個別テスト(制作、図形)、集団行動、そして親子面接です。過去に実施された内容としては、行動観察も挙げられています。
ここから読み取れるのは、机に向かう力だけでは足りないということです。手を動かす制作、集団の中でのふるまい、そして言葉でのやりとり。どれか一つに偏った準備では、当日どこかで手が止まります。
親子面接は考査日の前に実施されると示されています。面接を終えてから考査に臨む流れになりますので、準備の順番も、そこに合わせて組み立てておくとよいでしょう。
受験番号は願書の受付順で、月齢の考慮は「なし」と示されています。生まれ月による調整は行われない前提ですので、その差は日々の積み重ねで埋めていくことになります。ここに挙げた内容は2027年度入試の資料に基づくもので、最新の内容は学校の募集要項でご確認ください。
学校が大切にしている力を家庭でも育てる
準備の中身を決めるときは、学校が何を大切にしているのかを知っておくと迷いません。
智辯学園和歌山小学校は、「能力の最大伸長」と「人間性の陶冶」を教育理念に掲げています。何事にも意欲的に取り組める人間性を育むために「こころ」の教育を推進し、子どもたちの夢を育てる教育を目指すとされています。
特色としては、仏教の教えに基づいた宗教的情操による情感をはぐくむ教育のほか、「からだ」と「こころ」をきたえる学校行事や課外活動を通して、個人の責任感、協力の大切さ、みんなで達成したときの充実感を育てることが挙げられています。
つまり、一人で正解にたどりつく力だけでなく、仲間と一緒に何かをやり遂げる経験が重んじられているということです。集団行動や行動観察が考査に含まれているのも、この考え方とつながっています。
家庭でも、家族の一員として役割を持ち、最後までやり切る経験を積んでおきたいところです。
合格対策についてよくある質問
いつまでに準備を始めればよいですか
2027年度入試では、A日程の選考が2026年9月20日に予定されています。秋の早い時期に考査がありますので、夏を過ぎてから慌てて始めるのでは間に合いません。年中のうちから生活の中で少しずつ積み上げていく形が向いています。
学校を見る機会はありますか
2027年度に向けては、親子学校体験会が2026年5月16日、入試説明会が2026年6月20日、オープンスクールが2026年12月5日、学校説明会が2027年3月6日に予定されています。親子で参加できる体験の機会が早い時期に用意されています。
英語の準備は必要ですか
考査の区分に英語は含まれていません。入学後は1年生から6年生まで週2時間の英語があり、外国語の常勤講師2名と日本人の英語教師1名が指導にあたります。入試のために先取りするというより、入学後に楽しめる土台を作っておくとよいでしょう。
三つの日程はどう選べばよいですか
募集人数はA日程が男女約55名、B日程が男女5名、C日程が若干名と示されています。枠の大きさから見ると、第一志望であればA日程で臨むのが基本になります。
入学後の12年間を見すえて準備する
対策を短期の勝負と考えると、家庭の空気が張り詰めてしまいます。この学校が掲げている時間の長さを知っておくと、力の入れどころが変わってきます。
智辯学園和歌山小学校は、小学校から高等学校までを見通した十二年一貫教育を掲げ、その12年を三つの時期に分けています。小学1年から4年までが基礎・基本期で、知る、わかる、できるという喜びを知り、探求心を育てる時期です。小学5年から中学2年までが発展・向上期、中学3年から高校3年までが習熟・充実期とされています。
入試で見られているのは、この長い道のりを歩き出す土台があるかどうかです。5・6年生では2学年合同のゼミで専属の教員と探求活動を行う探求クロスカリキュラムも導入されており、自分で問いを立てて調べる力が求められていきます。
目先の点数を追いかけるより、知りたいと思う気持ちを大切に育てておくこと。それが、この学校の12年間にいちばんよく合った準備になります。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























