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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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一燈園小学校

【一燈園小学校】伝統文化教育とは?能・日本舞踊・剣道が正課の学びをプロが解説

一燈園小学校 伝統文化
ママ
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一燈園小学校では能や日本舞踊を授業で習うと聞きました。

伝統文化教育の内容を詳しく知りたいです。

塾長
塾長

一燈園小学校は文部科学省指定の教育課程特例校で、能・謡曲、リトミック・洋舞(バレエ)、日本舞踊、剣道、珠算などを正課として学べる、全国でも珍しい学校です。

習い事ではなく「授業」として、それぞれの道の師範から本物を学べるのが最大の魅力です。

大切なのは、以下の3点です。

・伝統文化は幼いほど身につくという考えから、小学校段階で正課に組み込まれている
・指導するのは芸事の師範など専門の講師で、担任まかせのおけいこではない
・ネイティブの英会話やユネスコスクール認定など、国際性とセットで多様性を学ぶ

一燈園小学校の個別相談家庭学習サポート願書作成面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。

一燈園小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【一燈園小学校】なぜ伝統文化が正課にあるのか

一燈園小学校は、京都市山科区にある学校法人燈影学園の私立小学校です。「争いのない生活」を標榜した西田天香により昭和8年(1933年)に発願設立され、知識の修得に偏らない全人教育を実践してきました。

その教育方針の柱のひとつが、伝統文化へのふれあいです。学校は、日本の伝統文化・伝統芸術への情操教育は幼いほど身につくという考えを明確にしており、だからこそ中学や高校からではなく、小学校の段階から伝統文化を正課に組み込んでいます。

ここで大切なのは、伝統文化教育が単なる「おけいこの時間」ではなく、心を育てる全人教育の一部だということです。一燈園小学校の校是は「行余学文(行じて余力あれば文を学ぶ)」。まず人としての行いを整え、そのうえで学問に向かうという順序を示した言葉です。毎朝の朝課(礼拝・瞑想)や食堂での食作法と同じように、伝統文化の授業もまた、型を通して姿勢や礼儀、集中する心を育てる「行い」の教育として位置づけられています。学校全体の教育観は特色の記事で詳しく解説しています。

【一燈園小学校】教育課程特例校として正課で学ぶ内容

一燈園小学校は、文部科学省から教育課程特例校の指定を受けています。教育課程特例校とは、学習指導要領によらない特別の教育課程を編成できる学校のことで、一燈園はこの制度を使って、通常の教科に加えて次のような内容を正課として学びます。

  • 能・謡曲
  • リトミック・洋舞(バレエ)
  • 日本舞踊
  • 剣道
  • 珠算(そろばん)

受験情報誌では、このほかに筝曲と仕舞も正課として取り入れられているとされ、リトミックは男女、日本舞踊は女子が学ぶと紹介されています。何年生でどの科目をどれだけ学ぶかという詳細は、説明会や学校見学の際に直接ご確認ください。

能や謡曲を小学生が正課で学べる学校は、京都という土地柄を考えても極めて希少です。週に数回の英語やプログラミングを特色に掲げる学校が多い中で、一燈園小学校は日本人としての土台を先に育てるという、はっきりした哲学を持っているのです。

保護者の目線で見ると、「正課である」ことの意味は大きいと筆者は考えます。放課後の習い事であれば、送迎の負担や費用、本人の好き嫌いによってどうしても偏りが出ます。正課であれば、全員が授業として等しく本物にふれられますし、学校生活のリズムの中で無理なく続けられます。共働きのご家庭にとっても、平日の日中に専門家の指導を受けられるのはありがたい仕組みです。

【一燈園小学校】指導するのは専門の師範

一燈園小学校の伝統文化教育のもうひとつの特徴は、指導者の質です。

これらの授業を担当するのは、学校の教員ではなく、それぞれの道の専門の講師、すなわち芸事の師範です。公式サイトにも、器楽・リトミック・日本舞踊・珠算・英会話は専門の先生が指導すると明記されています。

芸事の師範の指導には、学校の先生とはまた違う厳しさがあります。あいさつの仕方、道具の扱い、待つ姿勢。伝統文化の世界では、技の前にまず礼が求められます。公式サイトには、師範ならではの厳しさの中で、自文化や異文化への理解を通じて多様性の大切さを学ぶとあり、学校がこの「本物の厳しさ」を教育的価値として意識的に取り入れていることがわかります。

1学年10名前後という少人数ですから、師範の目は一人ひとりに行き届きます。おけいこ教室に通っても、この密度で師範の指導を受けるのは簡単ではありません。少人数教育との相乗効果については少人数教育の記事をご覧ください。

【一燈園小学校】そろばん教育と基礎学力への効果

伝統文化教育の中でも、学力面への効果が期待されているのが珠算(そろばん)教育です。

公式サイトの特徴10項目にもそろばん教育は独立して挙げられており、集中力の向上がねらいとして明記されています。受験情報誌では、右脳の活性化をはかる教育としても紹介されています。

そろばんは、指先を使い、数字を珠のイメージに置き換えて計算する学習です。毎日の積み重ねが級や段という形で目に見えるため、こつこつ努力する習慣づくりにも向いています。一燈園小学校では、この珠算も専門の先生が指導します。

一燈園小学校の教育は「祈り・汗・学習」の三本柱で語られますが、そろばんはまさに、伝統文化(型を学ぶ)と学習(基礎学力の徹底)の両方にまたがる存在です。全人教育というと学力がおろそかになるのではと心配される方もいますが、少人数のきめ細かい指導と基礎学力の充実は学校が掲げる特徴の筆頭であり、伝統文化と学力は対立するものではなく、集中力や姿勢という土台でつながっているのです。

【一燈園小学校】伝統文化と国際性は両輪

伝統文化に力を入れる学校と聞くと、内向きの教育を想像されるかもしれません。しかし一燈園小学校は、国際性の面でも特色ある取り組みをしています。

  • 小中高生全員が、ネイティブスピーカーによる英会話の授業を受ける
  • 英国からギャップイヤーの留学生を受け入れ、学校生活を共にしている
  • 2012年6月にユネスコスクールの認定を受けている

英会話も専門の先生による指導で、受験情報誌によると、外国人講師は授業だけでなく登校中などいろいろな機会で子どもたちとふれあっているとされています。

自分の国の文化を知らなければ、外国の方に語れるものがありません。日本舞踊や能を学んだ子が、留学生と一緒に学校生活を送る。この組み合わせこそ、一燈園小学校が考える国際教育であり、奉仕の精神とあわせて、21世紀の国際社会に貢献する人を育てるという教育方針につながっています。

なお、日々の学びの成果を披露する場として、小中高合同で行われる秋・春の学習発表会があります。行事の全体像は行事の記事で解説しています。

【一燈園小学校】受験準備への活かし方・よくある質問

伝統文化教育に魅力を感じたご家庭は、その共感を受験準備にもつなげましょう。

願書(出願理由書)や面接では、学校の教育方針への理解と共感が大切になります。「日本の文化や礼儀を大切に育てたい」という思いをお持ちなら、ご家庭での小さな実践、たとえば正座してのあいさつ、お箸の持ち方、季節の行事を家族で楽しむことなどを、具体的なエピソードとして語れるようにしておくと説得力が増します。書き方は願書の書き方の記事で解説しています。

Q. 入学までに日本舞踊やそろばんを習わせておくべきですか?

その必要はないと筆者は考えます。正課の授業は初めての子を前提に組まれているはずですし、公式の考査科目は面接(児童・保護者個別)で、技能を測る試験は公表されていません。それよりも、人の話を姿勢よく聞ける、あいさつができるという土台のほうがずっと大切です。

Q. 男の子も日本舞踊をやりますか?

受験情報誌では、リトミックは男女、日本舞踊は女子とされています。男子は剣道などに取り組むと考えられますが、最新のカリキュラムは学校説明会でご確認ください。

Q. 道具代など追加の費用はかかりますか?

公式の学費ページでは、授業料などのほかに給食費・教材費等が別途必要とされています。金額の詳細は募集要項や説明会でご確認ください。学費全体は学費の記事にまとめています。

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ABOUT ME
うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、2021年から累計1,000名以上の合格をサポート(願書作成97%・面接レッスン97%・個別家庭学習サポート第一志望合格97%)。Amazon Kindle幼児教育カテゴリー1位『小学校受験の教科書』著者。自身もわが子の小学校受験を経験し、難関校に合格。全国の小学校・幼稚園受験に対応。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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