小学校受験では、願書・身上書・インターネット出願時に写真の提出を求められる学校が多くあります。
写真館を探していると、掲載されている見本写真の背景色が少しずつ違うことに気づき、
・実際はどの背景色が正解なのか
・白や水色ではいけないのか
・学校指定がない場合はどう考えればいいのか
と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、小学校受験の写真における背景色の基本ルールと選び方について、写真館の実情も踏まえて解説します。
小学校受験で提出する写真の種類
小学校受験で主に求められる写真は、次の2種類です。
・志願者本人の証明写真(胸から上、顔がはっきり分かるもの)
・同居家族全員が写った家族写真
同居家族に祖父母が含まれる場合は、写真・願書の家族欄ともに記載・同席が必要になります。
これらの写真は、基本的に写真館での撮影が必須と考えてください。
写真の背景は「無地」が大前提
学校から背景色について細かい指定が出ることは、ほとんどありません。
多くの場合、記載は次のように非常に簡潔です。
・無地の背景
・無背景であること
ただし、「指定がない=何でも良い」という意味ではありません。
小学校受験の写真では、
・必ず無地
・模様入り、風景、外国風のおしゃれ背景は不可
この点は必ず守る必要があります。
証明写真でよく見かける背景色との違い
一般的な証明写真(就職活動など)では、
・白
・水色
が定番です。
スピード写真機でも水色が主流ですよね。
しかし、小学校受験ではこの考え方が当てはまりません。
その理由
・受験写真では、子どものトップスが白(シャツ・ポロシャツ)
・白背景だと服と背景が馴染みすぎて輪郭がぼやける
・明るすぎる水色も、白い服と重なり印象が弱くなる
このため、小学校受験専門の写真館では白背景はほとんど使われません。
小学校受験写真で使われる代表的な背景色
多くの写真館で採用されている背景色は、主に次の3つです。
・グレー
・ライトグレー
・ライトブルー(グレー寄りの落ち着いた水色)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
グレーの背景が選ばれる理由
グレーは、小学校受験写真で最も多く使われる背景色です。
・白いシャツとの境目がはっきりする
・シックで落ち着いた印象になる
・高級感・品の良さが出やすい
・家族写真にも向いている
特に家族写真では、
上がグレーで下に向かって薄くなるグラデーション背景が使われることもあります。
ただし注意点として、
・肌の色によっては顔色が暗く見える
・重たい印象になることがある
という側面もあります。
ライトグレーは柔らかい印象にしたい場合に
グレーがやや強すぎると感じる場合は、ライトグレーが選ばれます。
・グレーよりも優しい印象
・白いシャツとも自然に馴染む
・アットホームな校風の学校と相性が良い
「きちんと感」と「柔らかさ」を両立させたい場合に適した背景色です。
ライトブルーが合うケースとは
ライトブルーは、いわゆる明るい水色とは異なり、
・グレーが少し入った落ち着いた水色
であることがほとんどです。
ライトブルーの特徴は、
・顔色が明るく見えやすい
・黄みがかった肌色と相性が良い
・優しく穏やかな印象になる
肌が黄色寄り・オレンジ寄りのお子さまの場合、
グレー系だと顔色が悪く見えてしまうことがあるため、
ライトブルーを選ばれるケースも多くあります。
背景色と顔色の関係
・グレー系 → 落ち着き・品の良さ
・ライトブルー → 健康的・明るい印象
小学校受験の写真では、
・健康そう
・利発そう
・表情が明るい
と感じてもらえることが重要です。
最近では写真加工(レタッチ)で、
肌の色を不自然にならない程度に整えてもらえる写真館がほとんどですが、
・修正がほとんど入らない
・昔ながらの写真館で撮影する
場合は、背景色選びがより重要になります。
撮影前に確認しておきたいポイント
写真館を予約する際は、次の点を確認しておくと安心です。
・背景色は何色から選べるか
・後から背景色の変更は可能か
・顔色の修正はどこまで対応してもらえるか
・データ保存期間はどれくらいか
写真館によっては、
・後日「やっぱり背景色を変えたい」と相談できる
・顔色のみ再調整してもらえる
といった対応をしてくれる場合もあります。
まとめ
小学校受験の写真において、
・背景は必ず無地
・白や明るすぎる水色は避ける
・主流は「グレー・ライトグレー・ライトブルー」
という点を押さえておきましょう。
背景色に絶対の正解はありませんが、
・服装が引き立つか
・顔色がよく見えるか
・志望校の校風に合っているか
この3点を意識して選ぶことで、納得のいく写真に仕上がります。
写真は受験本番よりも先に、学校の先生方が目にするものです。
ぜひお子さまの魅力が自然に伝わる背景を選び、安心して願書提出を迎えてください。
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服の色との組み合わせで決める
背景の色は、それだけで決めるものではありません。着る服との組み合わせで、写真の印象は大きく変わります。
組み合わせを決めるときの考え方
- 服が濃い色のとき……背景まで暗いと、体の輪郭が背景にとけて重く見えます。明るさの差がつく背景を選ぶと、顔まわりがすっきりします。
- 服が明るい色のとき……背景も明るいと、全体がぼんやりします。この場合は、少し落ち着いた背景のほうが顔が引き立ちます。
- えりもとが白いとき……白い部分と背景の差が出すぎると、そこだけが目を引きます。撮影の際に、明るさを調整してもらってください。
- 顔色が出にくいと感じるとき……背景を変えるより、光の当て方を調整するほうが自然に仕上がります。気になる点は、その場で伝えて構いません。
きょうだいで撮る場合、家族写真がある場合
同じ日に家族写真も撮る場合は、背景をそろえておくと、書類全体の印象が落ち着きます。人数が増えると背景の面積も増えるため、模様や濃い色は目立ちやすくなります。無地で落ち着いた色を選んでください。ご家族の服の色も、ばらばらより、明るさの方向をそろえたほうがまとまります。家族写真の考え方は家族写真が必要な理由をご覧ください。
撮影先への伝え方
色の名前だけで伝えると、思っていたものと違う仕上がりになることがあります。「小学校受験の提出用です」と目的を伝え、背景の見本を見せてもらってから決めてください。服も持参して、実際に合わせてみるのがいちばん確実です。
データで提出する場合に気をつけること
画面で見た色と、紙に出した色は違います
同じ写真でも、見る機器によって明るさや色みは変わります。データで提出する場合は、撮影先で調整された状態のものをそのまま使うのが基本です。ご家庭で明るさを変えたり、加工したりしないでください。
提出前に確かめること
- 学校が指定している大きさ、形式、容量の条件に合っているか。募集要項でご確認ください。
- 背景に、影や継ぎ目が写っていないか。画面を大きくして確かめてください。
- 顔まわりが暗くなっていないか。小さく表示したときの見え方も確かめます。
- 紙にも出す予定がある場合、同じデータから作れるか。撮影先に確認しておくと安心です。
学校から指定があるときは、指定が最優先です
背景の色について学校から指定がある場合は、一般的な考え方より指定が優先されます。複数の学校を受けられる場合は、条件を一覧にしてから撮影に臨んでください。撮影先の選び方はどこで撮るかにまとめています。
背景の色についてよくある質問
Q. 指定がない場合、どう選べばよいですか。
無地であることが大前提です。そのうえで、服の色との明るさの差がつく色を選んでください。迷われたときは、撮影先に見本を出してもらい、実際に服を合わせて選ぶのがいちばん確実です。
Q. 自宅で撮った写真の背景を、あとから加工してもよいですか。
おすすめできません。輪郭が不自然になったり、髪の毛のふちが欠けたりします。提出用の写真は、撮影の段階で背景を整えたものをお使いください。
Q. 学校ごとに背景の色を変えるべきですか。
指定がある学校にはその指定に従い、指定がない学校には共通のものを使えば足ります。すべてを別々に用意する必要はありません。
Q. きょうだいのときの写真と背景が違っても大丈夫ですか。
問題ありません。見られているのは背景ではなく、お子さまの様子です。ただし、同じ願書の中で複数の写真を出す場合は、そろえたほうが落ち着いて見えます。
Q. 撮り直したほうがよいのは、どんなときですか。
背景に影や継ぎ目が写っている場合、顔まわりが暗くて表情が分かりにくい場合は、撮り直しをおすすめします。服装や髪型が気になる場合も同じで、男の子は男の子の服装、女の子は女の子の髪型を確かめてから判断してください。
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