子どもが年中の冬を迎えました。来年の今ごろは、もう小学校受験の本番です。
新年長になるまでの数か月、何から始めればよいのでしょうか?
【小学校受験】新年長になる前の時期が大切な理由
小学校受験では、年長の秋ごろに考査を行う学校が多くあります(日程は地域や学校によって異なるため、必ず各校の募集要項でご確認ください)。年長になると、春から夏にかけて模試や講習、説明会、願書の準備などが続き、ご家庭の予定は一気に忙しくなります。
そのため、比較的時間に余裕のある年中の冬から新年長の春までに、次のような「土台」を整えておくことが大切です。
- 机に向かう時間が毎日の生活の中に自然に組み込まれている
- 先生やご両親の話を最後まで聞いてから動ける
- 自分のことを自分でする生活習慣が身についている
- ご家族で志望校の方向性を話し合えている
年長になってから、これらを一度に身につけようとすると、お子さまにもご両親にも負担がかかります。今のうちに少しずつ積み重ねておけば、年長の1年間を「伸ばす時間」として使えるようになります。
年中の時期全体の過ごし方は、合格する年中の過ごし方でも詳しく解説しています。
【小学校受験】新年長までにつけたい家庭学習の習慣
新年長までにいちばん身につけたいのは、「毎日少しずつ」の学習習慣です。長い時間より、決まった時間に短く続けることを優先しましょう。
- 時間を決める:朝食のあと、夕食の前など、生活の流れの中に学習の時間を置く
- 量を決める:ペーパーなら数枚から始め、集中が続く量にとどめる
- 終わり方を決める:できた問題を一緒に確かめ、ほめて終える
ペーパーの量の目安は、ペーパーは1日何枚が目安?を参考にしてください。お子さまが嫌がるときは、無理に続けず、ペーパーを嫌がるときの対処法のように、取り組み方を変えてみることも大切です。
年中・年長の1年間の進め方は、家庭学習の進め方|年中・年長のスケジュールにまとめています。
【小学校受験】分野ごとの得意・苦手を確かめる
年長になる前に、分野ごとにお子さまの得意・苦手を確かめておきましょう。ペーパーの分野は、ペーパー試験の単元一覧で全体を見渡せます。
- 数量:数を数える、多い・少ないを比べる
- 言語:しりとり、同じ音で始まる言葉、言葉の数
- 知識・常識:季節の行事、動物や植物、生活のマナー
- 図形・推理:形の組み合わせ、回転、系列
- 記憶:お話や絵を覚えて答える
苦手が見つかっても、あせる必要はありません。「どの分野から、どの順番で取り組むか」を決められれば十分です。年長の前半で苦手に時間を使えるよう、今のうちに見通しを立てておきましょう。
言語は言語の教え方、知識・常識は常識・季節の教え方で、家庭での教え方を紹介しています。
【小学校受験】ペーパー以外で冬から春に取り組みたいこと
小学校受験では、ペーパーだけでなく、行動観察・巧緻性・絵画・運動・面接など、さまざまな力が見られます。年中の冬から春は、生活の中でこうした力を育てやすい時期です。
- 行動観察:お友だちと遊ぶ場面で、順番を守る、ゆずる、声をかける経験を重ねる
- 巧緻性:お手伝いの中で、ひもを結ぶ、紙を折る、はさみで切るなどの動きを増やす
- 知識・常識:お正月、節分、ひな祭りなど、冬から春の行事を実際に体験する
- 生活習慣:着替え、片付け、食事のマナーを自分でできるようにする
特に季節の行事は、その時期にしか体験できません。絵本や図鑑で見るだけでなく、実際に体験したことは記憶に残りやすく、知識の問題にも生きてきます。
家庭での伸ばし方は、行動観察の鍛え方や巧緻性トレーニングもあわせてご覧ください。
【小学校受験】志望校選びと情報集めを始める
新年長になる前に、ご家族で志望校の方向性を話し合っておきましょう。年長になると、説明会や公開行事、願書の準備が次々に始まります。
- 通学時間や通学方法を確かめる
- 学校の教育方針が、ご家庭の考えと合っているかを話し合う
- 説明会や公開行事の予定を、学校のホームページで確認する
- 考査の内容(ペーパーの有無、行動観察、面接など)を調べる
説明会や行事の日程は毎年変わることがあるため、最新の情報は各校のホームページや募集要項でご確認ください。また、年中のうちに一度模試を受けてみると、今の立ち位置や試験の雰囲気が分かります。詳しくは年中でも受けられる模試をご覧ください。
準備をいつから始めるか迷っている方は、小学校受験はいつから始める?も参考になります。
【小学校受験】年中の冬から新年長の春までの過ごし方の例
ここでは、年中の12月から新年長の3月までの過ごし方の一例をご紹介します。お子さまの様子やご家庭の予定に合わせて、無理のない形に調整してください。
12月:生活のリズムと学習の時間を整える
年末年始は生活のリズムがくずれやすい時期です。起きる時間、寝る時間、家庭学習の時間をできるだけ一定にし、「毎日机に向かう」流れを保ちましょう。大掃除の片付けやお正月の準備は、お手伝いを通して巧緻性や生活習慣を育てるよい機会です。
1月:分野ごとの得意・苦手を確かめる
新しい年を迎えたら、ペーパーの分野ごとに、お子さまが得意なこと・時間がかかることを確かめます。すべての分野を少しずつ解いてみて、気づいたことをノートに書き留めておくと、あとで振り返るときに役立ちます。お正月の遊びや行事の話も、知識の学習につながります。
2月:苦手分野に取り組む順番を決める
1月に確かめた結果をもとに、年長の前半で取り組む順番を決めます。志望校でよく出る分野や、お子さまが特に苦手な分野から始めるのがおすすめです。節分など季節の行事も、実際に体験しながら言葉で説明できるようにしていきましょう。
3月:年長の1年間の見通しを立てる
新年長になる前に、志望校の説明会や公開行事の予定、模試や講習の時期を確認し、年長の1年間の大まかな予定を立てておきます。ひな祭りや春の草花など、この時期ならではの体験も大切にしましょう。
【小学校受験】新年長になる前のよくある疑問
年中の冬から始めても間に合いますか?
志望校や、お子さまの今の様子によって異なりますが、年中の冬から準備を始めるご家庭も少なくありません。大切なのは、始める時期よりも、毎日の積み重ねを続けられるかどうかです。まずは短い時間の家庭学習から始めてみましょう。
塾に通っていなくても大丈夫ですか?
家庭学習を中心に進めるご家庭もあります。その場合は、分野に偏りが出ないように気をつけ、模試などで客観的に確かめる機会をつくると安心です。進め方に迷うときは、専門家に相談するのも一つの方法です。
苦手な分野がたくさんあります。どうすればよいですか?
一度にすべてを直そうとせず、志望校でよく出る分野から順番に取り組みましょう。できたことを一つずつ認めてあげると、お子さまも前向きに取り組めるようになります。
ご両親は、この時期に何を準備すればよいですか?
志望校の情報集めに加えて、ご家庭の教育方針を言葉にしておくことをおすすめします。願書や面接では、なぜその学校を選んだのか、お子さまをどのように育ててきたのかを伝える場面があります。日ごろの子育てで大切にしていることを、ご夫婦で話し合っておくと、年長になってからの準備がスムーズになります。
現在ご購入いただける教材
⑦言語 しりとり応用編
しりとりを使って、言葉の音や語彙を広げる教材です(5歳から)。
⑤知識 覚えるリストカード完全版
四季の知識・動物・植物・生活常識などを、問題面と答え面のカードでくり返し覚えられる教材です。
あわせて読みたい
- 【小学校受験】合格する年中の過ごし方
- 【小学校受験】家庭学習の進め方|年中・年長のスケジュール
- オーダーメイド面接回答集+オンライン面接レッスン
- 小学校受験 オーダーメイド願書作成サポート
- 小学校受験 家庭学習サポート
- オンライン個別相談
- 小学校受験 オンラインショップ
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)


























