小学校受験前の1年は、説明会・模試・家庭学習などで非常に忙しく、
土日であっても写真撮影の時間を確保するのが難しいご家庭も少なくありません。
また、
・まだ海外に住んでおり、帰国が願書提出後になってしまう
・同居家族に要介護者がいて、家族写真の撮影時期に迷っている
・年長になってから怪我や体調不良があり、撮影を延期すべきか悩んでいる
など、ご家庭ごとに事情もさまざまです。
この記事では、小学校受験における写真撮影の適切な時期と、
失敗しないために知っておきたいポイントを、受験指導の現場目線で解説します。
小学校受験で提出が求められる写真とは
小学校受験では、学校によって以下の写真提出が求められます。
・お子様個人の証明写真
・同居するご家族全員が写った家族写真
一部の学校では、日常の様子が分かる写真を求められることもありますが、
多くの場合は「証明写真」または「家族写真」のいずれか、もしくは両方です。
これらの写真は、ご家庭で撮影するのではなく、
百貨店の写真室や小学校受験の撮影に慣れた写真館で、
プロのカメラマンに撮影してもらうことが基本となります。
小学校受験の写真は「いつまでに撮る」のが正解?
学校によっては、写真の撮影時期について明確な指定があります。
・願書提出日から3か月以内に撮影されたもの
・出願時から2〜3か月以内の写真
一方で、明確な指定がない学校もありますが、
指定がない場合でも「願書提出から3か月以内」を目安にしてください。
地域別|写真撮影の目安時期
地域ごとの出願時期を踏まえると、写真撮影の目安は以下の通りです。
・関西・埼玉など、夏に願書提出が始まる地域
→ 年長の5月以降に撮影
・東京都近郊で9月出願が中心の地域
→ 年長の6月以降に撮影
いずれの場合も、願書提出直前に慌てて撮影するのではなく、
少し余裕を持った時期に撮影することが重要です。
なぜ「3か月以内」の写真が求められるのか
小学校入学前のお子様は、短期間でも顔つきが大きく変化します。
・一重だった目が二重になる
・顔の輪郭がすっきりする
・目元の印象が変わる
といった変化は珍しくありません。
写真提出の目的は、
・考査前にお子様の顔を把握する
・家族写真から家庭の雰囲気を確認する
だけでなく、替え玉受験防止という側面もあります。
行動観察などでは、写真と照らし合わせながら確認されることもあるため、
写真が古すぎると不要な確認が発生してしまう可能性があります。
写真撮影はいつまでに手元に用意すべき?
多くの小学校受験専門塾では、
「願書提出の1か月前には、すべての書類が完成している状態が理想」
とされています。
写真についても同様で、
・撮影は提出の1か月以上前
・遅くとも半月前には写真が手元にある
状態を目指しましょう。
写真館の予約は早めに行うのが鉄則
小学校受験用の写真撮影は、以下の理由から非常に混み合います。
・願書提出3か月前は予約が集中する
・土日祝日は特に混雑する
・百貨店の写真室は予約が取りづらい
可能であれば、
・平日に撮影する
・早めに写真館へ問い合わせる
・候補日を複数確保しておく
ことをおすすめします。
特に、下のお子様がいるご家庭では、
当日の体調不良や機嫌によって撮り直しになるケースも少なくありません。
海外在住の場合の注意点
願書提出前に海外在住の場合は、
・可能であれば帰国時に写真を撮影
・写真提出がなかった学校でも、急に必要になる可能性を考慮
しておくと安心です。
現地で撮影する場合は、日本の受験用写真の見本を提示し、
用途を明確に伝えて撮影してもらいましょう。
まとめ|小学校受験の写真撮影で押さえるポイント
本記事の内容を整理します。
・小学校受験の写真は、願書提出・出願時から3か月以内に撮影する
・学校から指定がなくても「3か月以内」が基本
・地域ごとの出願時期を考慮し、年長の5〜6月以降を目安にする
・写真館の予約は早めに行い、可能であれば平日撮影がおすすめ
・提出直前に慌てないよう、写真は早めに手元によういしておく
小学校受験の写真は、学力や行動観察のように目立つ対策ではありませんが、
願書・出願書類の中で最初に先生方の目に入る重要な要素の一つです。
写真一枚で合否が決まることはありませんが、写真撮影を後回しにして不安を抱えるよりも、早めに整えておくことで、願書作成や直前期の対策に安心して集中できます。
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撮影日は、出願日から逆算して決める
いつ撮るかは、感覚ではなく逆算で決めると迷いません。次の順に、カレンダーへ書きこんでいってください。
逆算の手順
- 1.出願の日を書きこむ……志望される学校ごとに、いちばん早い日を先に書きます。
- 2.手元に必要な日を決める……出願の1週間前には手元にある状態を目標にします。書き損じや追加が生じても、あわてずに済みます。
- 3.仕上がりまでの日数を引く……撮影先によって幅がありますので、予約のときに必ず確かめてください。
- 4.撮影日を決める……ここまでで、撮影日が自動的に決まります。
- 5.予約の日を決める……混みあう時期は希望日が埋まります。撮影日の1か月以上前には連絡してください。
- 6.服の準備日を決める……撮影の2週間前までにそろえ、一度着せてみます。
- 7.髪を切る日を決める……撮影の3日から1週間ほど前が目安です。前日に切ると、切り口が目立ち、なじんでいない印象になります。
いつの写真まで有効かは、学校の指定に従う
撮影からどれくらいまでの写真を受け付けるかは、学校ごとに定められています。志望される学校の募集要項でご確認ください。複数の学校を受けられる場合は、いちばん条件のきびしい学校に合わせて撮影日を決めると、1回の撮影で足ります。
季節・体調・生活の予定と合わせる
季節で気をつけること
- 夏……日焼けが進むと、顔と首の色の差が出ることがあります。撮影前の2週間は、外遊びのときに帽子をかぶらせるだけでも違います。虫さされの跡も、この時期は残りやすくなります。
- 梅雨……湿気で髪がまとまりにくくなります。当日は現地で整える前提で、道具を持っていってください。
- 冬……ほおが赤くなりやすく、乾燥も目立ちます。到着してすぐに撮るのではなく、少し落ち着いてからにしてもらうと自然に写ります。
体調と成長で気をつけること
- 前歯が抜けかわる時期……この年ごろでは自然なことですので、気にしすぎる必要はありません。口を閉じた自然な表情で撮れば問題になりません。
- 鼻水や目の充血が出ているとき……写真に残ります。ひどいときは日を変えるほうが確実です。
- けがや傷あと……治ってから撮るのが望ましいですが、日程に余裕がないときは撮影先に相談してください。
- 寝不足……表情に出ます。前日は早く休ませ、当日の朝はいつもどおりに過ごしてください。
家庭の予定と重ねる工夫
家族写真も求められる場合は、同じ日にまとめて撮るとご家族の負担が減ります。あわせて撮る場合の考え方は家族写真が必要な理由をご覧ください。撮影先の選び方はどこで撮るかにまとめています。
撮影の時期についてよくある質問
Q. 早く撮りすぎると、どうなりますか。
この年ごろのお子さまは、数か月で顔つきが変わります。早く撮りすぎると、写真と実際の印象が離れてしまうことがあります。学校が定める期間の中で、できるだけ出願に近い時期に撮るのが基本です。
Q. うまく撮れなかった場合、撮り直せますか。
撮り直しの扱いは撮影先によって異なります。予約のときに確かめておいてください。日程に余裕を持って撮っておけば、万一のときにも間に合います。
Q. 複数の学校を受ける場合、それぞれ撮り直しますか。
条件がそろっていれば、1回の撮影で足ります。ただし、大きさや背景の指定が異なる場合がありますので、事前に一覧にしてから撮影に臨んでください。背景の考え方は背景の色をご覧ください。
Q. 服はいつまでに用意すればよいですか。
撮影の2週間前までにそろえ、一度着せてみてください。当日におろすと、しわや動きにくさが写ります。男の子の服装は男の子の服装、女の子の髪は女の子の髪型をご覧ください。
Q. 当日、機嫌が悪かったらどうすればよいですか。
無理に笑わせようとすると、かえってこわばります。少し休ませて、別の話をして、落ち着いてから撮ってもらってください。時間に余裕のある日を選ぶことが、いちばんの対策です。
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