和歌山大学教育学部附属小学校から、中学校へはどう進むのでしょうか?
附属中学校との連絡進学制度
和歌山大学教育学部附属小学校の教育方針には、「附属中学校との連絡進学制度により、小中両校の指導連携を図り教育活動を行う」ことが掲げられています。小学校と中学校が制度としてつながっていることが、はっきり示されています。
連絡進学制度がある学校では、小学校での学びが中学校の学びに接続することを前提に、教育課程が組み立てられます。和歌山大学教育学部附属小学校でも、六年間で終わらせない見通しのなかで日々の指導が行われていると考えられます。
ただし、連絡進学の具体的な条件や、全員が対象となるのかどうかは公表資料からは読み取れません。進学の要件については、必ず学校が公表する最新の情報でご確認ください。
公表されている系列校
和歌山大学教育学部附属小学校の系列校として公表されているのは、中学校が和歌山大学教育学部附属中学校、大学が和歌山大学および同大学院、そして和歌山大学教育学部附属特別支援学校です。
系列に高等学校がない点は、押さえておきたいところです。附属中学校を卒業したあとの進路は、高校受験を経て選ぶことになりますので、小学校入学の段階から中学卒業後の見通しも視野に入れておくと安心です。
一方で、大学と大学院が系列にあることは、和歌山大学教育学部附属小学校が教育研究の場として機能していることの表れでもあります。大学学部と協力した研究や、参考資料の提供が学校の使命として掲げられています。
転入・編入と復学の制度
和歌山大学教育学部附属小学校の転・編入制度は「あり(附属間のみ)」と公表されています。つまり、他の国立大学附属小学校からの転入といった限られた場合に道が開かれる形です。
復学制度については「あり(1年以内)」と公表されています。保護者の転勤などで一度離れることになっても、一定の期間内であれば戻れる可能性があるということになります。
また帰国子女の受入は「あり」と公表されています。海外での生活を経た子どもを迎える体制があることは、転勤の可能性がある家庭にとって、判断材料のひとつになります。
小中の連携で育つもの
和歌山大学教育学部附属小学校には、異学年で学ぶ複式学級の取り組みがあります。年齢の違う子どもと同じ場で学ぶ経験は、中学校で先輩後輩の関係に入っていくときの土台にもなります。
外国語活動はネイティブ講師と担任のティーム・ティーチングで行われ、情報教育ではタブレット端末が教室にも配置されています。こうした学習環境は、中学校での学びにそのままつながっていく性質のものです。
小学校と中学校の指導が連携しているということは、六年生の三月で学びが途切れないということです。中学校生活への不安が小さくなる点は、子どもにとっても家庭にとっても、静かな安心につながります。
進学を考えるときの視点
連絡進学があるからといって、その後の進路が自動的に決まるわけではありません。系列に高等学校がない以上、和歌山大学教育学部附属小学校を選ぶ家庭は、中学卒業後の選択肢についても考えておく必要があります。
とはいえ、九年間の見通しのなかで学べることには大きな価値があります。落ち着いた環境で基礎を積み、教育研究の成果が生かされた授業を受けられることは、その先の進路がどこであっても子どもの力になります。
連絡進学の条件、転入や復学の要件、帰国子女の受入の詳細については、和歌山大学教育学部附属小学校が公表する最新の案内で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【和歌山大学教育学部附属小学校】附属校としての役割と、研究に支えられた授業
この学校は和歌山大学教育学部の附属小学校です。日々の授業がそのまま研究の対象になっているところに、公立校とは違う性格があります。
公式サイトの研究関連情報には、国語科・社会科・算数科・理科・生活科・音楽科・図画工作科・家庭科・体育科・道徳科・外国語および外国語活動・総合的な学習の時間・複式教育・学校提案という区分が並びます。教科がひととおり研究の対象になっていることが分かります。
研究会も年に複数回開かれています。第25回複式授業研究会は2026年6月20日土曜日の12時30分から17時まで、会場は本校で参加費は無料、申込締切は6月18日木曜日17時とされていました。研究授業は3・4年の算数科があまりのあるわり算および式と計算の順序、5・6年の国語科が作品の象徴をとらえた読解です。あわせて2026教育研究発表会が2026年10月31日土曜日に、第19回ICT活用授業研究会が2027年1月30日土曜日に予定されています。2026教育研究発表会の全体講師は、京都大学の石井英真先生と和歌山大学の二宮衆一先生です。
外部の研究者を招き、他校の先生に授業を公開する。その積み重ねが、6年間の学びの質を支えています。
【和歌山大学教育学部附属小学校】入学した先も続く「居住地」の条件
6年間の見通しを立てるときに、意外と見落とされるのが住まいの条件です。令和8年度の募集要項には、出願資格として、令和8年4月1日以降に指定された通学区域に保護者と共に居住していること、そして常に保護者のもとから自力で通学できることが挙げられていました。
指定された通学区域は、和歌山市および海南市・紀の川市・岩出市・阪南市・岬町です。和歌山市以外の市町については、徒歩・公共交通機関を利用して1時間以内に通学可能であることという条件が付きます。
転勤の可能性があるご家庭では、この条件をどう受け止めるかが判断の分かれ目になります。なお、入学後に転居した場合の扱いについては、公式サイトにも令和8年度の募集要項にも記載がありません。気になる場合は、出願前に学校へ直接おたずねください。電話は073-422-6105、受付は8時30分から17時までと案内されています。
【和歌山大学教育学部附属小学校】学校生活についてよくある質問
学級はどのように編成されていますか
令和8年度の募集要項によると、複式学級は1・2年、3・4年、5・6年に各1学級が置かれています。募集人員は複式学級が計8名、単式学級が計60名で、あわせて68名でした。
児童数は公表されていますか
在籍する児童数や1学級あたりの人数をまとめた数字は、公式サイトに掲載されていません。
入学前に学校の様子を見る機会はありますか
令和8年度は、令和7年11月12日水曜日に学習公開が9時30分から10時20分まで、施設見学が同日15時から16時まで設定されていました。説明会は11月7日金曜日の14時から16時30分で、出願するには説明会への参加が必要とされていました。
安全面の取り組みは公開されていますか
公式サイトの学校安全のページに、防犯対策の基本方針、不審者が侵入したときの対応、食物アレルギーが発症したときの対応と緊急対応体制、食材などへの異物混入時の対応がまとめられています。
警報が出た日はどうなりますか
和歌山市に暴風警報、大雨または大雪警報、大津波警報が発表された場合の措置が公表されています。午前6時、午前7時、午前8時のそれぞれの時点で解除されているかどうかによって、通常授業、短縮授業、自宅待機、臨時休業と対応が変わります。周辺の海南市・紀の川市・岩出市・阪南市・岬町に警報が出た場合は休校にはなりませんが、その地域の児童が登校しないときは欠席として扱わないとされています。
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