滋賀大学教育学部附属小学校(滋賀県大津市昭和町)の考査は、口頭試問、行動観察、制作、運動、親子面接という五つの枠組みで公表されています。ペーパーは含まれていません。ここでは学校が示す教育の方向から、家庭でできることを整理します。最新の内容は必ず公式の募集要項でご確認ください。
学校が求める姿から考える
滋賀大学教育学部附属小学校がめざす子ども像は四つです。自ら学ぼうとする子ども、進んで取り組み仲間とともにやり遂げる子ども、いのちや人権を大切にする子ども、汗してつくる働く子どもです。
この四つは、机の上だけでは育ちません。話を最後まで聞く、友だちと力を合わせる、身のまわりのことを自分でやり切る。そうした日々の積み重ねが、そのまま考査の場面に表れます。
教育の基本理念は「いまを生きる」です。今この時を大切にして、自らの課題と目的意識を持って力を発揮する。合格を目的にするのではなく、今日の一日を大切にする姿勢が、この学校には合っています。
聞く力と話す力を土台に据える
考査には口頭試問が含まれます。問いかけを受け取って、自分の言葉で返す場面です。単語で答えるのではなく、短くても文の形で伝えられると、考えていることが相手に届きます。
家庭では、話しかけるときに一度手を止めて向き合う、最後まで聞いてから答えるといったやりとりを重ねてください。子どもは、聞いてもらった経験の分だけ、人の話を聞けるようになっていきます。
絵本を読んだあとに感想を尋ねる習慣も有効です。「どんなお話だった」と尋ね、順を追って話せるようになると、考えを整理して伝える力が育っていきます。
手と体を使う経験を重ねる
考査には制作と運動が含まれます。滋賀大学教育学部附属小学校は「汗してつくる、働く子ども」を掲げ、実体験、失敗と創造、勤労、鍛錬という言葉を添えています。
家庭の工作遊びでは、説明を聞いてから手を動かす、途中で困っても投げ出さない、最後に片づけるという三つを習慣にしておきましょう。うまくできないことも、大切な経験です。
運動については、技術を磨くより、公園で走り、跳び、登る経験を重ねるほうが、体を思いどおりに動かす感覚が育ちます。うまくできない場面での立て直し方も、遊びのなかで学べます。
集団のなかでの姿を育てる
行動観察は、初めて会う子どもたちと同じ場で過ごす時間です。順番を待つ、道具を譲る、困っている子に声をかけるといったふるまいは、直前に教え込めるものではありません。
滋賀大学教育学部附属小学校の「ふしょうっこ宣言」には、うそやいけないことをみのがさないこと、つながりとでんとうをたいせつにすることなどが掲げられています。
これらは家庭の日常のなかで育つものです。約束を守る、順番を守る、ありがとうとごめんなさいを言う。当たり前のことを丁寧に積み重ねてください。
家庭の姿を言葉にしておく
面接は親子で臨みます。滋賀大学教育学部附属小学校は、めざす保護者像として、物事の善し悪しをはっきり示せること、学校と手を携えて子育てしていこうとすることなどを掲げています。
学校とどう関わっていくかという姿勢が、保護者の言葉の土台になります。学校説明会や授業参観の機会に足を運び、実際の様子に触れておくことが何よりの準備です。
準備の期間に育った聞く力や生活の習慣は、結果がどうであれ子どもの中に残ります。考査の内容や選考の方法については、滋賀大学教育学部附属小学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)





















