一燈園小学校の行事にはどんなものがありますか?
小学生から高校生まで一緒に活動すると聞いて、雰囲気が気になっています。
一燈園小学校の行事の最大の特徴は、運動会や学習発表会などの主要行事を小学校・中学校・高等学校の合同で行うことです。
小1から高3までが一緒に活動する行事は、「家族のような学校」と呼ばれるこの学校の校風そのものを表しています。
大切なのは、以下の3点です。
・運動会・学習発表会・遠足などの行事が小中高合同で、縦のつながりの中で育つ
・運動会の企画運営は高校2年生に一任されるなど、子どもが主役の行事づくり
・一輪車大会や奉仕活動、夏期学校「夏安居」など、この学校ならではの行事がある
一燈園小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
一燈園小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【一燈園小学校】行事は小中高合同が基本
一燈園小学校は、京都市山科区にある学校法人燈影学園の私立小学校で、小学校・中学校・高等学校が同じ敷地で学ぶ小中高一貫校です。1学年10名前後、公式サイトが「日本一小さな私立学校」と自称する規模だからこそ、行事のあり方も他校とは大きく異なります。
公式サイトの特徴にも、学校行事は小中高合同(運動会、秋の学習発表会、春の学習発表会)と明記されています。受験情報誌によると、入学式・卒業式や遠足なども合同で行われるとされ、小学生から高校生までがなごやかな雰囲気の中で一緒に活動します。
行事だけではありません。毎朝の朝課(礼拝)は礼堂に全児童・生徒が集まって行われ、昼食も食堂で小中高が一緒にいただきます。つまりこの学校では、「合同」は行事の日だけの特別なことではなく、毎日の暮らしそのものなのです。だからこそ、学園全体がひとつの家族のようなまとまりを持っています。
学校の教育方針の全体像は特色の記事で詳しく解説しています。
【一燈園小学校】運動会は高校2年生が企画・運営
小中高合同行事の代表格が運動会です。
公式サイトによると、一燈園の運動会は、企画・運営が高校2年生に一任されているという際立った特徴があります。種目の構成から当日の進行まで、生徒が主体となってつくり上げる運動会です。
そして名物が、小1から高3までがバトンをつなぐ学園リレーです。6歳の1年生と18歳の高校3年生が同じトラックを走る光景は、12年間の一貫教育を象徴する場面といえるでしょう。
小学生にとって、この運動会は「お客さん」として参加する場ではありません。年の離れたお兄さん・お姉さんが会を動かす姿を毎年間近に見て、いつかは自分もああなるのだという目標を自然に持つことができます。中高生にとっては、小さい子を思いやりながらリーダーシップを発揮する訓練の場でもあります。縦の人間関係の教育的な意味は少人数教育の記事でも解説しています。
【一燈園小学校】学習発表会と一燈園ならではの独自行事
運動会と並ぶ大きな行事が、秋と春の年2回行われる学習発表会です。こちらも小中高合同で、日々の学びの成果を発表する場になっています。
一燈園小学校は、能・謡曲、リトミック・洋舞、日本舞踊、剣道、珠算などを正課とする教育課程特例校ですから、発表の場が年2回あることは、子どもたちの励みとして大きな意味を持ちます。伝統文化の学びについては伝統文化教育の記事をご覧ください。
また、公式サイトの特徴には、合同行事のほかに小学校の独自行事として奉仕活動や一輪車大会が挙げられています。
- 奉仕活動:ボランティア体験を通して勤労の尊さを学ぶ。「汗=社会に役立つ」という教育の柱の実践
- 一輪車大会:クラブ活動にも一輪車クラブがあり、一輪車はこの学校の子どもたちに親しまれている
奉仕活動については、小学生はボランティア活動に取り組み、併設の中高生になると作務(奉仕活動)学習として日常的に続いていきます。行事としての奉仕体験が、学年が上がるにつれて生活の一部になっていく設計です。派手さよりも、体を動かし、人の役に立ち、こつこつ練習した成果を披露するという、この学校の教育観がにじむ行事構成といえます。
【一燈園小学校】夏期学校「夏安居」と一年の暮らし
一燈園ならではの行事として、毎年夏休みに行われる2泊3日の夏期学校「夏安居(げあんご)」があります。
公式サイトによると、夏安居は主に中高生を対象とした合宿ですが、小学5年生から参加できます。全国の高校や大学の先生方の講義にふれられる機会もあり、小学生のうちから一歩深い学びを体験できる貴重な場です。
日々の学校生活に目を向けると、授業は8時20分の朝課に始まり15時の下校まで。放課後は17時まで(延長は18時まで)の預かりがあり、希望者は夏休み期間中の預かりも利用できます。土曜日は原則第2・4土曜日が休みで、受験情報誌によると行事により変更があるとされています。年間の行事日程は年度によって変わりますので、最新の予定は学校説明会や公式サイトでご確認ください。
なお、自然豊かな環境を活かした教育も特徴のひとつで、動植物の採集など、山科の山麓という立地ならではの体験が日常に組み込まれています。四季の自然が、そのまま学びの舞台になっている学校です。
日常の活動としては、クラブ活動もあります。公式サイトのよくある質問によると、小学校のクラブは陸上部・一輪車クラブ・イラストクラブです。大規模校のような数はありませんが、一輪車大会という行事とクラブ活動がつながっているように、日々の活動と行事がひと続きになっています。また、受験情報誌によると、下校は教員が引率する集団下校で、安全教室や登下校時の見守りなどの安全対策も行われているとされています。
【一燈園小学校】行事から見える校風と受験準備への活かし方
行事は、その学校の素顔がいちばんよく見える場面です。一燈園小学校の行事から見えてくるのは、次のような校風です。
- 学年や校種の壁がなく、全員が顔見知りの家族的な共同体である
- 子どもに大きな役割を任せ、大人はそれを見守る
- 勝ち負けや見栄えよりも、日々の積み重ねと奉仕の心を大切にする
受験を考えるご家庭は、この校風とお子さま・ご家庭の相性を確かめることが何より大切です。説明会や公開行事の機会があれば、ぜひ実際に足を運び、子どもたちの表情や中高生の立ち居振る舞いをご覧ください。学校を訪れた際の実感は、願書(出願理由書)や面接で志望理由を語るときの、何よりの材料になります。書き方は願書の書き方の記事で解説しています。
また、ご家庭でも、家族の行事を大切にする、地域の活動に参加してみるなど、「みんなで何かをつくる経験」を意識して積んでおくと、この学校の行事文化に自然になじめるはずです。お正月やお月見といった季節の行事を家族で楽しむこと、年下の子やお年寄りと関わる機会をつくることも、縦のつながりを大切にするこの学校の暮らしへの、何よりの準備になります。
【一燈園小学校】よくある質問(行事)
最後に、行事についてよくいただく質問にお答えします。
Q. 保護者が参加する行事は多いですか?
保護者の関わり方についての公式な情報は公表されていません。少人数の学校ですので、学校とご家庭の距離は近いと考えられます。説明会や個別の問い合わせでご確認ください。学校見学は電話またはメールフォームで随時受け付けられており、遠方の方にはオンラインの個別相談もあります。
Q. 運動会や発表会はどこで行われますか?
会場や開催時期の詳細は年度によって異なる可能性があるため、学校の案内でご確認ください。行事の様子は公式サイトでも紹介されています。
Q. 行事が多くて勉強がおろそかになりませんか?
一燈園小学校は、基礎学力の徹底と定着を教育の三本柱のひとつに掲げ、少人数のきめ細かい指導を行っています。行事も学習発表会のように日々の学びと直結したものが中心で、行事と学習が切り離されていないのがこの学校らしさです。考査や入学後の学習については試験内容の記事もあわせてご覧ください。
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