百合学院小学校に入ると、中学や高校へはどう進むのでしょうか。
幼稚園から高等学校までの一貫教育
系列校は、認定こども園である百合学院幼稚園、百合学院中学校、百合学院高等学校です。すべて同じ学院の中にあります。
1955年に学校法人が認可され、小学校が設立開校しました。同じ年の4月に第一回の入学式が行われています。2025年に創立70周年を迎えました。
小学校の6年間は、その先の中学校と高等学校へつながる時間になります。中学受験のために学習の時間を割く必要がありません。
内部進学には入学金の全額免除がある
優遇制度として、百合学院の小学校から中学校へ入学する場合、入学金が全額免除されます。中学校から高等学校へ入学する場合も同様です。
また、百合学院の幼稚園から小学校へ入学する場合も、入学金が全額免除されます。系列園から進む家庭には、経済的な配慮があります。
年間授業料については、いずれの場合も必要とされています。免除されるのは入学金の部分ですので、毎年かかる費用が軽くなるわけではありません。
姉妹が同時に在学する場合の制度
百合学院の小中高に2名の姉妹が同時に在学する場合は、小学生1人分の年間授業料が半額免除されます。
3名の姉妹が同時に在学する場合は、最も負担の大きい1名の年間授業料が全額免除されます。小学校に2名が同時に入学する場合は、2名とも入学金が全額免除されます。
姉妹で通うことを前提とした制度が整えられている点は、女子校ならではの設計だと言えるでしょう。
ファミリー枠の優遇制度
母または祖母が百合学院の中学校かつ高等学校の卒業生である場合は、入学金が全額免除されます。世代を超えて通う家庭を支える制度です。
本人または保護者が信者であり、司祭の推薦がある場合も、入学金が半額免除されます。カトリック幼稚園の出身者も同様です。
該当するかどうかは、出願の前に確かめておきましょう。所定の申請書を、願書とあわせて提出する必要があります。
転編入と学校の見学
転入と編入の制度があります。詳細は学校に問い合わせるよう案内されています。復学の制度もあり、帰国子女の受け入れも行われています。
学校のサイトには進路指導のページがあり、卒業後の進路について知ることができます。系列の中学校がどのような教育を行っているのかも、あわせて確かめておきましょう。
優遇制度は2026年度の予定として公表されており、変更になる場合があると注記されています。制度の詳細は年度によって変わりますので、最新の内容は公式の情報でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
系列校の一覧と、学園が歩んできた道のり
内部進学を考えるうえで、まず押さえておきたいのが系列校の顔ぶれです。手もとの受験ガイド資料によると、百合学院の系列校は、認定こども園 百合学院幼稚園、百合学院中学校、百合学院高等学校です。幼稚園から高等学校までが同じ学園の中にそろっている形になります。
学園の歩みも見ておきましょう。1955年に学校法人の認可を受けて小学校が設立・開校し、同じ年の4月に第一回入学式が行われました。翌1956年に小学校の校舎が完成しています。1964年に創立10周年、1985年に30周年、1996年には40周年の記念式典とあわせて小学校の新校舎が竣工しました。1999年に新しいプールが完成し、2000年には学童保育の「ナザレトクラブ」が設立されています。2005年に50周年、2015年に60周年を迎え、2025年には創立70周年を迎えました。
創立者は田口芳五郎枢機卿で、1978年に逝去されたことも沿革に記されています。資料によれば、宗教的情操教育を通じて円満な人格を育て、「純潔と愛徳」を実践できる人になるよう教育することを建学の精神としました。校訓の「純潔・愛徳」はここから来ています。70年にわたって同じ理念で運営されてきた学園であることが、一貫教育の背景にあります。
在籍にかかわる制度と、資料からは確認できないこと
6年間、そしてその先の12年間を見通すためには、途中で状況が変わったときの制度も確認しておく必要があります。資料によると、転入・編入の制度はあり、詳細は学校への問い合わせが必要とされています。復学の制度もあり、帰国子女の受け入れも行っているとされています。ただし、受け入れの学年や時期、試験の有無までは記載がありません。
ここで正直にお伝えしておきます。手もとの資料には、内部進学者に対する入学金の免除や、きょうだいが在学している場合の優遇といった制度についての記載がありません。制度があるともないとも書かれていないため、この記事で条件や金額をお示しすることはできません。費用の見通しに直接関わる部分ですので、学校説明会や募集要項で必ずご確認ください。2027年度入試に向けた学校説明会は、2026年4月25日と7月18日に予定されていると資料に記されています。
同じく、小学校から中学校へ進む際の進学の条件や、内部進学率といった数字も資料には掲載されていません。推測でお伝えできる部分ではありませんので、この点も学校に直接おたずねください。
内部進学についてよくある質問
小学校から中学校へは全員が進めますか
資料には、内部進学の基準や進学率についての記載がありません。したがって、全員が進めるかどうかをこの記事で断定することはできません。系列校として百合学院中学校と百合学院高等学校があることは資料に明記されていますので、進学の条件については学校に確認してください。
外部の中学校を受験することはできますか
外部受験の可否についても資料に記載はありません。ただし学習面については、基礎基本の徹底に加えて発展的な内容にも踏み込んでいること、ICTの活用を進めていることが記されています。英語は1年生から週3時間で、放課後の英語検定講座では5級から2級までの合格者が出ているとされていますので、学力面での積み上げは行われている学校といえます。
入学前に系列校を見ておくべきですか
12年間を見通して選ぶのであれば、中学校と高等学校の様子も知っておいたほうが判断しやすくなります。資料には百合学院中学校と百合学院高等学校の公開行事の日程までは載っていませんので、それぞれの学校が案内している説明会や見学の機会を確認してみてください。小学校の学校説明会は2026年4月25日と7月18日に予定されています。
女子校であることは6年間にどう影響しますか
百合学院小学校はカトリックの女子校で、募集はすべて女子です。2027年度の募集人数は、A日程が女子40名、B日程が女子20名、C日程が女子若干名とされています。系列の中学校・高等学校も同じ学園ですので、進学後も含めた環境を前提に考えることになります。教育理念に「女子教育」が掲げられていることも、資料に明記されています。
一貫教育の中で、小学校はどのような位置づけですか
資料には、百合学院がカトリックの女子校として三つの豊かさを大切にしていると記されています。一つめは「人との関わりを豊かに」で、お互いのコミュニケーションを大切にし、自分と違う他者を認め受け入れることです。二つめは「神との出会いを豊かに」で、一人ひとりが大切にされていることに感謝し、お互いを大切にすることです。三つめは「学ぶ力を豊かに」で、授かった能力を伸ばし、それを他者のために生かすという使命を念頭に学力の向上に力を入れることです。
この三つは小学校だけの方針ではなく、学園全体を貫く考え方として示されています。小学校の6年間は、その土台をつくる期間ということになります。年間行事にも、5月の聖母をたたえる集い、7月と3月の全校ミサ、12月のクリスマス祝会、3月の6年生を送る会や感謝の集いといった、学園の理念が形になった行事が並んでいます。
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