奈良教育大学附属小学校(奈良県奈良市高畑町)の選考は、2026年10月1日の抽せんで決まります。募集は年に一度だけで、出願には奈良市の指定された校区に住んでいることが条件です。ここでは併願を考えるときの視点を整理します。日程は年度によって変わりますので、必ず各校の募集要項でご確認ください。
まず出願できるかどうかを確かめる
奈良教育大学附属小学校の出願資格には、奈良市の指定された中学校区に、2027年4月1日の時点で保護者とともに居住していることが含まれます。一時的な寄留は認められません。
あわせて、公共の交通機関または徒歩によって片道1時間以内で通学できることも条件です。校区外に住居を移した場合は転校になるという「入学後のきまり」も示されています。
併願を考える前に、そもそも出願できるかどうかを確かめてください。この条件を満たさなければ、他校との比較そのものが成り立ちません。
抽せんという仕組みをどう受け止めるか
奈良教育大学附属小学校の選考方法は「抽せんによる選考」です。抽せんに合格した子どもが、同じ日に健康診断と面接調査を受けます。
どれだけ丁寧に準備をしても、抽せんの結果は変えられません。抽せんに不合格となった場合は補欠となり、辞退者が出れば順次合格となる仕組みです。
だからこそ、この学校だけに絞るのではなく、家庭の価値観に合う学校をもうひとつ考えておくことに意味があります。子どもに逃げ道を用意するというより、家庭の気持ちに余白をつくるための備えです。
募集が一度だけになりました
2027年度入学から、奈良教育大学附属小学校の募集は年に一度だけに変更されました。以前のように第1次と第2次に分かれてはいません。
2027年度入学の一般選考では、願書受付が2026年9月15日と16日、抽せんと健康診断・面接調査が10月1日です。関西の私立小学校の入試が集中する時期の直前にあたります。
抽せんの結果が10月1日に出ますので、そこから私立小学校の受験に切り替えることも、日程の上では可能です。各校の要項が出そろった段階で、日付を一枚の紙に並べて確かめてください。
選考の性格がまったく異なります
奈良教育大学附属小学校の選考にはペーパーも行動観察もありません。学校は「面接による調査のための準備教育をされる必要はありません」と募集要項に明記しています。
一方で、私立小学校の多くはペーパーを含む考査を行います。私立小学校を併願先に加える場合、その準備は私立のためのものであって、この学校のためのものではないと理解しておきましょう。
準備の中身がまったく違うということは、逆に言えば、私立の準備を進めても抽せんの結果には影響しないということです。時間の使い方を家族で話し合っておいてください。
家庭の条件から逆算する
奈良教育大学附属小学校は国立のため授業料の負担が軽く、入学検定料も1,100円です。私立小学校を併願先に考える場合、学費や制服代を含めた費用が大きく変わります。
また、この学校にはスクールバスがなく、PTAの生活安全部として保護者がバス停に立つこともあります。保護者の関わり方の濃さも学校によって異なりますので、働き方と合わせて検討してください。
各校の入試日程や選考の内容、費用については、奈良教育大学附属小学校を含め、それぞれの学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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