合格対策と聞くと、問題集の枚数や塾の授業時間を思い浮かべがちです。しかし百合学院小学校が公表している情報を読むと、学校が見ようとしているのは子どもの育ちそのものだとわかります。ここでは1年間の見通しと、家庭でできることを整理します。
学校を知ることから始める
学校説明会は2026年4月25日と7月18日に予定されています。願書の配布は2026年4月7日から、来校または郵送で受け取れます。
保護者からは、学校説明会で初めて見学をして、学校の温かい雰囲気と児童の生き生きとした姿を見て受験を決めたという声が寄せられています。
他校の見学もしたうえで、娘が「私、この学校に行きたい」と言ったので受験を決めたという声もあります。子どもと一緒に足を運ぶことに意味があります。
三つの要素に対応する土台を育てる
試験内容は、ペーパーテスト、行動観察、運動などと親子面接です。出題分野は公表されていませんので、幅広く土台を整えるほうが確実です。
ペーパーの土台になるのは、話を聞いて理解する力です。読み聞かせを続け、大人の指示を最後まで聞いてから動く習慣を育てましょう。
行動観察は、同年代の子どもと過ごす時間の中でしか育ちません。順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を、意識して経験させてください。
日程から逆算して1年を組み立てる
2027年度の予定では、A日程の出願が2026年8月19日から9月3日まで、入学試験が9月5日です。春の段階で学校を訪れ、家庭としての志望理由を言葉にできる状態にしておく必要があります。
夏休みは仕上げの時期にあたります。生活のリズムを崩さず、家族で会話する時間を確保することが、そのまま面接の準備につながります。
B日程は11月7日、C日程は2027年1月30日です。A日程とB日程でレベルや判定基準に違いはないと学校は明言しています。
家庭で過ごす時間を大切に
保護者からは、家族で過ごす時間は大事であり、家族の団らんや子どもとの関わりは情緒の面で大切だという声が寄せられています。
この学校は、人との関わりを豊かに、神との出会いを豊かに、学ぶ力を豊かにという三本柱を掲げています。相手を思いやる心を日常から学ぶ機会が多いことが、選ばれる理由の一つです。
校訓の「純潔・愛徳」は、当日だけ取りつくろって示せるものではありません。日々の暮らしの中で、少しずつ育っていくものです。
結果に振り回されない準備を
月齢の考慮はありません。早生まれの子どもも同じ土俵で見られますが、それは不利になるという意味ではなく、年齢相応の落ち着きを育てておくことが大切だということです。
行動観察テストの中で少し運動があるため、動きやすい服装での参加をお願いしますと学校は案内しています。幼稚園の制服などが望ましいとされています。
受験の1年間は、子どもが大きく育つ時間でもあります。合否にかかわらず、この時間そのものに価値があると信じて、家族で歩んでいきましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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