小学校受験しようと思ってるんだけど、行動観察の過去問やおすすめの本を知りたい!
小学校受験で最も重要な課題のひとつである「行動観察」。ペーパーテストや絵画と比べて正解や上手下手が分かりづらく、評価のポイントもあいまいです。お子さまの指導が難しいと感じられる方も多いのではないでしょうか。
今回は、お子さまの年代に合わせて「お友達との関わり方」や「自分の気持ちを伝える方法」を楽しくまなべる絵本を紹介します。
また、保護者の方向けの過去問題集や指導書もまとめました。この記事さえ読めば、苦手意識を持たれがちな小学校受験の行動観察は怖くありません!
本記事では、小学校受験オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇る筆者が、行動観察のおすすめ本や過去問を解説します!
【小学校受験】行動観察絵本のおすすめ(子ども用)
小学校受験における行動観察では、周りのお友達との関わり方を通してお子さまの性格や自立状況を判断しています。年代別に適した学び方がありますので、ぜひ参考にしてください。
【年少さん向け】きみのことがだいすき
年少期のお子さんは、まず家族の中で人間関係を学びます。この絵本は、何かが上手にできることや、周りと同じようにふるまえることを条件にせず、そのままのあなたで大切なのだと伝えてくれる一冊です。お子さんの心にそっと寄り添い、気持ちを尊重するメッセージが全体を通して流れています。
【年少さん向け】ありがとう
おじいちゃんおばあちゃんが子どもや孫のために植えたどんくりの木を通して、感謝の気持ちや家族について考えるきっかけを作る絵本です。いもとようこさんのかわいらしいイラストとともに、周りの人を大切にする気持ちが育めます。
【年中さん向け】ふわふわとちくちく ことばえらびえほん
相手の心が元気になったり楽しくなったりする「ふわふわことば」と、相手の心が痛くなったりせつなくなったりする「ちくちくことば」をポップなイラストと読みやすいテキストで比較しながら学べる絵本です。言葉が流暢になる年中さん以降におすすめです。
【年中さん向け】かってもまけてもいいんだよ(ガストンのソーシャルスキルえほん)
ユニコーンのこども・ガストンといっしょに、やっかいな気持ちに向き合う心が育ちます。うまくいかなくてもすねない、あきらめない、やり直すことを大切に。複雑な気持ちを親子で見つめることで、子どもの安心が育つ内容となっています。
【年長さん向け】すみっコぐらしのお友だちとなかよくする方法
小学生向けと謳っておりますが、年長さんであれば十分理解できる分かりやすい内容となっています。「素敵な小学生になる準備だよ。」と伝えながら親子で一緒に読むだけで、お友達に優しく対峙しながらも自分の気持ちを上手に伝える術が身につくようになります。
【年長さん向け】先生は教えてくれない!クレヨンしんちゃんの友達付き合いに大切なこと
小学校入学前に身につけておきたい「友だちづきあい」について学べます。お友だちともっと仲良くなるために知っておきたい内容が網羅されています。漫画スタイルなのでお教室通いの合間やお勉強の気分転換にもなりますよ。
【小学校受験】行動観察本や過去問のおすすめ(保護者用)
次に、保護者の皆さまに向けた行動観察本やそれに関わる書籍を紹介します。
慶應幼稚舎・早実初等部・筑波小学校に合格する子育て
タイトルは「慶應幼稚舎・早実初等部・筑波小学校」となっていますが、小学校受験に向かうご家族へまんべんなく役立つ基本と本質がバランスよくまとまっています。どうしてこんな課題が課されるのか?何を見られているのか?といったポイント理解が深まります。
ジュニア・ウォッチャー行動観察―観察 (分野別小学入試練習帳)
各校の良質な過去問をまとめ再編集した問題集です。豊富にラスト課題が収録され、お子さまとマンツーマンでお話をしながら考えられる内容になっています。
1日20分! 小学校受験で合格できる運動考査 動画付の受験体操だから運動が苦手な親御さんでも安心
小学校受験の運動テストは、その半分以上が「指示行動」(指示やルールを守ることができるか、集団行動ができるか等)です。運動練習をしながらお話をしっかり聞く気持ちと、姿勢よく真剣に取り組む心を育める内容になっています。
自分で考えて動ける子の育て方 「早くして!」「勉強しなさい!」「片づけなさい!」はもう言わない
小学校受験向けの本ではありませんが、お子さまのモチベーションをアップさせ意識を変えるのに有用な一冊です。小学校受験を自分事にし、前向きに取り組めるような主体性のあるお子さまに導くため保護者が気を付けるべきポイントや具体的な声かけ方法が網羅されています。
【小学校受験】行動観察の過去問は、どう使えばよいのか
行動観察の過去問は、ペーパーのように解いて答え合わせをするものではありません。使い道は、どんな場面が用意されるのかを知ることです。多くの学校で見られるのは、次の五つの形です。
- 数人のグループで遊ぶ、集団遊び
- 紙やブロックを使って一つのものを作る、共同制作
- 先生の指示どおりに動く、指示行動
- 用意された道具で自由に遊ぶ、自由遊び
- 終わりの合図での片付けと、次の場所への移動
それぞれ、どんな課題として出されているのかも見ておきましょう。集団遊びでは、いくつかのコーナーが用意されて好きな場所で遊ぶ形や、輪投げやボール運びのように順番を守って進める形が多く見られます。共同制作では、限られた材料を分け合いながらグループで一つの作品を作り上げ、最後に何を作ったのかを発表する形が定番です。指示行動では、いくつかの動作を続けて行う課題や、先生のお手本を見て同じように動く課題が出ています。自由遊びでは、道具の数がわざと足りないように用意され、貸し借りが必要になる場面が組み込まれることもあります。片付けと移動では、合図で遊びを終えて元の場所に戻せるか、次の教室まで静かに並んで動けるかが見られています。
過去問から拾うべきなのは、遊びの内容そのものではなく、どんな指示が出ているかです。みんなで相談して決めるよう促す指示、使ったものを元の場所へ戻すよう求める指示、合図があったらすぐ手を止めるよう伝える指示です。こうした指示に、初めて聞いた場面でも従えるかどうかが見られています。
ですから、ご家庭での準備は、同じ遊びを練習することではありません。指示を最後まで聞いてから動く、途中でも合図で止める、使ったものを元に戻す。この三つを、いつもの生活の中で当たり前にしておくことです。特別な道具は要りません。
もう一つ、過去問を読むときに注目していただきたいのが、人数と時間です。四人なのか六人なのか、十分なのか二十分なのかで、求められる関わり方が変わります。人数が多いほど、自分の意見を通すより、聞く力が要ります。志望校の形式を知ったうえで、必要な経験を選んでください。
【小学校受験】行動観察の練習とよくある質問
家庭ではどんな練習ができますか
家族三人でできることがあります。折り紙や積み木で一つの作品を作り、途中で役割を交代する。順番を決めて遊び、負けても最後まで続ける。時計を見て、決めた時刻で片付ける。どれも五分から十分で終わります。上手にできたかではなく、途中でどう気持ちを立て直したかを見てあげてください。
一人っ子は不利になりますか
なりません。きょうだいがいても、順番を譲れないお子さまはいます。大切なのは、同じ年ごろの子と過ごす時間があるかどうかです。公園、習い事、地域の行事など、週に一度でも同年代と関わる場を作っておきましょう。年中の過ごし方もあわせてご覧ください。
初めて会う子と遊べません
まずは、知らない子の輪に入る前の一言を練習してください。「いれて」「いっしょにやってもいい」。この短い言葉が言えるだけで、入り口を越えられます。公園で一度成功すると、次からは自分で言えるようになります。
絵本の読み聞かせは行動観察に役立ちますか
役立ちます。友だちとのやりとりを描いた絵本を読むと、困ったときにどうすればよいかの引き出しが増えます。読んだあとに「この子はどうすればよかったと思う」と一つだけたずねてみてください。答えを直さず、そのまま聞くのがこつです。ご家庭での進め方に迷われたら、オンライン個別相談もご利用いただけます。
【小学校受験】行動観察の過去問でおすすめ本を解説まとめ
いかがでしたでしょうか。行動観察と聞くと、目立つお子さんや発言力のあるお子さんが高評価をされるようにとらえがちです。けれど、その本質はお友達との関わりあいです。自分の役割を見出したり、困っているお友達がいたら助けてあげる、ただ譲るだけではなく自分の想いも丁寧に伝えるなど、自分と周りを大切にできるお子さんが評価されます。
身近な絵本や漫画を通して「素敵な小学生ならどんな風に行動するかな?」と、お子さまと楽しくお話合いをしてみてくださいね。
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