考査の全体像と日程
追手門学院小学校の考査は、ペーパーテスト・個別テスト・行動観察・運動・制作(巧緻性)・口頭試問・親子面接を組み合わせた総合的な内容です。2026年度は、WEB出願が8月下旬(8/21〜8/27)、面接が9月上旬(9/2〜9/7)、考査が9月中旬(9/14)、合格発表が9月中旬(9/16〜9/17)に行われ、募集は男女あわせておよそ130名でした。ペーパーの力に加え、集団での協調性・自分の考えを言葉にする力まで、総合的に見られるのが特徴です。
ペーパーテスト|分野別の具体的な出題内容
追手門学院小学校のペーパーは、例年5〜6分野から出題されます。過去問からは次のような傾向が読み取れます。
お話の記憶
お話を聞いて、登場人物・出来事・数などを答えます。細部まで問われるため、集中して聞く力が必要です。
数量
ものを同じ数に「分ける」問題、数の多い少ないを比べる問題、大小の比較などが出題されます。「アメを2人で同じ数に分けると何個ずつ?」といった、生活に近い数の操作が問われます。
図形
位置の記憶(どこに何があったか)、回転図形、重ね図形、展開(開くとどうなるか)など、図形をあたまの中で操作する問題が幅広く出ています。
言語
しりとり、頭音つなぎ、長い音(拗音・促音など)の組み合わせが出題されます。正しい発音でものの名前を知っていることが土台になります。
常識
季節、仲間分け、動物の特徴、理科的常識などが問われます。暮らしの中で得る知識がそのまま得点につながります。
個別テスト
追手門学院小学校では、個別テストが行われるのも特徴です。数量・言語・図形構成・常識などを、先生と一対一のやりとりの中で答えます。ペーパーと違い、その場で考えて口頭で答える力や、指示を理解して手を動かす力が見られます。
行動観察|ボール運動と集団での協力
行動観察では、2チームに分かれてボールを転がす運動や、集団でのゲーム、グループでの相談・制作が行われてきました。お友達と話し合って役割を決める・協力して一つのものを作る・ルールを守るといった、集団の中での姿勢が見られます。
運動|基本的な運動課題
運動では、ケンパ・片足バランス・ボール投げ・平均台など、基本的な運動が課題になります。バランス感覚や、指示どおりに体を動かす力が見られます。特別な能力より、ふだんの外遊びで身につく動きを、元気に取り組めるかがポイントです。
制作・巧緻性・口頭試問
制作・巧緻性では、塗り絵や、気泡(プチプチ)を通して糸を巻く、紙をちぎる、ひもを結ぶといった細かな手作業が課題になってきました。口頭試問では「好きな食べ物・動物とその理由」など、自分の考えを理由まで言葉にする質問があります。ふだんから理由もあわせて話す練習が生きてきます。
親子面接で問われること
親子面接では、父母と志願者に対して、志望理由・お子さまの様子・家庭の教育方針・通学経路・災害時のお迎え体制などが問われてきました。願書の内容と一貫した受け答えができるよう、ご夫婦で志望理由や教育方針を共有しておくことが大切です。
分野別の対策ポイント
追手門学院小学校は、ペーパー・個別・行動観察・運動・制作・口頭試問・面接と課題が多岐にわたるため、幅広い準備が必要です。ペーパーは基礎を固め、個別や口頭試問は「その場で考えて話す」練習を、行動観察は集団遊びの経験を積んで備えましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて、ご家庭で計画的に進められる家庭学習サポートや、分野別の教材まとめもご活用ください。
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よくある質問
追手門学院小学校の考査はどんな内容ですか?
ペーパー・個別テスト・行動観察・運動・制作・口頭試問・親子面接が行われます。ペーパーだけでなく、その場で考えて話す力や協調性まで総合的に見られます。
ペーパーは何分野くらい出ますか?
例年5〜6分野です。お話の記憶・数量・図形・言語・常識を中心に、幅広く出題されます。
個別テストとは何ですか?
先生と一対一で、数量・言語・図形構成・常識などを口頭でやりとりする形式です。その場で考えて答える力が見られます。
口頭試問では何を聞かれますか?
好きな食べ物や動物とその理由など、自分の考えを理由まで言葉にする質問が中心です。ふだんから理由も話す習慣が役立ちます。
面接ではどんなことを聞かれますか?
志望理由・子どもの様子・教育方針・通学経路・災害時のお迎え体制などが問われます。願書と一貫した受け答えを準備しましょう。
2027年度入試の日程と募集人数(予定)
考査の中身を知ったら、次は日程です。追手門学院小学校の2027年度入試について、資料で確認できる予定は次のとおりです。
- 出願 Web出願(2026年8月21日〜27日)
- 選考 2026年9月13日
- 合格発表 2026年9月15日
- 入学手続き 2026年9月16日〜18日
募集人数は男女あわせて約130名です。考査料は20,000円と案内されています。
出願から手続きの完了まで、およそ1か月の中で進みます。とくに合格発表から手続きまでは3日間ですので、併願校がある場合は、あらかじめ手続きの締め切りを一覧にしておく必要があります。ここに挙げた日程はいずれも予定として示されているものですので、最新の内容は必ず学校の募集要項でご確認ください。
受験番号の決まり方と月齢への配慮
受験番号は、Web出願で定められた順に付けられると案内されています。あわせて、月齢への配慮も行われています。早生まれのお子さまをお持ちのご家庭にとっては、知っておくと安心できる点です。
ただし、配慮があることと有利になることは別です。生まれ月にかかわらず、基本の力を積み上げておくことが結局はいちばんの近道になります。
考査までの1年をどう組み立てるか
9月の選考から逆算すると、準備にあてられる時間は思ったほど長くありません。学校を見る機会を起点に、計画を立てておきましょう。
2027年度入試に向けた入試説明会は、2026年4月4日、6月13日、7月11日に予定されています。春に1回、初夏に1回、夏の出願直前に1回という並びです。年度が変われば日程も変わりますので、最新の予定は学校の案内でご確認ください。
5つの領域は、それぞれ準備のしかたが違います
2026年度入試の考査は、ペーパー、口頭試問、行動観察、巧緻性、運動という構成でした。このうちペーパーは積み上げが必要ですが、口頭試問や行動観察、巧緻性は日々の生活の中で育つ部分が大きい領域です。
口頭試問は、聞かれたことに自分の言葉で答える力です。家庭での会話で、うなずくだけで済ませず、言葉にして答える習慣をつけておくと自然に身につきます。
巧緻性は、はさみやのり、ひもを使った手先の作業です。折り紙や工作など、遊びの延長で積み重ねられます。上手さより、指示どおりに最後までやり切る経験の量がものを言います。
運動については、特別な技能を求めるものではありません。指示を聞いて、順番を守って動けるかどうかが土台になります。
考査の背景にある学校の考え方
5つの領域で子どもを見るという設計は、この学校が何を大切にしているかと結びついています。追手門学院小学校が掲げる教育目標は「敬愛 剛毅 上智」で、児童目標として「高い学力 強い体 ねばり強い心 親切」が示されています。
ペーパーは高い学力に、運動は強い体に、行動観察は親切やねばり強い心に対応していると考えると、考査の構成が理解しやすくなります。どれか1つが飛び抜けていればよいという設計ではありません。
学校生活のかたちも知っておきます
追手門学院小学校には土曜授業がなく、行事のときに登校する日があるという形です。昼食は給食で、アレルギーへの対応も行われています。スクールバスの運行はありませんので、通学は公共交通機関を使うことになります。
児童数は821名、1クラスは約35名、教員は非常勤講師24名を含めて57名です。1学年130名規模の学校で6年間を過ごすことになりますので、集団の中でどうふるまえるかは、考査でも入学後の生活でも大切な力になります。
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