小学校受験をするから、年中の過ごし方が知りたい!
絶対に合格したい!
子供が年中になり「そろそろ小学校受験に向けて本格的に過ごして行きたい」と考えている方もいるかと思います。「どうやって過ごせば良いか分からない」、「まだお受験は先だし、年中までは自然に過ごせば良いや」と思っていませんか?そこで今回は小学校受験のプロが「合格するご家庭は年中の時にどうやって過ごしたのか?」を解説します。小学校受験を目指す方は合格する過ごし方をしていきましょう。
【小学校受験】合格するために年中でするべき過ごし方
年中の時はたくさんの経験を積ませてあげることが大切です。まだまだ時間に余裕のあるこの時期に、小学校受験の基礎となる部分を固めていきましょう。
季節を体験を通して学ぶ
季節に限らず、外では思いっきり遊ばせてあげてください。小学校受験では季節に関するペーパー問題がよく出題されます。季節問題は知識として覚えるよりも体験を通して学んだ方がずっと頭に残りますし、楽しかった思い出はよく覚えています。体感として季節を感じるだけではなく季節の花や虫を見つけたら「これは桜という花だよ」、「トンボは秋の虫だよ」などを教えてあげてください。五感で感じた体験は頭の中にずっと残ります。四季をすべて体験するには1年掛かりますので、新年長の年中11月からではなく年中4月から意識して過ごしていくようにしましょう。
時間を決めて約束を守る
遊ぶ時は時間を決めて約束を守らせるようにしましょう。小学校受験ではたくさんの制限の中で試験を行います。ペーパー試験では回答時間が決まっていて「やめ」と言われたら止めなければなりません。それを無視して解き続けていたらマイナス評価です。過去には時間を守らない子供が試験を途中で退席させられた例もあるので、時間を意識させることは小学校受験においてはとても大切なことなのです。年中のころから時間を守ることの大切さをしっかり伝えていきましょう。これは小学校に入学した後も守らないといけない大切なことです。
身の回りの支度をする
年中になってくると簡単な身支度などは出来るようになるのでどんどんやらせましょう。例えば翌日の幼稚園の支度やお着替えなどです。幼稚園で制服を着るならボタンは自分で留めれるようにしておきましょう。
早稲田実業学校初等部ではシャツのボタンを留める課題は頻出です。ボタン操作は慣れておかないと出来ないので生活の中で経験させるようにしていきます。また家に帰ったら靴をきちんと揃えることも教えてください。試験では靴を脱いで課題を行う場面もあります。そんな時に脱いだ靴を脱ぎっぱなしにしていては目も当てられません。生活をしていく上で1人で出来そうなことはどんどんやらせていくようにしましょう。
お絵描きや折り紙を楽しむ
親子で楽しみながらお絵描きや折り紙をやりましょう。お絵描きは丸を描いたり色を塗ったりすることから始めても良いでしょう。慣れてきたらその日楽しかったことや夏休みの思い出などを描いても良いですし、花や虫などを描いても良いです。上手に描ける必要はまったくありません。子供が楽しく描けるものをまずはやらせていきましょう。折り紙は本を見ながら簡単な折り方から始めて行きます。小学校受験の課題である工作では折り紙を折ることもあります。得意な折り方を3つは覚えて対応できるようにしておくと安心です。とにかく親子で楽しんでやることが大事です。
たくさんの絵本を読み聞かせる
寝る時は絵本の読み聞かせをしていきましょう。絵本の読み聞かせはペーパーで出題される「お話の記憶」の対策になります。お話の記憶では話の中に出てきた場面や季節、登場人物などを記憶して問題に答えていきます。絵本を読み終わったら「誰が出てきた?」や「季節はいつだっけ?」など質問をしてみてください。読み聞かせる本は昔話でも良いですし、児童書ならなんでも良いでしょう。あまり質問攻めにすると嫌になるのであくまでも楽しんでもらうことを念頭にやってみてください。
【小学校受験】年中の一年を、月ごとにどう過ごすか
季節の体験は、その月にしかできません
年中さんの一年でいちばんもったいないのは、季節の体験を後回しにすることです。年長さんになってから取り返そうとしても、その季節が来るまで待つしかありません。次の目安を、ご家庭の予定に組み込んでみてください。
- 四月・五月……入園や進級、春の花を見る。こどもの日の飾りを一つ家に置く
- 六月……雨の日に外へ出て、かたつむりやかえるを探す。雨具の身じたくを自分でする
- 七月・八月……七夕の飾りを作る。海や山で虫や貝を見る。花火や盆踊りに出かける
- 九月・十月……月を見る。運動会に取り組む。どんぐりや落ち葉を拾って工作する
- 十一月・十二月……紅葉を見る。冬至や年末の行事を一緒に準備する
- 一月・二月……お正月の遊びを一通り経験する。節分の豆まきをする
- 三月……ひな祭りの飾りを出す。一年で見たものを、季節ごとに並べて振り返る
体験したその日のうちに、絵を一枚描いておくのがおすすめです。三月に並べて見返すと、一年でこれだけのものを見たのだと、お子さま自身が分かります。この振り返りが、年長さんの常識分野の土台になります。
ペーパーは、いつから始めればよいか
年中さんのうちからペーパーに取り組む場合も、一回十分程度で十分です。取り組む順番の目安は、次のとおりです。
- 春から夏……数を数える、同じものを見つける、話を聞いて答えるといった、土台になるもの
- 秋……形を作る、形を分けるなど、手を動かして確かめられるもの
- 冬から春……規則を見つける、はじめの音を答えるなど、少し考える必要があるもの
大切なのは、正答率を上げようとしないことです。年中さんの段階では、机に向かう十分間を嫌がらずに過ごせることのほうが、ずっと価値があります。むずかしい問題を与えて「できない」経験を重ねると、年長さんになってから机に向かうこと自体を嫌がるようになります。
年中のうちは、やらなくてよいこと
- 長時間のペーパー……集中が切れた状態で続けても、身につきません
- 時間を計って解かせること……速さを求めるのは年長さんの秋からで間に合います
- 志望校の過去の出題に取り組ませること……いまの段階では、できなくて当たり前です
- まちがいの数を数えて叱ること……この時期の失敗は、覚えるための材料です
Q. 年中のうちから塾に通うべきでしょうか?
ご家庭の状況によります。通う場合も、家庭での体験や生活習慣が土台になることは変わりません。準備を始める時期については小学校受験の準備をいつから始めるかもご覧ください。
Q. 幼稚園のうちにやっておきたいことは他にありますか?
体を動かすこと、家族で話すこと、思い切り遊ぶことです。幼稚園のうちにやりたいことでくわしく解説しています。
Q. 年中のうちに、聞く力は鍛えられますか?
鍛えられます。お手伝いを二つまとめて頼む、読み聞かせのあとに三つだけ質問する、といった関わりで十分です。くわしくは聞き取りをご覧ください。ご家庭に合わせた一年の計画は家庭学習サポートやオンライン個別相談でご相談いただけます。
【小学校受験】合格するために年中でするべき過ごし方まとめ
小学校受験で合格を掴むご家庭は年中のころから小学校受験を意識した生活をしています。小さなことの積み重ねがやがて大きな花を開きます。年中のうちは出来ないこともたくさんあり、焦る気持ちもあるかもしれませんが、確実に丁寧な過ごし方をしていけば大丈夫です。合格するご家庭は常に受験のことを意識して結びつけるようにしています。大それたことをやる必要はありません。生活していく中で少しの工夫と声がけ、一緒に楽しむ気持ちがあれば子供も嫌がらずにやってくれますので、ぜひ取り組んでみてください。
うまくいく過ごし方と同時に、つまずきの型を知っておくと回り道を減らせます。不合格になる理由と対策で、よくある原因と手の打ち方をまとめています。
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