大阪教育大学附属平野小学校の教育の特色について知りたいです。
大阪教育大学附属平野小学校は1900年に創立された歴史のある学校で、大阪教育大学の附属小学校として、教育の研究と実習の場という役割も担っています。ここでは、この学校が掲げる教育の考え方と、学校生活の特色を整理します。取り組みの内容は年度によって変わることがあるため、詳しくは公式の案内でご確認ください。
大切なのは、以下の3点です。
・大阪教育大学附属平野小学校が掲げるもの
・大学の附属校としての役割
・学校生活と年間の行事
大阪教育大学附属平野小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
大阪教育大学附属平野小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
大阪教育大学附属平野小学校が掲げるもの
この学校は、新しい時代が求める人間像を追い求めながら、ひとりひとりの子どもの個性を伸ばし、その力を最大限に発揮できるようにすることを教育の方針として掲げています。個を大切にするという姿勢が、まず前面に置かれています。
それと同時に、学校における教育活動の全体を通して、望ましい集団を育てることも目指されています。集団との関わりの中でこそ、ひとりひとりの可能性は伸びていく。個と集団を切り離さずに捉える点が、この学校の考え方の特徴です。
さらに、すでに身につけた知識や経験をもとにして、自らの生活を切り開いていくために必要な態度や能力を育てることが掲げられています。学んだことを、生きる力へとつなげていくという方向性です。
大学の附属校としての役割
大阪教育大学附属平野小学校は、大阪教育大学の教育実習校として、学生の実習指導を行っています。年間の予定の中に、教育実習の期間や研究発表の機会が組み込まれている点は、一般の小学校とは異なる特徴です。
また、大学と共同して、教育科学や教科教育学に関する学術的・実践的な研究に取り組んでいます。加えて、この学校独自のテーマを立てて、初等教育の実践的な研究を進めることも役割のひとつとされています。
実習生が教室に入ることを不安に感じる方もいらっしゃいますが、その分、担当の教員が指導に関わり、複数の目でお子さんを見る体制がとられます。研究校であることをどう受け止めるかは、ご家庭の価値観にもよる部分です。
学校生活と年間の行事
学校生活の中には、季節ごとの行事や、宿泊を伴う体験的な学習が組み込まれています。学年に応じて、海に出かける学習や修学旅行などが行われ、教室の中だけでは得られない経験を積む機会が用意されています。
運動会や音楽会、校外学習といった行事は、友だちと協力しながら一つのことに取り組む場です。この学校が大切にしている、望ましい集団を育てるという方針が、こうした場面で具体的な形をとります。
土曜日の授業は行われていません。週末を家庭で過ごす時間として使えるため、家族での体験や習い事の時間を確保しやすい形といえます。
安全への取り組み
大阪教育大学附属平野小学校では、学校の安全について具体的な備えが整えられています。警備員の配置と巡回、防犯カメラや防犯ブザーの設置、教員による下校指導、保護者による見守りなどが行われています。
来校者には入構許可証が求められ、在籍者以外の立ち入りは制限されています。緊急時には一斉にメールが配信される体制も整えられており、登下校の状況を管理する仕組みも導入されています。
公共交通機関を使って通学することになるため、こうした備えがあることは、保護者にとって安心につながる部分です。
【大阪教育大学附属平野小学校】新しい教科「未来探究科」が始まっています
公式サイトの本校の研究のページには、研究テーマとして「未来の社会を創り出す子どもを育てる概念ベースの探究カリキュラム開発〜資質・能力と評価の明確化〜」が掲げられています。
その中心にあるのが、2024年度から始まった新しい教科「未来探究科」です。それまでの「未来そうぞう科」に代わるもので、持続可能な社会の創り手となるための資質・能力を育てること、各教科の学習を統合したり横断させたりするカリキュラム・マネジメントを行うこと、学ぶ内容が過密になるカリキュラム・オーバーロードの解消をめざすことが説明されています。
めざす子ども像は「社会や集団の形成者としての自覚と責任をもち多様な見方で物事を深く考える子ども」です。育てたい力としては、実生活や実社会の課題を見いだし、多様な他者と協働しながら積極的に働きかけることができる「探究に向かう力」と、領域固有の知識やスキルを統合・横断させて、実生活や実社会の事象を本質的に考えることができる「創造する力」の二つが挙げられています。
研究のページには、教育研究発表会や探究カフェの案内、外部の教育委員会からの視察といった動きも紹介されています。研究が特別な日の行事ではなく、一年を通して続いていることが分かります。教科書どおりに進む授業を思い描いていると、入学後に戸惑うかもしれません。学び方そのものを一緒につくっていく学校だと受け止めておいてください。
【大阪教育大学附属平野小学校】120年を超える歩みと保護者の関わり
公式サイトの沿革のページによると、この学校が創立されたのは明治33年、西暦でいえば1900年の4月です。昭和35年10月に創立60周年、昭和45年10月に創立70周年、昭和55年12月に創立80周年、平成2年10月に創立90周年、平成7年11月に創立95周年、平成12年11月に創立100周年、平成22年11月に創立110周年の記念行事が行われてきました。
施設については、昭和52年3月にプールが竣工し、昭和57年12月に体育館の増設と舞台の増設、平成19年6月に空調設備の工事、平成21年3月にプールの改修が行われたことが記載されています。長い年月をかけて手を入れながら使われてきた校舎だということです。
保護者の関わり方も見ておきましょう。PTAのページには、保護者と教職員が協力し、子どもたちの健やかな成長を支えるためにさまざまな活動を行っていることが紹介されています。学級文庫や図書室の充実に向けた寄贈図書の募集、図書ボランティアによる図書室の整備、環境整備委員会による校内の保全、ベルマークの収集やリユース品の整理などです。附属三校の間でのバレーボール大会や、農業、音楽、料理といった保護者のサークル活動も紹介されています。
研究に取り組む学校を、保護者も一緒に支えている。その姿勢に共感できるかどうかが、この学校を選ぶうえで大きな分かれ目になります。
【大阪教育大学附属平野小学校】教育についてよくある質問
教育目標はどのように説明されていますか
教育目標は「ひとりで考え ひとと考え 最後までやりぬく子」です。「ひとりで考え」は、進んで問題を発見し、その解決に向かって深く考えていこうとする自発的な構え。「ひとと考え」は、矛盾したり対立したりする考えを出し合い、みんなで練り上げることからより高い知識を創造すること。「最後までやりぬく」は、さまざまな工夫を加えながら創造的にねばり強く追究していくことだと説明されています。
学級の人数や時間割は公表されていますか
児童数や学級数、一日の時程、年間行事の一覧については、公式サイトに記載が見当たりません。気になる場合は学校にご確認ください。連絡先は電話06-6709-1230です。
実際の授業の様子はどこで見られますか
学校生活のページに、学年ごとの活動が記事として掲載されています。全校で行われた探究カフェ、1年生がペットボトルでマラカスをつくった音楽づくり、5年生の着衣水泳、6年生が他校の6年生と幸福について対話した授業などです。入学案内のページには過去のオープンキャンパスの様子も紹介されており、定員を超えた場合は抽選が行われる旨が案内されています。
学校の自己評価は見られますか
公式サイトには「令和7年度 学校評価報告書」が掲載されています。学校が自校の取り組みをどう振り返っているのかが分かる資料ですので、志望を固める前に目を通しておくとよいでしょう。
この学校が合うご家庭
研究や実習の場であることを前向きに受け止められること、個を伸ばしながら集団の中で育つという考え方に共感できること、そして子ども自身が考えて動くことを家庭でも大事にできること。この三つが重なるご家庭にとって、魅力的な選択肢になります。
一方で、通学に関する条件があり、公共交通機関での通学が前提になることは見込んでおく必要があります。学校の理念と、日々の暮らしの現実の両方を並べて考えることが、後悔のない選択につながります。
説明会やオープンキャンパスの機会には、ぜひ足を運んでみてください。文章では伝わらない学校の空気は、実際に足を運んでこそ感じ取れるものです。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
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