過去問からわかる追手門学院小学校の考査方針
追手門学院小学校の過去問を通してみると、ペーパー5〜6分野に加えて個別テストや口頭試問があり、「知識を覚えているか」だけでなく「その場で考えて表現できるか」を重視していることがわかります。難問より、基礎をテンポよく正確に解く力と、自分の言葉で伝える力の両方が求められます。
お話の記憶・言語|傾向と対策
お話の記憶は、絵本の読み聞かせで「だれが・何を・どうした」を意識して聞く習慣が力になります。言語はしりとり・頭音つなぎに加え、長い音(拗音・促音)の組み合わせも出るため、正しい発音で言葉に親しむことが大切です。「きゃ・きゅ・きょ」などを正しく言えるか、遊びの中で確認しておきましょう。
数量・図形|傾向と対策
数量は「分ける」「数の多少」「比較」が中心です。おはじきやアメを使って「2人で同じ数に分ける」体験を積むと理解が深まります。図形は位置の記憶・回転・重ね・展開が出るため、折り紙を折って開く、積み木を回すなど、手を動かして確かめる学習が効果的です。展開図は実際に開いて見せることでイメージが育ちます。
常識・個別テスト|傾向と対策
常識は季節・仲間分け・動物・理科的常識が問われます。季節の行事や自然とのふれあい、図鑑での確認など、暮らしの中で知識を広げましょう。個別テストでは図形構成や口頭試問があるため、パズルで形を組み立てる遊びや、「どうしてそう思うの?」と理由を話す会話が対策になります。
行動観察・運動・制作|過去の課題
行動観察では2チームでのボール転がしやグループ制作、運動ではケンパ・片足バランス・平均台、制作では塗り絵・気泡に糸を巻く・ひも結びなどが課題になってきました。これらは一夜づけでは対応できません。日ごろから、お友達と協力する遊び・体を動かす遊び・手先を使う工作を習慣づけておくことが、そのまま対策になります。
家庭でできる過去問の使い方
過去問は、いきなり解かせるより、分野別に基礎を固めてから仕上げの確認として使うのが効果的です。まちがえた問題は「なぜ違ったか」を一緒に確認し、同じタイプの問題で定着させましょう。個別・口頭試問対策として、答えたあとに理由を言葉にする練習も取り入れると効果的です。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて、ご家庭で計画的に進められる家庭学習サポートや、分野別の教材まとめもご活用ください。
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よくある質問
追手門学院小学校の過去問はどこで手に入りますか?
市販の過去問題集や、幼児教室がまとめた資料などで傾向を知ることができます。実際の問題は非公表のため、傾向をつかむ目的で活用しましょう。
ペーパー以外の対策も必要ですか?
はい。個別テスト・口頭試問・行動観察・制作もあるため、その場で考えて話す練習や、協力する遊び、手先の作業をふだんから習慣づけましょう。
言語の「長い音」とは何ですか?
「きゃ・きゅ・きょ」などの拗音や、「っ」の促音などです。正しい発音で言葉を知っているかが問われるため、言葉遊びで慣れておきましょう。
図形はどう対策すればよいですか?
折り紙を折って開く、積み木を回すなど、手を動かして確かめる学習が効果的です。展開図は実際に開いて見せるとイメージが育ちます。
家庭学習だけで合格できますか?
基礎は家庭学習で十分伸ばせます。個別・行動観察など集団や対話の課題は、模試や教室を併用すると本番に慣れやすくなります。
資料で確認できる考査の枠組み(2026年度)
過去問に取りかかる前に、まず考査そのものの枠組みを押さえておきましょう。追手門学院小学校の2026年度入試の考査は、ペーパー、口頭試問、行動観察、巧緻性、運動という構成でした。
募集人数は男女あわせて約130名、考査料は20,000円です。受験番号はWeb出願で定められた順に付けられ、月齢への配慮も行われています。
これらは資料で確認した2026年度の内容です。考査の構成は年度によって見直されることがありますので、最新の内容は必ず学校の募集要項でご確認ください。
5つの領域のうち、ペーパー以外が3つあります
過去問というと、どうしてもペーパーの問題集に目が向きます。しかし、5つの領域のうちペーパーは1つで、口頭試問、行動観察、巧緻性、運動という4つが別に置かれています。
この配分は、ペーパーの点数だけで並べ替える入試ではないことを示しています。問題集をどれだけ解いたかより、5つの領域にどうバランスよく時間を配ったかのほうが、結果を左右します。
学校が示す目標から準備の方向を決める
何を伸ばせばよいか迷ったときは、学校が掲げている言葉に戻るのが確実です。追手門学院小学校の教育目標は「敬愛 剛毅 上智」で、児童目標として「高い学力 強い体 ねばり強い心 親切」が示されています。教育理念は「社会有為の人材育成」です。
児童目標の4つは、考査の5領域とそのまま重なります。高い学力はペーパーと口頭試問に、強い体は運動に、ねばり強い心は巧緻性の作業に、親切は行動観察に対応していると考えると、準備の方向がはっきりします。
ねばり強さは、やり直しの経験で育ちます
巧緻性の作業では、思ったとおりにいかない場面が必ず出てきます。そこで投げ出さずに手を動かし続けられるかどうかが見られます。家庭では、失敗しても最後まで仕上げる経験を重ねさせてあげてください。
親切は、指示された場面では出てきません
行動観察で見られるのは、困っている子に気づけるか、順番を譲れるかといった自然なふるまいです。練習して身につくものではありませんので、日々の生活の中で、人に手を貸す場面をつくることのほうが役に立ちます。
準備の時間軸
2027年度入試は、2026年8月21日から27日の出願、9月13日の選考という日程が予定されています。入試説明会は2026年4月4日、6月13日、7月11日の予定です。年度が変われば日程も変わりますので、最新の予定は学校の案内でご確認ください。
過去問と傾向についてよくある質問
学校は過去問を公表していますか
出題内容そのものを学校が公表しているかどうかは、資料からは確認できませんでした。確実なのは、考査がペーパー、口頭試問、行動観察、巧緻性、運動で構成されているという枠組みまでです。市販の教材に載っている内容は学校の公表物ではありませんので、そのまま「今年もこう出る」と考えるのは危険です。
ペーパーはどのくらいやればよいですか
分量の目安を示す情報は資料にはありません。5つの領域のうちペーパーは1つだという配分を意識して、他の4領域の時間を削ってまでペーパーに偏らないようにしてください。
口頭試問はどう練習すればよいですか
口頭試問は、聞かれたことに自分の言葉で答える力です。家庭での会話で、うなずくだけで済ませず、言葉にして答える習慣をつけておくのがいちばんの練習になります。答えの正しさより、伝えようとする姿勢が土台です。
月齢は考慮されますか
月齢への配慮があると案内されています。ただし、配慮があることと有利になることは別です。生まれ月にかかわらず、5つの領域の基本を積み上げておきましょう。
学校の雰囲気はどこで分かりますか
2027年度入試に向けた入試説明会は、2026年4月4日、6月13日、7月11日に予定されています。学校の言葉を直接聞ける機会は、教材からは得られないものを与えてくれます。
入学後の学びを知っておくと対策の意味が分かります
追手門学院小学校では、4年生から教科担任制が始まり、5・6年では国語・算数・社会・理科・英語の4教科から5教科で実施されます。さらに5・6年の国語と算数は2人制の指導が行われています。放課後には4年生から6年生の希望者を対象とした講座も設けられています。
こうした学びに入っていくための土台として、話を聞き取る力と、自分の言葉で答える力が求められていると考えると、口頭試問や行動観察を大切にしている理由が見えてきます。
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