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【2025.03.31 メディア掲載】

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【小学校受験】日本昔話はなぜ重要?出題理由と家庭での具体的対策法

【小学校受験】日本昔話はなぜ重要?出題理由と家庭での具体的対策法
ママ
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小学校の対策は、何から始めればよいですか?

塾長
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幼いお子さまを育てているご家庭の多くは、寝る前に絵本の読み聞かせをされていることでしょう。
その中で、「桃太郎」「金太郎」「一寸法師」「かさじぞう」など、日本昔話に触れる機会はどれくらいあるでしょうか。
どの世代にもなじみのある日本昔話ですが、実は小学校受験では頻出分野のひとつです。ペーパーテストや口頭試問、さらには制作や行動観察の題材として扱われることもあります。
最近ではインターナショナルスクール在籍のお子さまや共働き家庭の増加により、日本昔話に触れる機会が少ないご家庭も増えています。しかし学校側が「一般教養」としている分野で失点すると、全体の出来が良くても評価に影響する場合があります。
今回は、
・なぜ日本昔話が出題されるのか・どのような形式で出題されるのか・ご家庭でどのように対策すればよいのか
を具体的に解説します。

大切なのは、以下の3点です。

・小学校受験で日本昔話が出題される理由
・日本昔話の出題形式例
・日本昔話は実際にどんな中身で問われているか

小学校の個別相談家庭学習サポート願書作成面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。

小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!

小学校受験で日本昔話が出題される理由

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1.読み聞かせの習慣を確認するため

日本昔話の知識そのものよりも、ご家庭で読み聞かせをどれだけ積み重ねてきたかが見られていることがあります。

読み聞かせは、

・語彙力の向上
・傾聴力の育成
・想像力の発達
・善悪の理解

といった、小学校受験に必要な力を総合的に育てます。

口頭試問では、よく知られたお話を題材に、そこから家庭での読み聞かせの様子へと話題が広がっていく形がよく見られます。だれと読んできたのか、ほかにどんなお話にふれてきたのかといった、暮らしのなかの話題です。

ここで見られているのは、あらすじを正しく言えるかどうかではありません。読んでもらった経験が本当にあるか、そのときのことを自分の言葉で話せるかどうかです。用意した答えを覚えていても、話題が広がった先で言葉に詰まってしまいます。

ご家庭では、読み終えたあとに、だれと読んだのか、どのお話がいちばん好きなのかを短く話す時間をつくっておきましょう。答えを決めておく必要はありません。ふだんから言葉にしていれば、その場で自然に話せます。

単なる物語の理解ではなく、親子の関わりが見られているのです。

2.日本文化や教養の土台を知るため

日本昔話には、現代では見慣れない言葉や道具が登場します。

茶釜、まさかり、かまど、わらぶき屋根…。

最初は見慣れない言葉に戸惑うお子さまも、何度か触れるうちに自然と受け入れていきます。

幼児期にこうした文化的背景に触れることは、日本古来の言葉や生活様式を知ることにつながり、教養の土台を育てます。

私立小学校では、日本文化体験や読書教育に力を入れている学校も多く、入学後の学びへの適応力も意識されています。

3.道徳観を育む教材だから

日本昔話には教訓的な結末が多くあります。

「はなさかじいさん」では、欲張りな行動は報われず、善良な行いが最後に実を結びます。

物語を通して、

・嘘をついてはいけない
・欲張ってはいけない
・人に優しくする

といった価値観を自然に学びます。

実際に、昔話を題材として、登場人物のふるまいの善しあしと、その理由を答えさせる形の出題も見られます。正解を覚えているかどうかよりも、自分なりの理由を言葉にできるかどうかが問われる形式です。

日本昔話の出題形式例

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1.お話の記憶

物語の一節を読み聞かせ、その後、

・登場人物に〇をつける
・その後の展開を選ぶ
・関係のない道具を選ぶ

といった形式です。

一節だけを読まれ、その続きが問われる場合もあります。結末まで知っていなければ答えられない問題もあります。

2.話の並び替え

ペーパーでよく出る形式です。

「かさじぞう」の場面が4枚並び、最初の場面や3番目の場面を選ばせる、といった問題です。

物語の流れを理解していなければ正解できません。

3.制作・行動観察の題材

頻度は高くありませんが、

・昔話の登場人物のお面制作
・物語の一場面を再現する
・登場人物になりきる活動

などが出題された例もあります。

一般教養として知っている前提で課題が進む場合もあるため、軽視できません。

日本昔話は実際にどんな中身で問われているか

形式がわかっても、実際に何を答えさせられるのかまで見えていないと、ご家庭での準備は的を外します。ここでは、昔話がどのような中身で問われてきたのかを整理します。

お話の記憶では、順番と行動が問われます

  • 昔話を読み上げたあと、太陽が何番目に出てきたのかというように、出てきた順番を答える問題が出ています
  • おじいさんが何をしたのかというように、登場人物それぞれの行動を答える問題も出題されています

どちらも、あらすじをぼんやり覚えているだけでは答えられません。誰が、どの順で、何をしたのか。この三つを追いながら聞く習慣がついているかどうかが分かれ目になります。

道徳観をたずねる形で問われた年度もあります

  • 昔話を題材にして、登場人物のどの行動がよかったのかを答える問題が出た年度があります
  • 反対に、どこがいけなかったのかを自分の言葉で説明する問題も出題されています

善悪を暗記させる必要はありません。読み終えたあとに、どうしてそうなったと思うかを一緒に話しておけば、それがそのまま答える力になります。正解を一つに決めず、お子さまの言い分を最後まで聞く時間にしてください。

面接の中で読み聞かせの積み重ねを確かめられます

ある私立小学校では、有名な昔話を知っているかどうかという問いかけから始まり、そのお話を誰に読んでもらったのか、ほかにはどんなお話を読んでもらったのかへと、質問が広がっていったことがあります。

つまり、確かめられているのは昔話の知識そのものではなく、ご家庭でどれだけ読み聞かせを重ねてきたかです。ここは数日で仕上げられる部分ではありませんので、早い時期から少しずつ積み上げておくことが、何よりの対策になります。

読んだ冊数を競う必要はありません。同じお話をくり返し読んでもらった記憶のほうが、お子さまの言葉には残ります。誰と、どんなときに読んだのかまで話せるようであれば、十分に伝わります。

ご家庭での具体的対策方法

1.読み聞かせ後のクイズ大会

読み聞かせ後に、クイズ形式で内容を振り返りましょう。

たずね方は、出来事の起こった順番をたどるもの、登場人物がしたことを思い出すもの、最後にどうなったかをたどるもの、という三つの型を用意しておくと迷いません。まずは順番からはじめると、お話の記憶や並びかえの問題にそのままつながります。

問い詰めるのではなく、クイズ大会をしようと誘って、遊びの形で楽しむことがポイントです。答えられなかったところは、その場で正すよりも、もう一度読んで確かめるほうが力になります。

2.ごっこ遊びに発展させる

物語を読んだ後に、

・金太郎になりきる
・熊役をお父様がやる
・まさかりを折り紙で作る

など、遊びに発展させると記憶に残ります。

体験と結びついた学びは定着しやすくなります。

3.映像の活用

時間を区切って映像を活用するのも一つの方法です。

絵本と映像を併用することで、理解が深まるお子さまもいます。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、継続することです。

まとめ

小学校受験で日本昔話が出題される理由は、

・読み聞かせの習慣確認
・日本文化・教養の確認
・道徳観の確認

です。

出題形式は、

・お話の記憶
・並び替え
・制作や行動観察

など多岐にわたります。

日本昔話は単なる受験対策ではありません。語彙力、想像力、道徳観を育てる、非常に価値のある教材です。

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読み聞かせを「覚える力」に変える手順

昔話をたくさん読んでいるのに、お話の記憶になると答えられない。よくあるご相談です。原因は冊数ではなく、読み方の手順にあることがほとんどです。

1.読む前に、聞く目的を1つだけ伝える

読み始める前に「出てくる動物を覚えていてね」「どんな順番で起きたか教えてね」のように、聞くポイントを1つだけ伝えます。ぜんぶ覚えなさいと言うと、どこに注意を向けてよいか分からず、かえって何も残りません。

2.同じ話を3回くり返す

たくさんの話を1回ずつ読むより、同じ話を日をあけて3回読むほうが確実に残ります。1回目は絵を見せながら、2回目は絵を見せずに声だけで、3回目はお子さまに話してもらう。この3段階にすると、聞く力と話す力の両方が育ちます。

3.聞くのは、読んだ直後ではなく翌朝に

読んだ直後の質問は、耳に残った音を答えているだけのことがあります。翌朝の朝ごはんのときに「きのうのお話、どんな順番だった」と聞くと、本当に覚えているかが分かります。答えられなくても責めず、もう一度読んであげてください。

4.答えあわせは「順番」でおこなう

だれが出てきたか、何をしたか、最後はどうなったか。この3つを順番に言えれば十分です。細かい言い回しの再現は必要ありません。ならびかえの問題に強くなるのは、この順番で話す練習をしたお子さまです。

5.古い言葉は、その場で言いかえておく

昔話には、いまの生活で使わない言葉がたくさん出てきます。うす、きね、たきぎ、ふろしき、といった言葉は、写真や実物を見せて短く説明してから読み進めてください。言葉が分からないまま聞くと、話そのものが頭に入りません。道具や季節の言葉は季節ポスターのように目に入る形にしておくと、覚えなおす手間が減ります。

年中・年長・直前期での取り組み方のちがい

年中|話を好きになる時期

覚えることは求めず、毎晩1話を楽しむ時間にします。同じ話を何度もせがまれたら、それはよい兆しです。同じ話をくり返し聞いたお子さまは、細かいところまで覚えています。

年長の春から夏|聞いて答える時期

絵を見せずに声だけで聞き、そのあとに2つか3つの質問に答える形に進みます。すわって最後まで聞ける長さは、少しずつのばしてください。机に向かう時間の組み方は家庭学習の進め方もあわせてご覧ください。

直前期|数を広げず、なじんだ話を回す時期

新しい話をどんどん増やすより、これまで読んできた話をもう一度回すほうが安心につながります。夜の読み聞かせは、そのまま気持ちを落ち着かせる時間にもなります。

昔話の対策でよくある質問

Q. アニメや映像で見せても代わりになりますか。

聞く力を育てるという点では、代わりにはなりません。映像は目から情報が入るため、耳だけで聞き取る力は育ちにくくなります。また映像版は結末や登場人物が変えてあることがあり、覚えた内容がずれてしまう場合もあります。まず声で聞かせ、映像は補いとしてお使いください。

Q. 何話くらい読んでおけばよいですか。

冊数の目安を決めるより、「1つの話をきちんと話せる状態」がいくつあるかで考えてください。よく知られた話をひととおりおさえ、それぞれを自分の言葉で話せるようにしておくほうが役に立ちます。

Q. 外国のお話も必要ですか。

日本の昔話を先に固めてから広げるのが順番です。同じような筋の話が混ざると、お子さまは登場人物を取りちがえます。日本の話がひととおり入ってから、外国の話に進んでください。

Q. 覚えるのが苦手で、すぐに忘れてしまいます。

聞いたあとに、絵を描いてもらう方法が効きます。話の場面を3つ選んで、紙を3つに折って順番に描く。手を動かすと記憶が定着しやすく、順番を組みたてる練習にもなります。友だちと話の続きを作って遊ぶのも、行動観察の準備を兼ねたよい練習になります。

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うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、小学校受験・幼稚園受験の願書作成・面接対策・家庭学習を全国対応でサポート。自身もわが子の小学校受験を経験。『小学校受験の教科書』著者。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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