一燈園小学校の受験を考えています。
試験ではどんな内容が出るのでしょうか?ペーパー対策は必要ですか?
【一燈園小学校】試験内容の全体像
一燈園小学校(京都市山科区)は、学校法人燈影学園が運営する1学年10名前後の小さな私立小学校です。小中高一貫教育のもと、「根本のことを自然な方法で教える」という教育方針を掲げています。
公式サイトの募集要項(令和9年度入試)によると、試験内容は次のとおりです。
- 考査科目:面接(児童・保護者個別)
- 出願書類:入学願書・出願理由書
- 募集人員:A日程 男女10名、B日程 男女若干名
- 入学考査料:15,000円
A日程・B日程とも考査科目は同じで、ペーパーテストは課されていません。首都圏や関西の難関校で見られるような、お話の記憶や図形などの筆記試験対策を軸にした入試ではないのです。
一方、受験情報誌では、一燈園小学校の考査は「行動観察・運動・面接」と紹介されることが多く、面接だけでなく、お子さまが集団の中でどのように振る舞うかも見られると考えておくのが安全です。年度により実施内容は変わる可能性がありますので、最新の情報は必ず募集要項と公式サイトでご確認ください。
なお、受験番号は願書受付順で、月齢の考慮はないとされています。学校の全体像は一燈園小学校の受験ガイド総まとめもあわせてお読みください。
【一燈園小学校】親子面接の傾向と評価されるポイント
考査の中心は、児童・保護者への個別面接です。出願書類に「出願理由書」が含まれていることからも、この学校が「なぜ一燈園を選んだのか」を非常に重視していることがわかります。
一燈園小学校は、創設者・西田天香の「争いのない生活」の思想を受け継ぎ、知識の修得に偏らない全人教育を実践してきた学校です。毎朝の朝課(礼拝・瞑想)、食堂での黙食給食、奉仕活動など、他校にはない独自の教育があります。
そのため面接では、次のような点を確認する意図の質問が中心になると考えられます。
- 学校の教育方針(祈り・汗・学習の三本柱)への共感と理解
- 1学年10名前後という小規模環境を積極的に選ぶ理由
- ご家庭の教育方針と学校の方針が一致しているか
- お子さまの日常の生活習慣や親子の関わり方
お子さまへの質問も、知識を問うものより、名前や好きな遊びなど日常に根ざした受け答えができるかを見るものが中心と考えられます。大切なのは、初対面の大人に対して、目を見て、自分の言葉で落ち着いて話せることです。
回答は「結論→具体的なエピソード→これからどうしたいか」の順に組み立てると伝わりやすくなります。お父様とお母様で教育方針の説明が食い違うと印象を下げてしまうため、事前のすり合わせが欠かせません。面接対策レッスンでは、ご家庭ごとの回答づくりからお手伝いしています。
【一燈園小学校】行動観察・運動への備え
受験情報誌によると、一燈園小学校の考査には行動観察と運動が含まれるとされています(公式の募集要項に明記されているのは面接のみですので、位置づけは年度の要項でご確認ください)。
行動観察で大切なのは、特別なテクニックではなく、次のような日常の姿です。
- 先生の指示を最後まで聞いてから動けるか
- 初めて会うお友だちと、おもちゃや道具を譲り合えるか
- あいさつ・返事・後片付けが自然にできるか
- うまくいかないときに、泣いたり投げ出したりせず気持ちを立て直せるか
一燈園小学校は「人を蹴落としたり、いじめる生徒はひとりもいない」と公式サイトでうたうほど、穏やかで温かい共同体を大切にする学校です。勝ち負けにこだわって乱暴になるお子さまよりも、まわりと調和しながら自分の役割を果たせるお子さまが評価されやすいと考えられます。
運動については、年齢相応の基本的な動きができれば十分です。かけっこ、ケンパー、ボール遊び、片足バランスなど、外遊びの中で楽しく経験を積んでおきましょう。運動が得意かどうかよりも、指示を理解して最後まで一生懸命取り組む姿勢が大切です。
【一燈園小学校】考査で見られる「日常の積み重ね」
一燈園小学校の学校生活を知ると、考査で何が大切にされるかが見えてきます。
公式サイトによると、児童は毎朝8時20分から朝課(礼拝・瞑想)で15分間静かに自分と向き合い、昼食は食堂で全校児童・生徒が静座して黙っていただきます。あいさつや食作法など、礼儀・作法の教育も特徴の一つです。
つまりこの学校では、「静かに座って話を聞ける」「食事のマナーが身についている」「ものや人を大切にできる」という力が、入学後の毎日で必要になります。考査や面接でも、こうした生活習慣の積み重ねは、立ち居振る舞いの端々に自然と表れるものです。
ご家庭では、次のような点を意識してみてください。
- 食事の前後のあいさつ、正しい姿勢、箸の持ち方
- 靴をそろえる、脱いだ服をたたむなどの生活習慣
- 絵本の読み聞かせなどで、静かに聞く時間をつくる
- お手伝いを任せて、家族の役に立つ経験をさせる
一燈園小学校が大切にする奉仕の精神は、ご家庭でいえば「お手伝い」から始まります。自分のことは自分でし、家族のために働く経験を積んだお子さまは、面接での受け答えにも自信と実感がにじみます。
また、この学校では朝の礼拝や運動会、学習発表会を小中高合同で行い、年上のお兄さん・お姉さんと日常的に関わります。年齢の違う人とも物おじせずに接することができるよう、地域の行事や親戚の集まりなど、いろいろな世代とふれあう機会を日ごろからつくっておくとよいでしょう。
【一燈園小学校】試験までに家庭でできる対策
ペーパー中心の入試ではないとはいえ、対策が不要というわけではありません。準備の軸は次の3つです。
まず、学校を深く知ることです。説明会や学校見学に足を運び、朝課や黙食給食といった独自の教育を実際に確かめたうえで、「わが家がここを選ぶ理由」を言葉にしていきましょう。出願理由書と面接の内容に一貫性を持たせるためにも、この作業が土台になります。願書・出願理由書の書き方は願書作成サポートでお手伝いできます。
次に、生活習慣の見直しです。早寝早起き、あいさつ、後片付け、食事のマナーといった基本を、試験直前ではなく数か月単位で整えていきます。一燈園小学校の教育は日常生活そのものを大切にしますから、付け焼き刃はすぐに見抜かれると考えてください。
最後に、面接練習です。ご家庭だけで練習すると、つい誘導的な聞き方になったり、答えの丸暗記になったりしがちです。暗記した文章の棒読みは、面接で最も印象を下げる失敗の一つです。第三者との模擬面接で、初対面の大人と話す経験を積んでおきましょう。何から始めるべきか迷われる場合は、オンライン個別相談でご家庭の状況に合わせた進め方をご提案しています。
【一燈園小学校】試験内容のよくある質問
最後に、試験内容についてよくいただくご質問にお答えします。
まず「ペーパー対策は必要ですか」という質問です。公式の考査科目にペーパーテストはありませんので、難問対策は不要です。ただし、面接での受け答えや指示の理解には、語彙力と聞く力が必要です。読み聞かせや会話を通じた言葉の力は、しっかり育てておきましょう。家庭学習サポートでは、志望校に合わせた家庭学習の進め方をご提案しています。
次に「幼児教室に通っていなくても合格できますか」という質問です。考査の内容から考えると、教室での特訓が必須の学校ではありません。ただし、集団の場での振る舞いや面接の経験は家庭だけでは積みにくいため、模擬面接などの機会は意識的につくることをおすすめします。
「B日程から受けても不利になりませんか」という質問もあります。B日程は募集人員が若干名のため、ご縁を優先するならA日程からの受験が基本です。日程の詳細は募集要項でご確認ください。
最後に「月齢の考慮はありますか」という質問です。受験情報誌によると月齢の考慮はないとされています。生まれ月の早い遅いを気にするより、当日までにできる生活習慣づくりに力を注ぎましょう。
あわせて読みたい
- 【一燈園小学校】小学校受験ガイド|総まとめ
- オーダーメイド面接回答集+オンライン面接レッスン(合格率93%)
- 小学校受験 オーダーメイド願書作成サポート(合格率97%)
- 小学校受験 家庭学習サポート
- オンライン個別相談
- 小学校受験 オンラインショップ
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























