奈良教育大学附属小学校(奈良県奈良市高畑町)は、1889年に始まる長い歴史を持つ国立の小学校です。「子どもを主人公にし、子どもたちが人間的な自立にむけて歩むことをめざした教育」を掲げています。ここでは公表されている教育目標や特色を整理します。詳細は必ず学校の最新の案内でご確認ください。
四つの柱で示された教育目標
奈良教育大学附属小学校の教育目標は、「すこやかなからだをもった子」「たしかな知識をもった子」「豊かな心をもった子」「よく働く子」の四つを柱としています。体・知識・心・働くことが、並べて大切にされています。
そしてこれらを支えるものとして、「集団の中でみがきあって伸びる子」が掲げられています。ひとりで完結するのではなく、仲間のなかで育っていくという考え方が、学校の土台にあります。
ものごとの本質をみきわめて、すじ道だった考え方ができる子ども。みんなとともに考え、自己を正しく表現できる子ども。奈良教育大学附属小学校は、この二つの姿を育てることをめざしていると公表しています。
学年の段階に応じた「教育のめあて」
低学年では、「よく食べ、力いっぱい体を動かす」「よく聞き、自分の思いを話せる」「自然にふれ、しっかりとものを見る」「自分でできることや、みんなでできることをふやす」ことが掲げられています。
中学年では、からだをきたえてすすんで仕事をすること、生活や学習に計画性をもつこと、みんなで考え、考えたことを尊重すること、個性を生かして集団生活を活発にすることが示されています。
高学年では、最後までやりぬく体力と気力をつけること、すじ道のたった考え方を伸ばして学力を高めること、美しさを求めて真実を追究すること、組織を通して共通の目標に協力することが掲げられています。
子どもたちがつくる児童会活動
奈良教育大学附属小学校の児童会活動では、願いを出し合い願いを叶える道筋を学ぶこと、自分たちの手で自分たちの文化を創り出すこと、集団としての規律を生み出すことの三つが大切にされています。
大人が決めた規律に従わせるのではなく、子どもたち自身が規律を生み出していく。この考え方は、学校生活における集団的な規律が児童会活動を含めた取り組みのなかで自主的に生み出されるという、学校の説明にも表れています。
身近なくらしを糸口にして、学ぶ環境としての規律を生み出す。奈良教育大学附属小学校が「子どもを主人公にする」と言うとき、それは具体的にこうした活動の形をとっています。
大学と結びついた学校であること
奈良教育大学附属小学校は、大学と連携して教育の理論および実践に関する研究を行うことを教育目標のひとつに掲げています。授業の研究が、日常の一部として組み込まれている学校です。
また、奈良教育大学の学生などの教育実習の場でもあります。年間行事には9月の教育実習、11月のPTA研究会、2月の教育研究会が挙げられており、研究と実習が一年のなかに位置づけられています。
特別支援学級が置かれていることも特色のひとつです。2010年には特別支援学級の校舎が改修され、力いっぱい体を動かす、話す力や書く力を育てるといった、独自のめあてが示されています。
「みんなの学校」という考え方
奈良教育大学附属小学校は、「学校は、まずなによりも子どもたちのためにあります」という言葉から始まる、めざす学校像を公表しています。教育は子どもたちの権利としてとらえられている、という立場です。
子どもを真ん中にして、教職員と家庭がしっかりスクラムを組むことが、みんなの学校をつくる基礎になる。学校と保護者が近い距離で関わることが、明確に求められています。
年間行事には、5月のヒロシマ修学旅行や春の社会見学、10月の体育大会と秋の社会見学、12月の和歌山旅行、3月の全校美術展などが公表されています。教育の内容は年度によって変わりますので、最新の案内でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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