大阪信愛学院小学校の合格対策として、家庭で何ができますか?
学校が育てたい姿を知ることから
対策の出発点は、問題集ではなく学校を知ることです。大阪信愛学院小学校は「三つのけん」として、賢なる子、謙なる子、健なる子という姿を掲げています。
賢なる子は正解のない問いに立ち向かう知恵、謙なる子は多様な世界をつなぐ愛の実践、健なる子は変化を乗り越えるしなやかな強さを指します。
つまり、答えを覚えている子どもではなく、自分で考え、人を思いやり、最後までやりぬく子どもを迎えたいということです。この一点が分かれば、家庭で何を大切にすべきかが見えてきます。
生活の力を日々の中で育てる
大阪信愛学院小学校の考査には生活テストが含まれています。これは、直前の練習で身につくものではありません。日々の暮らしの積み重ねが、そのままあらわれる場面です。
自分の持ち物を自分で管理する、脱いだものをたたむ、使ったものを元の場所に戻す。この流れを当たり前にしておくことが、いちばんの対策になります。
大人が先回りして手を出さないことが大切です。時間はかかりますが、最後まで見守る時間をつくると、子どもは自分でやり切る力を身につけていきます。
聞く力と考えを言葉にする習慣
ペーパーでも行動観察でも、最初に問われるのは、説明を最後まで聞き取れるかどうかです。聞き落としによる間違いは、練習によって確実に減らせます。
家庭では、話しかけるときに一度だけ言うことを心がけてみてください。二度三度とくり返してもらえる環境では、最後まで聞く必要がなくなってしまいます。
問題を解いたあと、「どうしてそう考えたの」と聞いてみてください。理由を言葉にする経験を重ねると、考える力そのものが伸びていきます。
大阪信愛学院小学校では、放課後学習が教育目標の手立てのひとつに挙げられています。入学後に学びを支える仕組みがあることは、家庭にとって心強い条件です。
受験の準備を家庭だけで抱え込む必要はありません。うまくいかない日があっても、それが子どもの価値を決めるわけではないと伝えてあげてください。
友だちと関わる経験を積む
行動観察では、他のお子さんと一緒に活動する姿が見られます。上手にできたかどうかより、指示を聞いて動けるか、友だちとどう関わろうとしたかが大切にされます。
大阪信愛学院小学校は、全校児童がたてわりグループで活動する「なかよし活動」を大切にしている学校です。年齢の違う子どもと関わる経験は、そのまま生きてきます。
公園や地域の集まりで、年上の子や年下の子と過ごす時間をつくってみてください。譲る、待つ、助けるという経験が、自然と積み重なっていきます。
家庭として学校を語れるように
親子面接では、ご家庭の考えを伝える機会があります。なぜ大阪信愛学院小学校を選ぶのかを、飾らない言葉で話せるようにしておきたいところです。
学校説明会、オープンスクール、入試体験、ミニ学校見学会と、学校を知る機会は年に何度も設けられています。そこで感じたことこそが、いちばん説得力のある言葉になります。
考査の内容や日程、募集要項の詳細は、学校が公表する最新の情報で必ずご確認ください。年度によって見直されることがあります。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
【大阪信愛学院小学校】学校が掲げる言葉から、家庭で育てたい姿を読み取る
対策の出発点は、学校が自分の言葉で何を語っているかを読むことです。大阪信愛学院小学校は教育理念として、次のように掲げています。
一人ひとりが神の愛を受けた、かけがえのない存在であることを知り、信じ、愛し合う心をもって、進んで国際社会の建設に貢献する明朗で健康な人間の育成を目指す、というものです。
そのうえで、カトリックの精神にもとづく5つの教育方針を示しています。
- キリストの教えに根ざした教育
- 一人ひとりを大切にする教育
- 能力の開発を目指す教育
- 自己形成を促す教育
- 社会貢献への態度を形成する教育
さらに、育てたい子ども像を「3つのけん」という言葉でまとめています。賢なる子、謙なる子、健なる子の3つです。学力にあたる「賢」だけでなく、謙譲と奉仕の心を表す「謙」、心身の健康を表す「健」が同じ重さで並んでいます。
願書や面接で学校の言葉を借りるときは、この3つのうちどれをわが家が大切にしてきたのかを一つ選び、実際の出来事とセットで語れるようにしておくと、借り物にならずにすみます。
【大阪信愛学院小学校】考査当日までに慣れておきたい場面
2027年度の選考は、全日程共通でペーパーテスト、生活テスト、グループ活動テスト、親子面接という構成だと公表されています。このうちペーパー以外の3つは、机に向かう時間だけでは備えにくい部分です。
学校が選考のポイントとして挙げているのは、話にしっかり耳を傾けて落ち着いて取り組もうとしているか、そして約束を守って仲よく安全に活動できるかの2点です。どちらも入学後の生活にそのままつながる観点で、たとえば全校児童がたてわりのグループで清掃活動や奉仕活動に取り組む「たてわり仲良し活動」は、まさにこの力が使われる場面です。
日常のなかで意識しておきたいのは、次のような場面です。
- 初めて会う大人の指示を、最後まで聞いてから動く
- 年齢の違う子と一緒に一つのことをやりとげる
- 片づけや掃除を、言われる前に自分から始める
- 自分の考えを、短くても自分の言葉で伝える
学校の一日には、8時20分からの読書タイム、13時15分からの清掃といった時間が組み込まれています。決まった時間に決まったことへ静かに向かう習慣は、家庭でも今日から始められますね。日々の学習の進め方に迷うときは、家庭学習サポートもご活用ください。
【大阪信愛学院小学校】受験対策についてよくある質問
難しい問題を先取りしておく必要はありますか
学校は、出題について「日常生活の体験によって身につけてほしい年相応の常識、基礎的な言語・数量に関する力など」と説明しています。先取り学習を前提にした内容ではありませんので、生活のなかで数を数える、量を比べる、順番を考えるといった経験を積み重ねることが土台になります。
早生まれは不利になりますか
学校は、試験そのものは全員が同じものを受けたうえで、月齢を考慮した評価法を実施すると公表しています。生まれ月の差を心配しすぎず、いまのお子さまに合った準備を続けてください。
試験の雰囲気を体験する機会はありますか
学校が公開しているイベント一覧には、テスト体験会と入試説明会が同じ日に組まれている年があります。ほかにも、春・夏・冬のオープンスクール、ミニ学校見学会、秋の学校説明会、入試報告会などが用意されています。実際の場に慣れておくと、当日の緊張はずいぶん違ってきますね。
キリスト教の家庭でないと不利ですか
学校は入試のよくある質問で、教育方針に賛同してくださるご家庭であれば、本人やご家庭の宗教は問わないと明記しています。ただし週に1時間の宗教の時間があり、朝礼と終礼のお祈り、宗教行事、献金や奉仕活動が学校生活に組み込まれていますので、その点への理解は前提になります。願書や面接で語る内容も、こうした学校生活を踏まえたものにしておきたいですね。
受験するのは何日程がよいですか
学校は日程ごとの有利不利を公表していません。分かっているのは、2027年度の募集人員がA日程で約60名(男女合計、内部進学を含む)、B日程とC日程はいずれも若干名であることです。枠の大きさから考えれば、第一志望であればA日程から臨むのが自然な組み立てになります。準備の仕上がりとご家庭の予定を照らして、無理のない形を選んでください。
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