和歌山大学教育学部附属小学校の過去問は、どんな傾向なのでしょうか?
選考の内容は公表されていません
関連動画:小学校受験の国立小学校の受験対策について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
和歌山大学教育学部附属小学校の募集要項には、「諸検査の内容についてのお問い合わせには、一切お応えできません」と書かれています。電話での問い合わせも控えるよう求められています。
公表されているのは、入学選考Ⅰが調査と面接であること、入学選考Ⅱが抽選であること、この二つだけです。何を調べ、何を尋ねるのかは示されていません。
ただ、受験されたご家庭の話から、調査の組み合わせだけは見えています。ペーパー、口頭試問、行動観察、制作、運動という子どもの調査に、志願者への面接と保護者への面接が重なる形で、分野はかなり広めです。個々の問題の中身まで確かなものはありませんので、この組み合わせを知ったうえで、どれか一つに偏らない準備を組むのが現実的です。
市販の資料に細かな出題内容が載っていることがありますが、それは学校の公式発表ではありません。そうした情報をもとに的をしぼった対策を組むと、家庭の負担ばかりが増えていきます。
入学選考の詳細は説明会で伝えられます
募集要項には「入学選考の詳細は、説明会でお伝えします」と記されています。そして、出願するためには説明会への参加が必要です。
令和8年度入学の説明会は2025年11月7日で、受付が14時から14時30分、説明会が14時30分から16時30分でした。参加できるのは保護者または親族の方1名のみです。
つまり、選考について知る唯一の正規のルートが説明会だということです。過去問を探すより、この機会を逃さないことのほうがはるかに大切です。
最後は抽選で決まります
和歌山大学教育学部附属小学校の入学選考Ⅱは抽選です。入学選考Ⅰを通過しても、最後は運が結果を分けます。
抽選は保護者または親族の方が行い、志願者本人は来られません。どれだけ準備を重ねても、この段階で結果を左右することはできません。
この構造を家族で理解しておくことが、結果が出たときに子どもを責めずにすむための備えになります。準備の意味がないという話ではなく、力の入れどころが違うということです。
家庭で育てておきたい力
和歌山大学教育学部附属小学校の教育目標は、Enrichment(豊かな情操)、Intelligence(質の高い知性)、Creativity(輝く創造性)の三つです。心と知性と創造する力を、並べて大切にしています。
この三つは、机の上だけでは育ちません。絵本を読んで心を動かす、なぜだろうと立ち止まる、自分なりのやり方を試してみる。そうした経験の積み重ねが土台になります。
また、教育方針には学校と保護者との協同を進めることが掲げられています。読み聞かせや学級行事に保護者が関わる学校ですので、家庭が学びに参加する姿勢そのものが問われます。
出願資格を先に確かめてください
和歌山大学教育学部附属小学校の応募資格には、指定された通学区域に保護者とともに居住していることが含まれます。和歌山市および海南市、紀の川市、岩出市、阪南市、岬町が対象です。
和歌山市以外の市町から通う場合は、徒歩・公共交通機関を利用して1時間以内に通学可能であることが条件です。また、常に保護者のもとから自力で通学できることも求められます。
対策よりも、この条件の確認のほうが先です。選考の内容や出願の資格については、和歌山大学教育学部附属小学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【和歌山大学教育学部附属小学校】募集要項から読み取れる選考の枠組み
過去問が公開されていない学校では、募集要項に書かれた言葉づかいそのものが、いちばん確かな手がかりになります。
令和8年度の募集要項で入学選考Ⅰにあてられている言葉は「調査・面接」です。何を調べ、どのくらいの時間をかけるのかは書かれていません。実施日は令和7年12月12日金曜日で、志願者が多数の場合は13日土曜日が予備日とされていました。受付場所は本校児童玄関で、受付時間などの詳細は願書受付のあとに郵送で知らされます。結果は12月19日金曜日に簡易書留で郵送されました。
同伴できるのは保護者または親族の方1名のみで、校地内には1名しか入れないと明記されています。双子の場合は2名が必要です。つまり、当日はお子さま自身が学校の先生とやりとりをする時間があるということになります。
そして募集要項には、諸検査の内容についての問い合わせには一切応じられないとも書かれています。市販の問題集を「この学校の過去問」として扱うことはできませんので、公表されている枠組みのなかで準備を組み立てていきましょう。
【和歌山大学教育学部附属小学校】学校の研究から見える「育てたい学び」
この学校は教育学部の附属校として、日ごろから授業研究に取り組んでいます。公式サイトの研究関連情報には、国語科・社会科・算数科・理科・生活科・音楽科・図画工作科・家庭科・体育科・道徳科・外国語および外国語活動・総合的な学習の時間・複式教育・学校提案という区分が並んでいます。教科がまんべんなく研究の対象になっていることが分かります。
令和8年度に予定されている研究会も公表されています。第25回複式授業研究会は2026年6月20日土曜日の12時30分から17時まで、会場は本校で、参加費は無料、申込締切は6月18日木曜日17時とされています。この日の研究授業は、3・4年の算数科があまりのあるわり算および式と計算の順序、5・6年の国語科が作品の象徴をとらえた読解です。あわせて、2026教育研究発表会が2026年10月31日土曜日に、第19回ICT活用授業研究会が2027年1月30日土曜日に予定されています。
研究授業の題材からは、学校が「答えを出す速さ」よりも、考えの筋道や言葉のとらえ方を大切にしていることがうかがえます。ご家庭で問題集に取り組むときも、正解したかどうかだけでなく「どうしてそう思ったの」と一言たずねてみてください。それが、この学校の学びに近い準備になります。
【和歌山大学教育学部附属小学校】過去問と準備についてよくある質問
学校は過去問題を配っていますか
公式サイトには、過去問題の配布や公開についての案内はありません。募集要項でも、諸検査の内容についての問い合わせには応じられないとされています。
説明会に出ないと、選考の内容は分からないままですか
令和8年度の募集要項では、出願するためには説明会への参加が必要とされていました。また、出願する二つのコースについての詳細も説明会で伝えると書かれています。参加そのものが出願の条件になっていましたので、日程の確保が第一歩でした。
準備はいつから始めればよいですか
令和8年度の日程では、募集要項の入手が令和7年9月1日から、説明会が11月7日、願書受付が11月10日から20日まででした。秋には出願の準備が始まりますので、それまでに生活のリズムを整えておくと、当日にあわてずにすみます。
兄弟姉妹がいる場合、選考で有利になりますか
そうした扱いについて、公式サイトや募集要項に記載はありません。書かれていないことは、うわさで判断せず、説明会や募集要項で確かめるようにしてください。
複式学級と単式学級では、選考の内容が変わりますか
令和8年度の募集要項では、複式単式併願コースと単式専願コースの別に出願を受け付けるとされ、二つのコースに同時に出願することはできないと書かれています。ただし、コースごとに選考の内容がどう違うのかまでは公表されていません。コースについての詳細は説明会で伝えると記載されていましたので、まずは説明会で確かめることになります。
選考の日に体調を崩したらどうなりますか
募集要項には、発熱や体調不良がある場合は事前に連絡するよう書かれています。また、気象警報が発表されたときや学校感染症などの影響で予定を変更する場合は、学校のホームページで知らせるとされています。当日の朝は、家を出る前にホームページを確かめておくと安心です。
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