甲南小学校の試験では、どのようなことが行われますか。
適性テストは四つの領域から成る
関連動画:小学校受験の試験内容と家庭学習について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
学校のよくある質問には、入試の内容が保護者と本人の面接、適性テスト、健康診断であると明記されています。適性テストは、言語領域、数と図形の領域、生活適応領域、そして運動能力テストの四つに分かれます。
紙の上で答える力だけでなく、生活の中で身についた力や体の動かし方まで、幅広く見られる設計です。どれか一つが突出していればよいという試験ではありません。
考査当日は、運動しやすい服装と運動靴で来校するよう案内されています。運動能力テストがあるためです。集合時刻は午前8時10分です。
面接は考査日の前に行われる
A日程の面接は、2026年8月24日から8月31日までの平日に行われます。8月26日は除かれます。この期間の指定日に、本人と保護者の面接が予定されており、時間はおよそ20分です。
日時は8月初旬に郵送で知らされます。考査日より前に面接があるため、家庭としてはそれぞれに気持ちを整える時間が取れます。
B日程の面接は2027年1月26日から28日で、こちらもおよそ20分です。A日程を受験した家庭は、本人のみの面接になります。
紹介や推薦は必要ない
学校のよくある質問には、受験の際に学園関係者や卒業生などの紹介や推薦は必要ないと明記されています。
すべての志願者を公平に評価しており、家族や親族の在籍や卒業の有無によって入試選抜の結果が左右されることはないと学校は述べています。
この一文は、1912年創立という長い歴史を持つ学校を志望する家庭にとって、大きな安心材料になります。うわさに惑わされず、日々の準備に集中してください。
四つの領域への備え
言語領域と数・図形領域は、机の上の学習で土台を整えられます。ただし、口頭での出題を聞き取って答える形式が基本ですから、耳で聞いて理解する練習が欠かせません。
生活適応領域は、家庭の暮らしの中で育つ力です。自分のことを自分でする、道具を片付ける、あいさつをするといった習慣が、そのまま表れます。
運動能力テストは、特別な技能を求めるものではありません。走る、跳ぶ、投げるといった基本の動きを、指示を聞いてから行えるかどうかが見られます。
合否の連絡と問い合わせ
合否通知は、A日程が2026年9月5日、B日程が2027年1月30日に、願書に記載の住所へ発送されます。A日程は速達で送られます。
合否通知が届かない場合以外の問い合わせには、一切応じられないとされています。考査の内容についてたずねることもできません。
受験番号は願書の受付順に付けられます。月齢の考慮はありません。試験内容や日程は年度によって変わりますので、最新の内容は公式の入学案内でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
2027年度A日程の日程を先に押さえる
考査の中身を考える前に、いつ何があるのかを家族で共有しておきましょう。2027年度入試のA日程については、願書の配布が2026年7月1日から学校のホームページを通じて行われる予定と案内されています。
出願の期間は2026年7月22日から8月1日まで、選考は2026年9月5日に行われ、合格発表は同じ2026年9月5日に郵送で行われる予定とされています。願書の配布から出願までがおよそ3週間、出願の締切から考査までがおよそ1か月という並びです。
夏休みの前半に出願の準備が重なる形になりますから、6月のうちに書く材料をそろえておくと落ち着いて進められます。なお、これらは予定として案内されているものです。実際の日付は必ず学校が公表する募集要項でご確認ください。
考査の区分と、面接の対象
2027年度入試について公表されている情報では、考査はペーパー、口頭試問、行動観察、運動という区分で行われ、これに面接が加わるとされています。面接は親子で臨むもの、志願者に対するもの、保護者に対するものが示されています。
この並びを見ると、机に向かう力だけを見ている入試ではないことがわかります。ペーパーで基礎的な理解を確かめ、口頭試問で自分の言葉にできるかを見て、行動観察で集団のなかでの姿を見て、運動で体の使い方を見る。そのうえで面接がある、という構成です。
したがって準備も、どれか一つに偏らせないほうが結果につながります。とくに口頭試問は、ペーパーで解けることを言葉で説明できるか、という別の力を求められる場面です。答え合わせのときに「どうしてそう思ったの」と一言たずねる習慣をつけておくと、そのまま備えになります。
運動についても、特別な技術が求められているというより、指示を聞いて体を動かせるか、順番を待てるか、といった点が中心になると考えるのが自然です。
学校が目指す子どもの姿から考査を読む
甲南小学校は建学の精神として、人格の修養と健康の増進を第一義とし、個性に応じて生まれ持った才能を伸ばしていく、という考え方を掲げています。ここに、この学校がどんな子どもを育てようとしているかがはっきり表れています。
目指す子どもの姿として示されているのは、思いやりのある子、あきらめない子、考える子の三つです。考査の場面に置き換えてみると、行動観察では思いやりが、運動では最後までやりきる姿勢が、口頭試問では自分なりに考える力が見られている、と読むことができます。
教育の方針としては、徳育・体育・知育のバランスのとれた人間教育を基礎に据えること、一人ひとりがのびのびと個性を発揮できる教育を行うこと、日本の伝統文化の学習を通じて礼儀作法を身につけるとともに国際理解教育に積極的に取り組むこと、が示されています。
徳育と体育が知育より先に置かれている点は、準備を考えるうえで示唆的です。人との関わり方と、体を使うことの土台。この二つを日々の生活で育てておくことが、遠回りに見えていちばん確かな備えになります。
入学後の学びの形も、考査の背景にあります
どんな子どもに来てほしいかは、入学後にどんな学びが待っているかと表裏一体です。甲南小学校では、体育の時間に水泳や駆け足といった、体そのものを鍛える種目が位置づけられています。
さらに、茶道、竹馬、将棋、和太鼓、ロボットなどに取り組む「KONANチャレンジ」という活動が用意されています。日本の伝統に触れるものから、体を使うもの、手を動かして考えるものまで幅があるのが特徴です。高学年が中心となって進める委員会の活動もあり、放課後の時間を有効に使える環境が整えられているとされています。
こうした学びの形を知っておくと、考査で見られている力の意味がわかってきます。じっと座っていられる子だけを求めているのではなく、体を動かすことにも、初めてのものに向かうことにも前向きでいられる子。そうした姿を、日々の生活のなかで育てておきたいところです。
試験内容についてよくある質問
出題の内容は公表されていますか
具体的な出題内容は公表されていません。特定の問題を追いかけるより、公表されている考査の区分に対して幅広く備えておくほうが確実です。
月齢は考慮されますか
月齢への考慮はないとされています。生まれ月にかかわらず同じ条件で見られるということですので、早生まれのお子さまは、その分の時間を早めに確保して備えていきましょう。
運動が苦手でも大丈夫でしょうか
運動能力そのものより、指示を聞いて動けるか、順番を守れるかといった姿が中心になると考えられます。日ごろから体を動かす時間を確保し、ルールのある遊びに慣れておくとよいでしょう。
準備の進め方に迷ったときは
何をどの順番で進めるかは、いまのお子さまの姿によって変わります。個別相談や家庭学習サポートもご活用ください。
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