枚数より大切なこと
まず一番お伝えしたいのは、「何枚やったか」より「どう解けたか」が大切だということです。雑に10枚こなすより、丁寧に理解して3枚解くほうが、ずっと力になります。枚数を目標にすると、つい「終わらせること」が目的になり、考えずに手を動かすクセがついてしまいます。これでは本番で応用が利きません。まずは「正確に・理解して解く」を最優先にしてください。
時期別のおおよその目安
あくまで目安ですが、年中のうちは無理なく1日数枚から。年長の基礎固めの時期は1日5〜10枚程度を、お子さんの集中が続く範囲で。直前期は志望校の出題形式に合わせて調整します。ただし、これは「これだけやれば安心」という数字ではありません。お子さんによって集中できる量は違うので、枚数は目安として参考にする程度にとどめ、様子を見ながら決めてください。
多すぎることの弊害
枚数を増やしすぎると、思わぬ落とし穴があります。①解き方が雑になる、②ペーパーそのものが嫌いになる、③考えずに作業のようにこなすクセがつく、の3つです。特に「勉強嫌い」になってしまうと、その後の伸びに大きく響きます。たくさんやらせて嫌いにさせるくらいなら、少なくても「楽しかった」で終わるほうが、長い目で見て得策です。
枚数を増やすタイミング
「もっとやらせたい」と思ったら、正答率が安定してきてから少しずつ増やすのが正解です。まだ理解が浅いうちに量だけ増やしても、間違いを量産するだけ。一つの単元がしっかりできるようになってから、次へ・量を増やす、と段階を踏みましょう。子どもが「もっとやりたい」と言うときは、その気持ちを大切に、無理のない範囲で応えてあげてください。
「できた」で終わる工夫
毎回の学習は、最後にできる問題で締めくくると、気持ちよく終われます。難しい問題で行き詰まったまま終わると、苦手意識が残ってしまいます。「最後の1枚は得意な単元」にするだけで、「できた!」という満足感とともに終えられ、次への意欲につながります。終わり方ひとつで、学習の続けやすさが大きく変わります。
間違えたときの向き合い方
間違いは責めるものではなく、苦手を見つけるチャンスです。「どうして間違えたんだろうね」と一緒に考え、つまずいた部分を実物や易しい問題に戻って確認します。同じ問題を時間をおいて再挑戦し、できたらしっかり認める。この「間違い→理解→できた」のサイクルこそが、枚数以上に力を伸ばします。
ペーパーは「教え方」で大きく差がつく
ペーパー対策で意外と見落とされがちなのが、「教え方」です。小学校受験のペーパーを解くのは、あくまで幼児。しかも本番には制限時間があり、正確さだけでなく「速さ」も求められます。だからこそ、幼児に適した「間違えにくく、早く解ける解き方」が必要になります。
ところが、こうした解き方は市販の教材には載っていません。また、親御さんが考えたオリジナルの方法や、小学生向けの教え方は、幼児の小学校受験には向かないことが多いのです。これまで、受験に適した解き方は「塾に通わなければ学べないもの」でした。
でも私は、家庭学習こそが合否を分けると考えています。そこで、家庭教師として派遣していた際に作成した「教え方まですべて解説した問題集」を、一般のご家庭でも取り組めるようにオンラインショップで販売しています。塾に通わなくても、ご家庭で「受験向けの解き方」を学べるようにするためです。
■ 教え方まで解説した問題集(オンラインショップ)
幼児に適した「間違えにくく・速く解ける」解き方を、解説付きでご家庭で学べます。 ▶ 教材一覧を見る
■ 志望校別マンツーマン家庭学習サポート
上記の問題集をすべてご提供したうえで、志望校とご家庭に合わせた学習スケジュールを塾長が作成。二人三脚で取り組むため、合格実績にも自信があります。 ▶ サポートの詳細はこちら
■ 個別受験相談
対策の進め方は、志望校・ご家庭・お子さんによって本当にさまざまです(300人いれば300通り)。「今はどんどん解かせる時期か、丁寧に進める時期か」など、お子さんの状態に合わせた進め方を個別にお話ししています。 ▶ 個別相談はこちら
まとめ
ペーパーは枚数を競うものではありません。年中は数枚、年長は5〜10枚程度を目安に、お子さんの集中に合わせて。多すぎると雑になり、勉強嫌いの原因にもなります。「正確に・理解して・できたで終わる」を大切に、無理なく続けていきましょう。
Q. 1日何枚が正解ですか?
A. 決まった正解はありません。年中は数枚、年長は5〜10枚程度が目安ですが、お子さんの集中が続く範囲で。枚数より理解の質を優先しましょう。
Q. 枚数は多いほどいいですか?
A. いいえ。多すぎると解き方が雑になり、勉強嫌いの原因にもなります。少なくても丁寧に理解して解くほうが力になります。
Q. 間違えたときはどうすればいいですか?
A. 責めずに「どうして間違えたか」を一緒に考えましょう。易しい問題に戻って確認し、時間をおいて再挑戦。できたら必ず認めてあげてください。
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