親子面接は、考査日の前に実施されます。子どもの考査とは別の日になりますので、家庭としてはそれぞれに気持ちを整える時間が取れます。ここでは過去の質問例と、家庭でできる準備を整理します。
保護者への質問例
過去には、ご家庭の教育方針をお聞かせくださいという質問がありました。志望理由をたずねられることもあります。いずれも、家庭の芯を確かめるための問いです。
どんな時に褒め、どんな時に叱りますかという質問も出されています。抽象的な教育論ではなく、日々の子育ての具体を問うものです。
お子さまの自慢できるところはどこですかという問いもありました。短所ではなく良いところを語らせるという形に、学校の姿勢が表れています。ふだんから子どもの良さに目を向けている家庭であれば、迷わず答えられる問いです。
子育ての具体を語れるか
褒める場面と叱る場面を問われたとき、その場で作った答えはすぐに見抜かれます。実際にあった出来事を思い出しながら語れるかどうかが分かれ目です。
夫婦で答えが食い違うことを恐れる必要はありません。むしろ、日ごろから子育てについて話し合ってきた家庭ほど、自然な言葉で語れるものです。
教育方針は、立派なことばで飾る必要はありません。この学校の教育に何を期待しているのかを、家族の言葉で説明できる状態にしておきましょう。仏教の精神を基にした教育を行う学校ですから、その点をどう受け止めているかも整理しておくと安心です。
志願者への質問例
子どもには、お名前を教えてください、お誕生日はいつですかといった、身近な質問から始まります。聞かれてすぐに答えられる内容が中心ですので、難しい受け答えを練習させる必要はありません。落ち着いて、相手の目を見て話せるかどうかが大切です。
今日、朝起きて学校へ来るまでに何をしましたかという質問もありました。その日の出来事を順に思い出して話す力が問われます。
お友だちはたくさんいますか、本は読みますかという問いも出されています。答えに関連して質問が続き、それはどんな本ですかとたずねられることもあります。
やりとりが続く形式
質問の答えに関連して次の質問が続く形式ですから、一問一答を暗記させる準備は意味を持ちません。自分の答えについて、さらに説明できるかどうかが見られています。
本は読みますかと聞かれて、はいと答えるだけで終われば、次の問いに答えられません。読んだ本の題名や、面白かった場面を話せる子どもは、そのまま会話を続けられます。
読み聞かせは、ペーパーのお話の記憶にも、面接での会話にも生きてきます。お話の記憶は毎年出題されていますので、毎日の習慣として続けることが、二つの場面で同時に力になります。
家庭でできる準備
家族で食卓を囲み、その日にあったことを話す時間を持ちましょう。朝から今までに何をしたかを順に話す練習は、特別な訓練を必要としません。
子どもの話を最後まで聞く姿勢が家庭にあるかどうかは、面接の場面で自然に表れます。先回りして答えを与えないよう気をつけてください。
質問の内容は年度によって変わります。ここに挙げたのは過去に公表された例ですので、暗記させるのではなく、日々の暮らしを整えることに時間を使ってください。最新の情報は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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