和歌山大学教育学部附属小学校(和歌山県和歌山市吹上)の入学選考は、調査・面接による選考Ⅰと、抽選による選考Ⅱの二段階です。選考の内容は公表されていません。ここでは学校が示す教育の方向から、家庭でできることを整理します。詳細は必ず公式の募集要項でご確認ください。
まず出願できるかどうかを確かめる
和歌山大学教育学部附属小学校の応募資格には、指定された通学区域に保護者とともに居住していることが含まれます。和歌山市および海南市、紀の川市、岩出市、阪南市、岬町が対象です。
和歌山市以外の市町から通う場合は、徒歩・公共交通機関を利用して1時間以内に通学可能であることが条件です。また、常に保護者のもとから自力で通学できることも求められます。
さらに、出願するためには説明会への参加が必要です。願書もこの説明会で配布されます。対策よりも先に、この二つを確かめてください。
選考の内容は公表されていません
募集要項には「諸検査の内容についてのお問い合わせには、一切お応えできません」と明記されています。何が行われるかを知る正規のルートは、説明会だけです。
したがって、憶測にもとづく対策は避けてください。市販の資料に載っている内容は、学校の公式発表ではありません。
また、入学選考Ⅱは抽選です。選考Ⅰを通過しても、最後は運が結果を分けます。この構造を家族で共有しておくことが、結果が出たときに子どもを守ることにつながります。
学校が大切にしていることから考える
和歌山大学教育学部附属小学校の教育目標は、Enrichment(豊かな情操)、Intelligence(質の高い知性)、Creativity(輝く創造性)の三つです。心と知性と創造する力を、並べて大切にしています。
この三つは、机の上だけでは育ちません。絵本を読んで心を動かす、なぜだろうと立ち止まる、自分なりのやり方を試してみる。そうした経験の積み重ねが、そのまま準備になります。
教育方針には、学校と保護者との協同を進めることも掲げられています。家庭が学びに参加する姿勢そのものが、この学校では受け入れられる土台になります。
聞く力と生活の習慣を土台に据える
調査であれ面接であれ、まず話を聞くところから始まります。指示を最後まで聞き取れるかどうかが、あらゆる場面の入口になります。
家庭では、話しかけるときに一度手を止めて向き合う、最後まで聞いてから答えるといったやりとりを重ねてください。子どもは、聞いてもらった経験の分だけ、人の話を聞けるようになります。
身支度を自分でやり切る、食器を運ぶ、脱いだ服をたたむ。こうした小さな仕事を最後まで任せることも、そのまま準備になります。手を出したくなる場面こそ、待つ価値があります。
複式学級という選択
和歌山大学教育学部附属小学校には複式学級があり、出願は「複式単式併願コース」と「単式専願コース」に分かれます。二つのコースに同時に出願することはできません。
異学年が同じ教室で学ぶ環境を望むかどうかは、家庭の価値観に関わる問いです。コースの詳細は説明会で伝えられますので、そこで判断の材料を集めてください。
準備の期間に育った聞く力や生活の習慣は、結果がどうであれ子どもの中に残ります。選考の内容や方法については、最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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