光華小学校の英語教育やデジタル教育は、どんな内容なのでしょうか?
入学前に英語をやらせておくべきかどうかも気になっています。
光華小学校は、英語を「教科」ではなく「言語」として体験的に学ぶ英語教育と、プログラミングやAIを活用したデジタル教育に力を入れている学校です。文部科学省の英語教育強化地域拠点事業に採択された実績もあり、京都の私立小学校の中でも英語・ICTの充実度は注目に値します。
大切なのは、以下の3点です。
・英語は4技能を統合的に伸ばす「言語としての英語」であること
・デジタル教育は機器操作ではなく「考える力・試行錯誤する力」を育てるものであること
・入学前の英語力は必須ではなく、受験準備は考査・面接対策を軸にすること
光華小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
光華小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【光華小学校】英語教育の特色
光華小学校の英語教育のいちばんの特徴は、英語を「教科」ではなく「言語」として体験的に学ぶという考え方です。
単語や文法を暗記科目として積み上げるのではなく、LBS指導法などを中心に、「聞く・読む・話す・書く」の4技能を統合的に伸ばしていきます。海外との交流やAIを活用した学習も取り入れながら、実践的なコミュニケーション力と、英語で自分の考えを表現する力を育てることをめざしています。
なぜ「体験的に」が大切なのでしょうか。小学生の時期は、耳から言葉を吸収し、恥ずかしがらずに口に出せる貴重な時期です。この時期に「英語は暗記するもの」と刷り込まれてしまうと、中学以降の英語が苦役になりがちです。逆に「英語は伝わるとうれしいもの」という成功体験を積んでおくと、その後の学びが自走し始めます。
「テストのための英語」ではなく「伝えるための英語」を低学年のうちから体験できる環境は、英語がますます当たり前になるこれからの時代に、大きな財産になるでしょう。
【光華小学校】英語教育の実績と学びの環境
光華小学校は、2014年に文部科学省の英語教育強化地域拠点事業に採択され、4年間にわたり英語教育の研究・実践を積み重ねてきた実績があります。国の指定を受けて先進的な英語教育に取り組んできた歴史があるため、「最近流行に乗って英語を始めた学校」とは土台の厚みが違います。
また、年間行事には4〜6年生を対象とした英検(実用英語技能検定)の受検が組み込まれており、体験的な学びを客観的な指標でも確認できるようになっています(行事や対象学年は年度により変わることがあります)。
系列の京都光華中学校・高等学校、大学・短期大学部まで続く学園の中で英語に触れ続けられる点も、長い目で見た安心材料といえるでしょう。
なお、実際の授業の雰囲気や子どもたちの英語への反応は、資料だけでは伝わりません。光華小学校では授業体験会などのイベントが年間を通して開かれていますので、英語教育を志望理由の柱にしたいご家庭は、ぜひ親子で参加して肌で感じておきましょう。そこで得た具体的なエピソードは、願書や面接の説得力を大きく高めてくれます。
【光華小学校】デジタル教育とiPad
デジタル教育では、プログラミングやAIを活用しながら、「論理的に考え、手順を組み立てる力」「失敗を恐れずに試行錯誤し、問題を解決する力」を育てています。
ここで大切なのは、目的が「機器の操作を覚えること」ではない点です。思い通りに動かなかったら原因を考えて直してみる、うまくいくまで手順を組み直す。この試行錯誤のプロセスこそが学びの中心で、学校が掲げる「探究×共創」やSTEAMS and教育とも重なっています。
AIが当たり前になる時代、子どもたちに必要なのは「AIに使われる側」ではなく「AIを道具として使いこなす側」に立つ力です。プログラミング的思考や試行錯誤の姿勢を小学生のうちから育てる光華小学校の方針は、まさにこの時代の要請に応えるものといえます。
環境面では、入学時の費用にiPad(初期設定費等を含む・約90,000円/令和7年度実績)が明示されており、ICTを日常の学びの道具として使っていく前提であることがわかります。金額は年度により変わる可能性がありますので、最新は募集要項でご確認ください。学校の教育全体の考え方は、光華小学校の特色・教育の記事でくわしく解説しています。
【光華小学校】放課後の「英語ひかりっこ」
英語教育に関心のあるご家庭にぜひ知っておいてほしいのが、放課後プログラムの「英語ひかりっこ」です。
これはECCのアフタースクールによる、オール英語のSTEAM教育プログラムで、授業が終わったあとの校内で、英語に浸りながら探究的な活動に取り組めます。学校の授業で育てた英語の芽を、放課後にそのまま伸ばせる環境です。
光華小学校には、このほかにも担任の先生による学習支援「がんばりっこ」(月・水・木、終礼後)や、月曜から金曜の下校時刻から19時まで利用でき、長期休暇中も開室する「ひかりっこ」など、放課後の預かり・学びのプログラムが複数用意されています。校外の英語教室に通わせる場合と違って移動の送迎が不要な点は、共働きのご家庭にとっても大きな魅力です。習い事のはしごで夕方が慌ただしくなりがちなご家庭ほど、「学校の中で完結する放課後」の価値は実感しやすいはずです。プログラムの内容・費用は年度により変わることがありますので、最新は説明会や公式サイトでご確認ください。
【光華小学校】入学前の英語・デジタル準備はどこまで必要?
「英語に力を入れている学校だから、受験までに英語を習わせないと不利になるのでは?」と心配される方が多いのですが、結論からいうと、入学前の英語力が合否の条件になるという情報はありません。
令和9年度入試の選考は、親子面接のみの「ひかり入試」か、適性検査と親子面接による「適性検査入試」です。適性検査の細かな内容は公表されていませんが、小学校受験で問われる中心は、話を聞く力・考える力・生活習慣・親子の関わりです。英語の先取りよりも、次のような準備を優先しましょう。
- 絵本の読み聞かせや会話を通して、日本語で聞く力・話す力をしっかり育てる
- 身の回りのことを自分でする、最後まで取り組むといった生活習慣を整える
- 面接に向けて、ご家庭の教育方針と学校の理念(探究×共創・BONBU)の重なりを言葉にしておく
なかでも「日本語の聞く力・話す力」は見落とされがちですが、とても重要です。英語の4技能も、AIとの対話も、土台にあるのは母語で考え、聞き、伝える力です。年長のうちは、その日あったことを順序立てて話す練習や、「どうしてそう思ったの?」と理由をたずねる会話を、毎日の生活の中に組み込んでいきましょう。
デジタルについても、入学前からタブレット学習を仕込む必要はありません。むしろ幼児期は、手を動かす遊びや外遊びの中で「考えて試す」経験をたくさん積むことが、入学後のデジタル教育を生かす土台になります。考査の傾向と対策は光華小学校の試験内容の記事を、家庭での進め方に迷ったら家庭学習サポートをご活用ください。
【光華小学校】英語・デジタル教育のよくある質問
英語の授業は何年生からありますか?
低学年からの体験的な英語教育をうたっていますが、学年ごとの時間数などの詳細は公式サイトの募集要項ページだけでは確認できませんでした。説明会や授業体験会で、実際の授業の様子とあわせて確認されることをおすすめします。
家庭でのタブレット利用は、どう考えればよいですか?
幼児期は「見せっぱなし」の受け身の利用を避け、時間と場所のルールを親子で決めることが大切です。入学後はiPadが学びの道具になりますから、「決めた約束を守って使う」経験を今のうちに積んでおくと、入学後のICT活用にもスムーズにつながります。
帰国子女でも大丈夫ですか?
光華小学校は帰国子女の受け入れを行っています。英語力を保ちたいご家庭には、英語ひかりっこのような放課後の環境も心強いところです。個別の事情は学校に直接ご相談ください。
iPadの費用以外に、ICT関連の費用はかかりますか?
公式の学費一覧で明示されているのはiPad約90,000円(初期設定費等を含む・令和7年度実績)です。年度により変わる可能性がありますので、最新の金額と内訳は募集要項でご確認ください。学費全体は光華小学校の学費の記事にまとめています。
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