和歌山大学教育学部附属小学校(和歌山県和歌山市吹上)の入学選考は、調査・面接による選考Ⅰが12月、抽選による選考Ⅱが翌年1月に行われます。出願には説明会への参加と、指定された通学区域への居住が必要です。ここでは併願を考えるときの視点を整理します。日程は必ず各校の募集要項でご確認ください。
まず出願できるかどうかを確かめる
和歌山大学教育学部附属小学校の応募資格には、指定された通学区域に保護者とともに居住していることが含まれます。和歌山市および海南市、紀の川市、岩出市、阪南市、岬町が対象です。
さらに、出願するためには説明会への参加が必要です。願書もこの説明会で配布されます。令和8年度入学の場合、説明会は2025年11月7日の一度きりでした。
併願の話は、この二つの条件を満たしてから始まります。説明会の日程を逃すと、そもそも出願ができません。
選考が冬にあるという特徴
令和8年度入学の場合、願書受付が2025年11月10日から20日、入学選考Ⅰが12月12日、その結果通知が12月19日、入学選考Ⅱの抽選が2026年1月7日と公表されました。
私立小学校の入試が集中する時期より、あとに置かれています。そのため、秋に私立小学校を受験したうえで、冬にこの学校へ臨むという組み立てが、日程の上では成り立ちます。
一方で、期間が長くなるということは、子どもの緊張が続く時間も長くなるということです。秋から冬にかけて集中を保てるかどうかは、家庭の関わり方次第です。
抽選があることをどう受け止めるか
入学選考Ⅱは抽選です。選考Ⅰを通過しても、最後は運が結果を分けます。この構造は、国立の附属小学校を志望するときに避けて通れません。
だからこそ、この学校だけに絞るのではなく、家庭の価値観に合う学校をもうひとつ考えておくことには意味があります。子どもに逃げ道を用意するというより、家庭の気持ちに余白をつくるための備えです。
併願先を考えるときは、偏差値や知名度ではなく、その学校の教育方針に共感できるかどうかを軸に据えてください。どちらに進んでも納得できる状態をつくることが、いちばんの安心になります。
選考の内容が公表されていません
和歌山大学教育学部附属小学校の募集要項には、「諸検査の内容についてのお問い合わせには、一切お応えできません」と明記されています。何が行われるかを知る正規のルートは説明会だけです。
一方で、私立小学校の多くはペーパーを含む考査を行い、その内容を公表しています。準備の中身が読める学校と読めない学校を、同時に受けることになります。
二種類の準備を並行すると、時間も気持ちも分散します。主軸をどちらに置くかを、早い段階で決めておくと迷いが減ります。
家庭の条件から逆算する
和歌山大学教育学部附属小学校は国立のため授業料の負担が軽く、制服もありません。入学検定料も3,300円です。私立小学校を併願先に考える場合、費用は大きく変わります。
またこの学校にはスクールバスがなく、複式学級を置いています。出願は「複式単式併願コース」と「単式専願コース」に分かれ、二つのコースに同時に出願することはできません。
各校の入試日程や選考の内容、費用については、和歌山大学教育学部附属小学校を含め、それぞれの学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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