滋賀大学教育学部附属小学校から、中学校へはどう進むのでしょうか?
公表されている系列校
滋賀大学教育学部附属小学校の系列校は、幼稚園にあたる滋賀大学教育学部附属幼稚園、滋賀大学教育学部附属中学校、滋賀大学教育学部附属特別支援学校、そして滋賀大学と同教職大学院です。
系列に高等学校がない点は、押さえておきたいところです。附属中学校を卒業したあとの進路は高校受験を経て選ぶことになりますので、小学校入学の段階から中学卒業後の見通しも視野に入れておくと安心です。
大学と教職大学院が系列にあることは、滋賀大学教育学部附属小学校が教育研究の場として機能していることの表れでもあります。年間行事には教育実習と研究発表協議会が組み込まれています。
内部進学者を含む募集人数
滋賀大学教育学部附属小学校の募集人員は66名で、2学級(1学級33名)編成とし、附属幼稚園からの進学予定者を含むと公表されています。ここでいう内部進学者とは、系列の滋賀大学教育学部附属幼稚園から進む子どもたちを指します。
つまり、外部から出願する家庭にとっての実際の枠は、66名という数字よりも小さくなります。内部進学者が何名かは公表されていませんので、正確な外部枠を知ることはできません。
幼稚園からの内部進学があるということは、入学の時点ですでに学校の雰囲気を知っている子どもたちがいるということでもあります。もっとも、小学校生活は誰にとっても新しい場所から始まります。
附属中学校への進学
滋賀大学教育学部附属中学校が系列校として公表されています。小学校と中学校が同じ大学の附属として置かれており、九年間の見通しのなかで学べる環境が整っていることになります。
ただし、進学の具体的な条件や、全員が対象となるのかどうかは公表資料からは読み取れません。進学の要件については、必ず学校が公表する最新の情報でご確認ください。
滋賀大学教育学部附属小学校がめざす子ども像は、自ら学ぼうとする姿勢、仲間とともにやり遂げる力、いのちや人権を大切にする心、そして汗して働く経験です。この方向は中学校の学びにもつながっていきます。
転入・編入と復学の制度
滋賀大学教育学部附属小学校の転・編入制度は「あり(附属間のみ)」と公表されています。他の国立大学附属小学校からの転入といった、限られた場合に道が開かれる形です。
復学制度は「あり(3年以内/5年生末まで)」と公表されています。保護者の転勤などで一度離れることになっても、条件を満たせば戻れる可能性があるということになります。
一方で、帰国子女の受入は「なし」と公表されています。海外での生活を経て入学することは想定されていませんので、転勤の可能性がある家庭は、この点を先に確かめておきましょう。
進学を考えるときの視点
系列に高等学校がない以上、滋賀大学教育学部附属小学校を選ぶ家庭は、中学卒業後の選択肢についても考えておく必要があります。九年間の先に何を見ているのかを、早い段階で言葉にしておくと迷いません。
とはいえ、落ち着いた環境で基礎を積み、教育研究の成果が生かされた授業を受けられることには大きな価値があります。「いまを生きる」という理念のもとで育つ力は、その先の進路がどこであっても子どもを支えます。
系列校の関係、進学の条件、転入や復学の要件については、滋賀大学教育学部附属小学校が公表する最新の案内で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【滋賀大学教育学部附属小学校】150年の歩みが、いまのつながりをつくりました
系列校の関係を理解するには、この学校がどのように育ってきたかを知っておくと役に立ちます。
始まりは1875年、明治8年です。大津市の島の関に、小学校教員伝習所附属小学校として設けられました。1911年には滋賀県女子師範学校に附属小学校が置かれ、1947年には滋賀師範学校男子部附属小学校となります。1975年には創立100周年の記念式典が行われ、2023年には附属学校園教育環境充実基金が創設されました。
この歩みを通じて一貫しているのは、教員を育てる場に附属する学校であるという性格です。系列に大学と教職大学院が並んでいるのは、その延長線上にあります。
つまり同校の系列関係は、進学のための階段としてつくられたものではなく、教育を研究し、教員を育てる営みのなかから生まれたものだということです。この違いを理解しておくと、進学に対する学校の姿勢も納得しやすくなります。
【滋賀大学教育学部附属小学校】小学校の6年間で積み上がるもの
その先の進路を考えるとき、小学校の6年間で何が育つのかを整理しておきましょう。
同校は教育の基本理念として「いま を 生きる」を掲げています。一刻一刻変わる「今」を大切にし、自らの課題に向かってひたむきに追究する。その過程で充実感を持ち、自分の可能性を広げていく子どもを育てるという考え方です。
学校教育目標として示されている「ふしょうっこ」宣言には、ふれあいといのちを大切にすること、しっかりと心をこめること、よく考えてねばりづよくやりぬくこと、つながりと伝統を大切にすることといった言葉が並びます。子ども自身が唱える形になっているのが特徴です。
2026年3月1日時点で児童数は611名、1クラスの定員は35名で、1年生のみ33名とされています。教員は校長と副校長を除いて31名で、うち6名が非常勤です。この規模のなかで、役割を持ち、仲間とともにやり遂げる経験を6年間重ねることになります。
進路を考えるときは、どこへ進むかという出口だけでなく、こうした6年間で何が育つのかを見ていただきたいと思います。中学以降で伸びる子は、たいてい小学校のうちに学ぶこと自体を面白がる回路をつくっています。
【滋賀大学教育学部附属小学校】進学と系列についてよくある質問
進学の実績は公表されていますか
進学先や進学率について、公表されている情報は確認できていません。進路は年度ごとに変わるものですので、直近の状況は説明会の場で直接おたずねになるのが確実です。
進路のことを相談できる機会はいつありますか
2027年度入試に向けては、授業参観を含む学校説明会が2026年10月下旬から11月初旬にかけて予定されています。出願が12月に行われる流れですので、この説明会が実質的に最後の判断材料になります。
途中の学年から入ることはできますか
転入・編入の制度はありますが、附属の学校間での移動に限られると公表されています。また帰国子女の受け入れは行われていません。外部から途中の学年で入る道は用意されていませんので、この点は私立の学校と大きく異なります。
海外赴任の可能性がある家庭はどう考えればよいですか
帰国子女の受け入れが行われていないという点は、あらかじめ押さえておく必要があります。将来的に海外での生活が見込まれるご家庭は、戻ってきたときにどうなるのかを、出願の前に学校へ直接ご確認ください。
費用の面で支えになる制度はありますか
奨学の制度が設けられていると案内されています。また2023年には附属学校園教育環境充実基金が創設されています。対象や条件は年度によって扱いが変わりますので、詳しくは学校へ直接お問い合わせください。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)


























