百合学院小学校の教育には、どのような特色がありますか。英語も気になります。
校訓は純潔と愛徳
校訓は「純潔・愛徳」です。1955年に、学院の創立者である田口芳五郎枢機卿によって小学校が設立されました。2025年に創立70周年を迎えています。
教育理念として、キリスト教教育、女子教育、国際理解教育の三つが掲げられています。女子だけの学校であることと、世界に開かれた学びを結びつけている点が特徴です。
学校のよくある質問には、家族みんながキリスト教にふれたことがなくても心配ないと記されています。信者になるかどうかは一切自由です。
教育の三本柱
教育の三本柱は、人との関わりを豊かに、神との出会いを豊かに、学ぶ力を豊かに、の三つです。
カトリックの教えを学び、社会で人の役に立つために行動できる心を養うことが目的だと学校は述べています。祈りから一つずつ丁寧に学んでいける環境が整えられています。
保護者からは、街中で災害募金を見かけたら自分のできる範囲のことをしようと行動できるようになった、という変化が語られています。
少人数のきめ細かな指導
児童数は114名ほどで、1クラスはおよそ20名です。教員は非常勤を含めて23名で、少人数の学級が保たれています。
保護者からは、少人数制で指導がきめ細やかであること、上級生が下級生の世話をすることで姉妹関係では学べないことを学べる環境があることが挙げられています。
先生と児童の距離が近く、のびのびとした校風の中で子どもをよく見てもらえる、言葉づかいやあいさつが自然と身についていくよう普段から指導してもらえる、という声も寄せられています。
学びを日常につなげる授業
保護者の声として、知識の詰め込みだけでなく、学習で学んだことを日常生活でどのように活用するかまでつなげて授業をしてくれるため、さらに深く理解できているという感想が紹介されています。
人と競争するのではなく、自分のために勉強する力を身につけてくれるという声もあります。低学年の間は、学校で習うことと家での宿題で十分だという感想も寄せられています。
自ら進んで宿題や自由学習をすることの大切さを、身につけやすい時期に教えてもらえたことが貴重な財産になったという声もあります。
国際理解教育と年間行事
学校のサイトには、英語力の向上というページが設けられています。国際理解教育を教育理念の一つに掲げる学校として、力を注いでいる領域です。
年間行事には、聖母をたたえる集い、兵庫県私立小学校連合会の陸上記録会、マナー教室、林間学校、全校ミサ、ユリンピックと呼ばれる運動会、クリスマス祝会、スキー教室、感謝の集いなどがあります。
実際の様子は、学校説明会や公開行事で確かめてください。2026年の学校説明会は4月25日と7月18日に予定されています。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
英語教育の中身を、資料の記述で確認する
「国際理解教育」を掲げる学校は多いのですが、実際に何をどれだけやっているかは学校ごとに大きく違います。手もとの受験ガイド資料には、百合学院小学校の英語教育について具体的な記述が残されていますので、順に見ていきましょう。
まず時間数です。1年生から週3時間の英語授業があるとされています。小学校の英語としては手厚い設定です。カリキュラムは国際基準のCEFRをもとに6年間で組まれていて、語彙力の強化と読む力の育成を重視していると記されています。
学年ごとの積み上げも示されています。2年生からは英語の本を教材として使い、3年生になるとその本を辞書として活用しながら、簡単なお話を自分でつくって発表し、伝え合う場が設けられているそうです。読む・書くだけでなく、自分の言葉で伝えるところまでを早い段階から扱っていることが分かります。
検定への挑戦も後押しされています。放課後には英語検定の講座が開かれていて、5級から2級までの合格者を出していると記されています。小学生で2級というのは、かなり高い到達点です。
授業以外の場面でも英語に触れられるよう、常勤のネイティブ教員が清掃活動や委員会、クラブ活動を児童と一緒に行っているとされています。2学期の学習発表会では、英語の歌や劇を通して英語で表現することにも挑戦します。以上は資料に記載されていた内容ですので、最新の実施状況は学校の募集要項や説明会でご確認ください。
学びを支える体制と、学校が歩んできた道のり
教育の中身を支えているのは、学校の規模と歴史です。資料によると、児童数は114名で1クラスは約20名、教員数は非常勤10名を含めて23名です。学習面では、基礎基本の徹底に加えて発展的な内容にも踏み込み、ICTの活用を進めているとされています。心と体の健康面では、週4日の学校給食に加えて、医師の指導のもとで毎月「けんこうだより」を発行しているという記載があります。
沿革を追うと、学校の性格がよりはっきりします。1955年に学校法人の認可を受けて小学校が開校し、同じ年の4月に第一回入学式が行われました。翌1956年に校舎が完成し、1964年に創立10周年、1985年に30周年、1996年には40周年の記念式典とあわせて小学校の新校舎が竣工しています。1999年には新しいプールが完成し、2000年には学童保育の「ナザレトクラブ」が設立されました。2005年に50周年、2015年に60周年を迎え、2025年には創立70周年を迎えています。
創立者は田口芳五郎枢機卿です。資料によれば、ローマカトリック教会で国際的に活躍した人物で、平和な社会や安定した秩序を実現するうえで最も大切なのは女性の深い教養であるという考えから、宗教的情操教育を通じて円満な人格を育て、「純潔と愛徳」を実践できる人になるよう教育することを建学の精神としました。1978年に逝去されたことも沿革に記されています。校訓の「純潔・愛徳」が、この建学の精神から直接来ていることが分かります。
教育と英語についてよくある質問
入学前に英語を習っておく必要はありますか
資料には、入学前の英語経験を求める記述はありません。1年生から週3時間の授業がありますので、学校の中で積み上げていく設計になっていると考えられます。むしろ入学前に大切なのは、人の話を最後まで聞くこと、知らない相手にも自分の言葉で答えられることです。これは考査の区分に行動観察や集団面接が含まれていることとも重なります。
キリスト教にふれた経験がないと不利ですか
資料からは、信仰の有無や宗教的な経験を入学の条件とする記述は確認できません。分かっているのは、教育理念に「キリスト教教育」「女子教育」「国際理解教育」が掲げられていること、教育の三本柱が「人との関わりを豊かに」「神との出会いを豊かに」「学ぶ力を豊かに」であることです。年間行事にも、5月の聖母をたたえる集い、7月と3月の全校ミサ、12月のクリスマス祝会が挙げられています。保護者がこうした学校の姿勢を理解し、共感できるかどうかのほうが大切でしょう。
少人数であることの利点はどこに表れますか
1クラス約20名という規模は、行事での役割の回り方に表れます。資料には、6月の兵庫県私立小学校連合会陸上記録会、10月の運動会「ユリンピック」、11月のポートボール大会、12月の学習発表会、2月の校内卓球大会などが挙げられています。人数が少ないほど、一人ひとりに出番が回ってきます。英語の学習発表会で歌や劇に取り組むという記載も、この規模だからこそ実現しやすい取り組みといえます。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























