奈良教育大学附属小学校の合格に向けて、家庭では何をすればよいですか?
学校が「準備教育は不要」と明記しています
奈良教育大学附属小学校の募集要項には、注意事項として「面接による調査のための準備教育をされる必要はありません」と書かれています。これは学校自身の言葉です。
選考方法は抽せんによる選考であり、ペーパーも行動観察も制作も運動もありません。抽せんに合格した子どもが、同じ日に健康診断と面接調査を受けます。
したがって、この学校のために教材を買ったり、受け答えを練習させたりする必要はありません。合格対策という言葉が指す範囲は、極めて限られています。
まず出願資格を確かめてください
奈良教育大学附属小学校の出願資格には、奈良市の指定された中学校区に、2027年4月1日の時点で保護者とともに居住していることが含まれます。一時的な寄留は認められません。
あわせて、公共の交通機関または徒歩によって片道1時間以内で通学できることも条件です。校区外に住居を移した場合は転校になるという「入学後のきまり」も示されています。
対策よりも、この条件の確認のほうが先です。募集要項には「校区を限定しています。よく確かめて出願してください」と記されています。
抽せんは家庭の努力では変わりません
2027年度入学の一般選考では、抽せんが2026年10月1日に実施されます。抽せんは保護者が行い、結果はその場で伝えられます。
抽せんに不合格となった場合は補欠となり、抽せん合格の方が辞退すれば順次合格となります。合格した場合は、面接調査・健康診断にかかる費用2,200円を会場で納入します。
結果を左右できないという事実を、志望を固める前に家族で共有しておいてください。それが、結果が出たときに子どもを責めずにすむための、いちばん大切な準備です。
それでも育てておきたい力
奈良教育大学附属小学校の教育目標は、「すこやかなからだをもった子」「たしかな知識をもった子」「豊かな心をもった子」「よく働く子」の四つを柱としています。
低学年の教育のめあてには、「よく食べ、力いっぱい体を動かす」「よく聞き、自分の思いを話せる」「自然にふれ、しっかりとものを見る」「自分でできることや、みんなでできることをふやす」とあります。
これらはすべて、教材を買わずに家庭で取り組めることです。しっかり食べる、外で遊ぶ、話を最後まで聞く、身支度を自分でやり切る。入学前の一年をこれで組み立てても十分です。
学校を知る機会を活用する
学校説明会および募集説明会は、2026年7月23日と8月22日の二回です。参加は保護者のみで、上履きを持参します。当日参加もできますが、事前の申し込みが求められています。
オープンスクールは設定されていませんが、学校見学はいつでも可能です。保護者だけの見学も、子どもを連れての見学も受け付けられていますので、気軽に問い合わせてみてください。
選考の内容や日程は年度によって変わります。奈良教育大学附属小学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【奈良教育大学附属小学校】いちばん確実な「対策」は出願資格の確認です
抽せんによる選考である以上、力を注ぐべき場所は限られています。そして、いちばん取り返しがつかないのが出願資格の確認漏れです。
2027年度入学 通常学級募集要項では、出願資格として次の条件が示されています。
- 2020年4月2日から2021年4月1日までに生まれたお子さま
- 2027年4月1日の時点で、指定の校区に保護者とともに居住していること
- 公共の交通機関(電車・バス)、徒歩によって片道1時間以内で通学できること
- 一時的な寄留は認められません
指定校区は、飛鳥中学校区、春日中学校区、三笠中学校区、都跡中学校区、都南中学校区(東市小・辰市小・明治小・帯解小。旧精華小学校区は除く)、若草中学校区(鼓阪小・佐保小・鼓阪北小。興東小学校区は除く)、伏見中学校区、平城東中学校区、平城中学校区です。
さらに、一時的な寄留であることが分かった場合は入学許可証の発行後であっても合格を取り消すこと、校区外に住居を移した場合は転校となることも明記されています。ここは家族全員で共有しておきましょう。
【奈良教育大学附属小学校】家庭でできる準備は「生活を整えること」に尽きます
学校自身が「面接による調査のための準備教育をされる必要はありません」と書いている以上、教室に通って対策を積む必要はありません。それでも、当日を気持ちよく迎えるためにできることはあります。
まず、当日の動きから逆算しましょう。2027年度入学であれば、抽せんは2026年10月1日(木)の男児 午前8時30分から9時、女児 午前10時から10時30分。抽せんに合格した方は同じ日の午後に健康診断と面接調査を受けます。受検票と上履きが必要で、大学正門から本校玄関まではおよそ5分かかり、車での入構はできません。
つまり、早起きをして、公共交通機関で移動し、慣れない場所で靴を履き替え、初めて会う大人の前に立つ。これが当日の一日です。ここで求められるのは、暗記した受け答えではなく、いつもどおりの生活のリズムです。
そのうえで、学校が掲げているものを知っておきましょう。教育目標は「すこやかなからだ」「たしかな知識」「豊かな心」「よく働く」の四つの柱と、「集団の中でみがきあって伸びる」ことです。学校のウェブサイトでは、2014年からユネスコスクールに加盟し、SDGsとESDの取り組みを教育・研究の柱に据えていることも公表されています。
家庭で何をどう進めるか迷うときは、家庭学習サポートもご利用いただけます。
【奈良教育大学附属小学校】受験対策についてよくある質問
幼児教室に通う必要はありますか
募集要項に「面接による調査のための準備教育をされる必要はありません」と明記されています。選考方法も「抽せんによる選考」と示されています。教室に通うかどうかは、お子さまの育ちのために必要かどうかで判断されるのがよいでしょう。
抽せんに強くなる方法はありますか
ありません。抽せんは保護者が行うと示されており、家庭の努力で結果が変わる性質のものではありません。だからこそ、外れた場合にどうするかを先に決めておくことが、いちばんの備えになります。
それでも準備しておくとよいことは何ですか
早起き、公共交通機関での移動、靴の履き替え、初めての大人へのあいさつ。当日に必要になる動きを、日常のなかで自然にできるようにしておくことです。
学校を知る機会はありますか
2026年度は、第1回の学校説明会・募集説明会が7月23日(木)、第2回が8月22日(土)に予定されていました。第2回は受付9時30分から10時、説明会10時から11時ごろで、持ち物は上履きです。学校見学は日時を選べるとされており、希望日時は学校へ問い合わせる形です。
願書はどこで受け取りますか
2027年度入学であれば、2026年7月23日から9月15日に本校事務室(午前9時から午後5時)で配付されます。休日は大学正門横の守衛室でも受け取れ、守衛室は午前6時から午後11時と案内されています。郵送による願書配付・受付はありません。
手続きはいつまで続きますか
抽せんと健康診断・面接調査が2026年10月1日、入学許可証の交付が10月29日・30日、奈良市教育委員会への届出が2027年2月末まで、入学説明会が2027年2月12日という流れです。合格したらそこで終わりではありませんので、予定に入れておきましょう。
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