高羽六甲アイランド小学校の過去問は、どう対策すればよいでしょうか。
出題そのものは公表されていない
関連動画:小学校受験の試験内容と家庭学習について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
募集要項に記されているのは、個別と集団の試験が筆記によって行われるということまでです。どの分野から何問出るかといった情報は示されていません。
合否に関する問い合わせには答えられないと明記されています。出題内容についてたずねることもできません。
出所の確かでない情報を鵜呑みにせず、幅広く土台を整えるほうが確実です。筆記用具を持参するよう案内されていますので、書く課題が中心になると考えられます。
オープンスクールで学校を知る
この学校は、オープンスクールと入試説明会を同じ日に開いています。令和8年は3月10日、4月28日、5月7日、7月11日に実施されました。
過去のオープンスクールでは、辞書調べや折り紙、フラッシュカードの言葉を一緒に調べる活動、外での活動などが行われたと学校は報告しています。
体験型のサマースクールも8月5日に予定されています。学校見学は随時実施されており、事前に連絡すれば一人でも来校できます。
漢字と辞書に慣れておく
この学校は、1年生から辞書を引く習慣をつけることで、低学年から新聞を読めるようになると述べています。教科書の必要な部分を漢字に改めた副読本を作成しています。
漢字教育によって育むのは論理力です。問題文から出題者の意図を理解し、先を予測しながら問題を解いて自分の考えを述べる力が、全教科の土台になるとされています。
入学前から漢字を覚えさせる必要はありません。ただし、文字や言葉に親しんでいる子どもは、この学校の学びになじみやすいでしょう。
話を聞く力を育てる
教育の柱である約束の言葉には、話を聞くことが挙げられています。目と耳でしっかり話を聞く習慣を身につけることで、話し手の立場に立って話を聞けるようになるとされています。
読み聞かせを毎日続けてください。読み終えたあとに、誰が出てきたか、何をしたかを子どもの言葉で言わせてみましょう。
毎月一冊の本を教師が暗記し、1か月かけて話して聞かせる素話も実施されています。物語を耳で聞く経験が、学校の学びの中心にあります。
集団試験と生活習慣
集団試験では、同年代の子どもと過ごす経験がそのまま表れます。順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を、意識して経験させてください。
約束の言葉には、あいさつは元気良く返事はハイ、靴を揃える、腰骨を立てますという三つも挙げられています。日々の生活習慣が問われる学校です。
試験内容は年度によって変わります。最新の内容は公式の児童募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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入学案内で確認できる枠組み(2027年度)
傾向を考える前に、学校が公表している枠組みを押さえておきましょう。高羽六甲アイランド小学校の入学案内には、2027年度について次のように示されています。
募集人員は新1年生が男女20名、新2年生から6年生が男女若干名です。出願は郵送のみで、受付の開始は令和8年4月1日と案内されています。入学試験は令和8年9月5日(土)の9時30分から11時30分、会場は本校です。試験の内容は「面接(志願者及び保護者対象)と筆記試験」、試験検定料は5,000円です。
筆記試験の科目、問題数、配点についての記載は見当たりません。過去問題の配布や公開についての案内もありません。倍率や志願者数も公表されていませんので、数字を挙げている情報を見かけた場合は、出どころを確かめたうえでご覧ください。
日程や金額は年度によって変わります。受験される年度の入学案内で必ずご確認ください。
学年ごとの段階から逆算する
出題が分からないときは、入学後にどんな順序で力をつけていくのかを見ておくと、準備の方向が定まります。公式サイトのカリキュラムのページには、学年ごとの方針が示されています。
1年生と2年生は「基本的な学習習慣・生活習慣を身につける」段階です。挨拶や姿勢、学習道具の使い方などを指導すると説明されています。3年生と4年生は「主体的に課題へ取り組む向上心を育む」段階で、体験学習を通じて論理力を養い、中学受験対策が始まります。5年生と6年生は「自ら考え、行動する自律力を磨く」段階で、進学目標を設定し、リーダーシップを発揮すると示されています。
中学受験については、1年生から線分図やベン図に取り組むこと、5年生で6年生の学習内容を修了すること、週2回の受験対策アフタースクールがあることが公表されています。
つまり、入学の時点で求められるのは先取りの知識ではなく、挨拶ができること、姿勢を保てること、道具を扱えることです。入試の準備も、そこを外さないようにしたいところです。
英語とプログラミングの位置づけ
学校の特色として、英語とプログラミングにも具体的な説明があります。
英語は、外国人講師による1年生からの本格的な学習と示されています。3年生では「英語の算数」の授業を行い、英語表現の習得を進めます。5年生と6年生は英検5級(人によっては4級)を目指すと公表されています。
プログラミングは、組み立て式のロボット教材を使い、フローチャート学習を通じて論理的な思考力を育てるという説明です。グライダーを制作する授業もあり、低学年では知能教育も行われます。
このほか、English Clubとして長期休暇中のサマースクール・スプリングスクールが開かれています。サマースクールは年長から新4年生が対象で、本校の児童だけでなく地域の子どもも参加できると案内されています。全18日間の設定で、1日単位での参加が可能です。参加費は日数に応じた割引制で、1日から5日間が1日あたり6,000円、6日から10日間が5,700円、11日から15日間が5,400円、16日間以上が5,100円と示されています。
入試の準備という点では、こうした場に参加して学校の雰囲気を体で知っておくことが、そのまま下地になります。
過去問と傾向についてよくある質問
過去問題は配布されていますか
配布や公開についての案内は、公式サイトに見当たりません。
筆記試験の科目は何ですか
「筆記試験」という書き方までで、科目の記載はありません。
倍率は分かりますか
志願者数・合格者数・倍率の掲載は見当たりません。募集人員が新1年生男女20名であることのみ示されています。
英語ができないと不利になりますか
試験の内容として英語は挙げられていません。英語は入学後に、外国人講師のもとで1年生から学んでいく位置づけです。
何から準備を始めればよいですか
学校の一日は7時50分の登校から始まり、高羽タイムで姿勢と声と聞く力を整えるところから動きます。家庭でも、朝の時間に落ち着いて一つのことに向かう習慣をつくることが、いちばん確かな準備です。進め方は家庭学習サポートでもご一緒に整えています。
法人の教育実践を知っておく
高羽六甲アイランド小学校を設置しているのは、学校法人高羽幼稚園です。公式サイトによると、1937年(昭和12年)に高羽幼稚園を開園して以来、70余年にわたって人間教育の研究と実践に取り組んできたと説明されています。
法人が掲げる基本の価値観は「相手の立場に立って考える」ことです。教育方針の中核として、「教える」のではなく「育てる」という考え方が示され、「できないことはできるまで関わり、うまくいかなければ育てる側の考え方や関り方を変えていく」という姿勢が明記されています。
四つの教育実践も公表されています。腰骨を立てることで脳を活性化する立腰教育、石井勲先生の教えを基本とする漢字教育、伊藤温先生の教えを基本とする音楽実践、そして体をつくることで心を育てる身体育成です。
同じ法人には、認定こども園 高羽幼稚園、高羽美賀多台幼稚園、高羽西岡本保育園、高羽児童館、高羽子育て支援センターがあり、六甲山には高羽六甲山冒険の国が設けられています。
出題の情報を追いかけるより、この考え方に共感できるかどうかを確かめるほうが、学校選びとしては本筋です。
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