一燈園小学校は少人数教育で有名と聞きました。
実際にどのくらいの人数で、どんな良さがあるのか知りたいです。
一燈園小学校は1学年10名前後、1クラス3〜12名という、全国でも屈指の少人数教育を行う学校です。
公式サイトでも「日本一小さな私立学校」と紹介されるほどで、この規模だからこそできる教育がこの学校の最大の魅力です。
大切なのは、以下の3点です。
・1学年20名以内の小中高一貫で、先生が一人ひとりの学力と資質を深く把握できる
・少人数の授業に加え、専門講師の指導や中高生との縦の交流で学びの幅が広い
・少人数ならではのメリットと注意点を理解し、ご家庭との相性を見極めることが大切
一燈園小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
一燈園小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【一燈園小学校】どのくらい少人数?学校の規模感
一燈園小学校は、京都市山科区にある学校法人燈影学園の私立小学校です。受験情報誌のデータでは全校児童数は55名、1クラスの人数は3〜12名、教員数は9名(非常勤1名含む)とされています。1学年に換算すると10名前後で、公立小学校の1クラスにも満たない人数が「1学年のすべて」という規模です。
しかもこの少人数は小学校だけの話ではありません。一燈園は小学校・中学校・高等学校が同じ敷地で学ぶ一貫校で、1学年20名以内の小中高一貫教育を掲げています。公式サイトが「日本一小さな私立学校」と自称するとおり、学園全体でもひとつの学校の1学年分ほどの人数しかいません。
入試の募集人数も、A日程で男女10名、B日程で若干名です。年度によっては志願者が募集人数を下回ることもある、規模の小さな入試です。募集の詳細は入試日程の記事で解説しています。
この規模を「物足りない」と感じるか「理想的」と感じるかは、ご家庭の教育観によって大きく分かれるところです。以下で、少人数教育の中身を具体的に見ていきましょう。
【一燈園小学校】少人数だからできるきめ細かい指導
一燈園小学校が公式サイトで挙げる特徴の筆頭が、少人数によるきめ細かい教育と基礎学力の充実です。
1クラス3〜12名という環境では、授業中に一人ひとりが発言する機会が必然的に多くなります。先生の目が全員に行き届くため、つまずきがその日のうちに見つかり、理解が浅いまま先へ進んでしまうことが起こりにくいのです。学校も、1人ひとりの学力と資質を把握し学習効果を高めることを、少人数一貫教育のねらいとして明確に掲げています。
授業は1コマ45分・6時限で、8時20分の朝課(礼拝・瞑想)から15時の下校まで、規則正しい日課が組まれています。集中力の向上をねらいとするそろばん(珠算)教育も正課にあり、基礎学力の定着は「学習」として教育の三本柱のひとつに位置づけられています。
また、一燈園小学校には、児童・生徒が教師を「〇〇先生」ではなく「〇〇さん」と呼ぶ文化があります。少人数で先生との距離が近いからこそ、肩書きではなく人と人として向き合う関係が成り立っているのです。大人数の学校では味わえない、家族のような師弟関係といえるでしょう。
【一燈園小学校】専門講師と縦のつながりが学びを広げる
少人数の学校について、よく「多様な刺激が少ないのでは」という心配を耳にします。一燈園小学校は、この弱点を2つの仕組みで補っています。
1つめは、専門講師による正課の授業です。一燈園小学校は文部科学省指定の教育課程特例校で、能・謡曲、リトミック・洋舞(バレエ)、日本舞踊、剣道、珠算などを正課として学び、それぞれの道の専門の講師(芸事の師範)が指導します。器楽・リトミック・日本舞踊・珠算・英会話は専門の先生による指導と公式サイトに明記されており、担任の先生だけで完結しない、多彩な大人と出会える環境です。詳しくは伝統文化教育の記事をご覧ください。
2つめは、中高生との縦の交流です。朝の礼拝も昼食も行事も小中高合同で行われ、小学生は日常的に中高生と関わりながら育ちます。同学年の横のつながりが少ない分、学年を超えた縦の人間関係が濃く、年上をお手本にし、年下を思いやる経験を自然に積むことができます。
さらに、英会話は小中高生全員がネイティブスピーカーの授業を受け、英国からのギャップイヤー留学生の受け入れも行われています。少人数でも、いやむしろ少人数だからこそ、一人ひとりが本物にふれる密度は高いのです。
【一燈園小学校】少人数教育のメリットと気をつけたい点
筆者の視点から、一燈園小学校の少人数教育のメリットと、事前に考えておきたい点を整理します。
まずメリットは次のとおりです。
- 先生が全児童の性格・学力を把握しており、見落とされる子がいない
- 発言・発表の機会が多く、受け身になりにくい
- 行事や日常で一人ひとりの役割が大きく、自己有用感が育ちやすい
- 小中高一貫の12年間、同じ方針のもとで連続した教育を受けられる
一方で、気をつけたい点もあります。
- 同学年の友だちの数が限られ、友人関係の選択肢は多くない
- 大人数の中で競い合う経験は積みにくい
- 部活動や施設の規模は大規模校のようにはいかない
友人関係については、学年を超えた縦のつながりがその分濃いこと、行事や日課を通して学園全体が家族のようにまとまっていることが、この学校なりの答えといえます。とはいえ、お子さまの性格によって向き不向きはありますから、説明会や学校見学で実際の雰囲気を確かめることを強くおすすめします。ご家庭との相性に迷われたらオンライン個別相談でもご相談いただけます。
【一燈園小学校】少人数の入試・入学後で意識したいこと
少人数教育は、入試のあり方にも表れています。
公式の募集要項(令和9年度)によると、考査科目は面接(児童・保護者個別)です。受験情報誌では行動観察や運動も含むとされますが、いずれにしても、ペーパーの点数で機械的に選抜する入試ではありません。1学年10名前後という濃密な環境に、お子さまとご家庭が合うかどうかを、学校が直接お会いして確かめる入試だと考えられます。
だからこそ、準備の中心は知識の詰め込みではなく、あいさつや返事、身の回りのことを自分でする力、お手伝いの習慣といった、生活の土台づくりになります。考査の詳しい傾向は試験内容の記事で解説しています。
また、入学後は先生とご家庭の距離も近くなります。少人数の学校は、学校とご家庭が同じ方向を向いて子育てをすることで真価を発揮しますから、願書や面接でも、学校の教育方針への共感を具体的に伝えられるように準備しておきましょう。
なお、卒業後は小学校卒業生の大半が併設の一燈園中学校へ進学します。公式サイトによると、進学校ではないとしながらも、卒業生には京都大学・東京大学を含む国公立大学や難関私立大学への合格者もいます。少人数で進路にじっくり向き合う教育の成果といえるでしょう。
【一燈園小学校】よくある質問(少人数教育)
最後に、少人数教育についてよくいただく質問にお答えします。
Q. 1クラス何名ですか?
受験情報誌のデータでは1クラス3〜12名、全校児童数55名とされています。学校は1学年20名以内の小中高一貫教育を掲げており、実際には1学年10名前後の年が多いようです。最新の人数は説明会や学校見学でご確認ください。
Q. 少人数だと学費は高くなりませんか?
2027年度の公式発表では、授業料は年額396,000円で、初年度納付金の合計は648,000円(入学金込み)です。この規模の私立小学校としては抑えられた水準といえます。兄弟姉妹在学時や経済的事情による減免制度もあります。詳しくは学費の記事をご覧ください。
Q. 途中から入ることはできますか?
受験情報誌によると、転・編入制度(原則4月入学・1〜5年生)や、転居後に戻ってきた場合の復学制度、帰国子女の随時受け入れがあるとされています。実施の有無や条件は必ず学校に直接ご確認ください。
Q. 少人数の学校に向くのはどんな子ですか?
一人ひとりが大切にされる環境でのびのび育ってほしいご家庭、先生としっかり関わりながら基礎を固めたいご家庭に向いています。学校の教育全体との相性は特色の記事も参考にしてください。
あわせて読みたい
- 【一燈園小学校】小学校受験ガイド|総まとめ
- 【一燈園小学校】特色は?全人教育と奉仕の勤労体験をプロが解説
- 【一燈園小学校】試験内容は?考査・面接の傾向と対策をプロが解説
- 【一燈園小学校】学費はいくら?初年度納付金と減免制度をプロが解説
- オーダーメイド面接回答集+オンライン面接レッスン(合格率93%)
- 小学校受験 オーダーメイド願書作成サポート(合格率97%)
- 小学校受験 家庭学習サポート
- オンライン個別相談
- 小学校受験 オンラインショップ
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























