大阪信愛学院小学校の過去問は、どの分野を対策すればよいですか?
大阪信愛学院小学校(大阪市城東区古市)の考査は、ペーパーテスト、生活テスト、グループ活動テスト、親子面接という四つの内容で行われます。ただし、それぞれの具体的な出題分野は公表されていません。ここでは公表されている枠組みをもとに、分野ごとの備え方を整理します。実施の方法は年度によって変わるため、最新の内容は必ず公式の募集要項でご確認ください。
大切なのは、以下の3点です。
・出題の詳細は公表されていない
・学校が公表しているねらいから、どんな問題が出るかを読む
・ペーパーは基本の分野をひととおり
大阪信愛学院小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
大阪信愛学院小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
出題の詳細は公表されていない
大阪信愛学院小学校は、考査の枠組みとして四つの内容を示していますが、ペーパーで扱う分野や問題数といった細かな情報は明らかにしていません。
そのため、断片的な情報を頼りに「この分野が出る」と決めつけて準備を進めるのは得策ではありません。かえって、備えの幅を狭めてしまうことになります。
公表されているのは、考査の構成と、学校が育てたいと考えている子どもの姿です。この二つを手がかりに、幅広く土台を整えていくのが現実的な進め方になります。
学校が公表しているねらいから、どんな問題が出るかを読む
細かな出題こそ公表されていませんが、学校は入試のQ&Aのなかで、どういうねらいで問題をつくっているかを説明しています。示されているのは、日常生活の体験を通して身につけてほしい年相応の常識と、基礎的な言語・数量に関する力を確かめる、という考え方です。先取り学習を前提にした問題ではなく、暮らしのなかで育つ力をペーパーの形で確かめる出題だと受け取ってよいでしょう。
生活テストについては、幼稚園や保育園で行われているような活動に取り組む姿勢を見る、と説明されています。見慣れない課題で驚かせる場ではなく、園でふだんしていることを、初めての場所でも同じようにできるかどうかを見る場面だということです。身支度や片づけ、道具の扱いといった動作が、そのまま課題になると考えておくとよいですね。
グループ活動テストは、ほかのお子さんと一緒に活動する場面です。学校が選考のポイントとして挙げているのは二つあり、一つは、話にきちんと耳を傾けて落ち着いて取り組もうとしているかどうか。もう一つは、約束を守って仲よく安全に活動できるかどうかという点です。上手にできたかどうかではなく、聞く姿勢と約束の守り方が見られていることになります。
2027年度の募集要項では、内部認定・A日程・B日程・C日程のいずれも、ペーパーテスト、生活テスト、グループ活動テスト、親子面接の四つで選考すると示されています。四つのうち二つが集団や生活の場面ですので、机の上の準備だけに時間を割くのは、配分として偏っていることになりますね。
ペーパーは基本の分野をひととおり
分野が公表されていない以上、絞り込むことはできません。話をよく聞いて答える問題、数を扱う問題、図形や位置を考える問題、季節や身のまわりの常識を問う問題など、基本的な範囲に触れておくと安心です。
難しい問題を数多くこなすより、やさしい問題を確実に、最後まで指示を聞いてから解けるようにするほうが効果があります。聞き落としによる間違いは、練習で減らせます。
一枚を解き終えたら「どうしてそう考えたの」と聞いてみてください。理由を言葉にする習慣は、考える力そのものを育てていきます。
大阪信愛学院小学校は、A日程、B日程、C日程と年に三つの入試の機会を設けています。日程によって考査の内容が変わるかどうかも、募集要項で確かめておきたい点です。
市販の問題集を使う場合は、一冊を最後までやり切ることを目標にしてください。何冊も手を広げるより、同じ問題に二度取り組むほうが力になります。
生活テストは日々の積み重ねで
大阪信愛学院小学校の考査には生活テストが含まれています。ここは、問題集では備えられない場面です。身支度、片づけ、道具の扱いといった日常の動作が土台になります。
入学までに、自分の持ち物を自分で管理し、脱いだものをたたみ、使ったものを元の場所に戻すという流れを、当たり前にしておきたいところです。
大人が先回りして手を出さないことが、いちばんの練習になります。時間に余裕のある休日に、最後まで見守る時間をつくってみてください。
行動観察と面接への備え
行動観察では、他のお子さんと一緒に活動する姿が見られます。上手にできたかどうかより、指示を聞いて動けるか、友だちとどう関わろうとしたかという点が大切にされます。
親子面接は、過去にどんな質問があったかを探すより、学校を知ることから始めてください。大阪信愛学院小学校は、カトリック精神を基盤とする学校です。
学校説明会、オープンスクール、入試体験、ミニ学校見学会と、学校を知る機会は年に何度も設けられています。足を運ぶことが、いちばんの準備になります。
過去問がなくても準備はできる
過去問が手に入らないことは、不利ではありません。どのご家庭にとっても条件は同じです。目先の傾向にふりまわされず、力そのものを育てる時間が取れると考えることができます。
聞く、考える、やり切る。この三つが、どの場面にも共通する土台です。大阪信愛学院小学校が掲げる「三つのけん」の考え方とも、無理なく重なります。
出題の傾向は年度によって変わります。学校が公表する最新の情報を確認しながら、幅広い体験を通して考えることの楽しさを大切にしてあげてください。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
【大阪信愛学院小学校】年間行事から学校が大切にしている時間を読む
過去問が公開されていない学校では、学校が一年をどう組み立てているかを知ることが、そのまま傾向をつかむ手がかりになります。大阪信愛学院小学校が公開している年間行事を並べると、次のような一年になっています。
- 4月 入学式、始業式、歓迎遠足、学院創立記念日、前期児童会役員選挙
- 5月 修学旅行、体験学習(5年)、マリア様をたたえる集い、委員会発足、クラブ発足
- 6月 日曜参観、プール開き
- 7月 体験学習(3年・4年)、イングリッシュキャンプ(6年)、個別懇談、終業式
- 9月 運動会
- 10月 英語暗唱大会、秋の遠足、後期児童会役員選挙
- 11月 追悼式、学習発表会
- 12月 個別懇談、クリスマスを祝う会、終業式
- 2月 マラソン大会、錬成会(6年)、親子登校(新1年生)
- 3月 卒業感謝ミサ、卒業式、6年生を送る会、終業式
体験学習が3年生から6年生まで学年ごとに設定されていること、英語暗唱大会やイングリッシュキャンプのように人前で英語を使う場が用意されていること、そして追悼式や卒業感謝ミサといった祈りの行事が節目に置かれていることが読み取れます。人前で話す場面、集団で動く場面が一年を通して多い学校だと考えておくとよいですね。
【大阪信愛学院小学校】入学後の学び方から、いま伸ばしておきたい力を考える
大阪信愛学院小学校は、伝統と新しい教育を融和させた独自のコンセプトとして「インスパイア教育」を掲げ、すべての教科で探究型のアクティブラーニングと、対話的で協働的な学習を取り入れていると説明しています。答えを覚える学び方ではなく、考えを出し合って進める学び方が土台になっているということです。
日々の学習には、次のような時間が組み込まれています。
- 音声言語教材による音読と学習アプリを使ったモジュール学習
- 始業前の10分間の朝読書
- 学期末に実施されるアタックテスト
- 毎週月曜日の午後に行われるパワーアップタイム
- 4年生から6年生を対象とした土曜講座(6年生は年間9回、4年生から6年生は年間12回と公表)
検定にも取り組んでおり、全学年が学年末に漢字検定を受験し、高学年は英語検定にも対応していると公表されています。音読と書き取りを毎日の生活に組み込んでいる学校ですので、幼児期のうちから、絵本の読み聞かせや自分の口で声に出して読む時間を持っておくと、入学後の学び方になじみやすくなります。
また、担任のほかに理科・音楽・体育・図工・宗教・英語・お作法・情報などの専科教師がいることも公表されています。いろいろな先生から指示を受ける場面が多い環境ですので、初めて会う大人の話をきちんと聞ける状態にしておきたいですね。
【大阪信愛学院小学校】過去問と傾向についてよくある質問
実際の試験の雰囲気を体験できる機会はありますか
あります。学校が公開している説明会・イベントの案内には、7月にテスト体験会と入試説明会が同じ日に組まれている年があります。ほかにも、春と夏と冬のオープンスクール、ミニ学校見学会、秋の学校説明会、入試報告会などが用意されています。過去問が手に入らないぶん、こうした場に足を運んで空気を確かめておく価値は大きいですね。
日程によって出題の内容は変わりますか
学校は日程ごとの出題の違いを公表していません。公表されているのは、2027年度入試の選考内容がA日程・B日程・C日程のいずれもペーパーテスト、生活テスト、グループ活動テスト、親子面接であることです。構成は共通しているとみておき、細かな違いを推測して対策を変えることはおすすめしません。
月齢の差は考慮されますか
考慮されます。学校は、試験そのものは全員同じものを実施したうえで、月齢を考慮した評価法をとると公表しています。生まれ月による有利不利を心配しすぎず、いまのお子さまにとって無理のない準備を積み重ねてください。
市販の問題集だけで足りますか
ペーパーの基礎を固めるうえでは役に立ちますが、それだけでは生活テストとグループ活動テストの部分が抜け落ちます。学校が選考のポイントとして挙げているのは、話に耳を傾けて落ち着いて取り組もうとしているかという点と、約束を守って仲よく安全に活動できるかという点の2つですので、机の上の学習と生活の習慣を、同じくらいの重さで並べておきたいところです。
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