甲子園学院小学校に入ると、中学や高校へはどう進むのでしょうか。
幼稚園から大学院までの総合学園
系列校は、甲子園学院幼稚園、甲子園学院中学校、甲子園学院高等学校、そして甲子園大学と同大学院です。短期大学も擁しています。
甲子園学院は、校祖である久米長八が女子教育の重要性を理念として、昭和16年に甲子園高等女学校を創立したことに始まります。小学校は昭和26年に開校しました。
小学校は一貫教育をさらに充実発展させるために開校されたと、学校は説明しています。系列校とのつながりを前提とした設計です。
女子には中学校進学の優遇制度がある
令和9年度の児童募集要項には、女子で学院中学校への進学を希望する者には、中学校の入学金が免除されるなどの優遇制度があると記されています。ただし専願に限られます。
甲子園学院中学校は女子校です。そのため、男子はこの優遇制度の対象になりません。共学の小学校でありながら、系列中学校は女子のみという構造です。
男子がどこへ進学するのかは、家庭として早い段階で考えておく必要があります。志望する段階で、学校に直接たずねておきましょう。
中学受験に対応する学習
中学受験に対応する力を育むため、高学年の主要教科である国語、算数、理科では、個々の能力に応じたクラスで授業が行われています。
放課後や夏休み、冬休みには勉強会が行われます。苦手なところを集中して学び直す時間があり、高いレベルの学習に挑戦できる環境も整えられていると学校は述べています。
少人数制のきめ細かな指導で一人ひとりの力を伸ばすという方針が、この学習体制の背景にあります。
ファミリー奨学金という仕組み
専願で受験する家庭には、ファミリー奨学金の制度があります。該当する場合、入学後に10万円が支給されます。
対象となるのは、父母や兄弟姉妹が学院の幼稚園から大学までのいずれかを卒業または在籍している場合、父母や兄弟姉妹が学院の幼稚園から大学に同時入学する場合、そして本人が学院の幼稚園を卒園している場合です。
学園全体とのつながりを大切にする制度だと言えるでしょう。該当するかどうかは、出願の前に確認しておきましょう。
転入・編入と復学の制度
転入と編入の制度があります。対象は1年生から4年生までです。復学の制度もあり、1年以上の場合はテストがあるとされています。
帰国子女の受け入れも行われています。日本語が理解できることが条件です。少人数の学級ですので、欠員が出るかどうかで受け入れの可否が変わります。
進学の状況や制度は年度によって変わります。系列の中学校がどのような教育を行っているのかも含めて、最新の内容は募集説明会などで直接たずねてください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
系列校の一覧と、名称の注意点
資料の系列校欄に挙げられているのは次のとおりです。
- 幼稚園 甲子園学院幼稚園
- 中学校 甲子園学院中学校
- 高等学校 甲子園学院高等学校
- 大学 甲子園大学および同大学院
ここで気をつけたいのが名称です。小学校から高等学校までは「甲子園学院」ですが、大学は「甲子園大学」で、「学院」が付きません。書類や検索の際に混同しやすいところですので、正確に区別してください。
なお、学園の紹介では幼稚園、小学校、中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院を擁する総合学園と説明されている一方で、系列校欄には短期大学の記載がありません。進学先の一つとしてお考えの場合は、現在の設置状況を学校にご確認ください。当サイトでは、資料の記載が分かれている項目について推測でお伝えしないようにしています。
小学校の入学の段階に話を戻すと、募集人員は男女約60名で、この数字には内部進学者が含まれるとされています。系列の甲子園学院幼稚園から進んでくるお子さまがいるということです。その内訳は公表されていません。
一貫教育がどのように形づくられてきたか
系列校の並びは、時間をかけて整えられてきたものです。資料に記載されている歩みを整理します。
校祖である久米長八が女子教育の重要性を理念として、1941年(昭和16年)に甲子園高等女学校を創立しました。建学の精神として掲げられたのが「黽勉努力」「和衷協同」「至誠一貫」の3つです。この3つは現在も校訓として受け継がれています。
小学校が開校したのは1951年(昭和26年)です。資料には、一貫教育を充実発展させるために開校したと説明されています。つまり小学校は、あとから加わったのではなく、一貫教育を成り立たせるために設けられた学校だということになります。
その後、1984年(昭和59年)に現在の地へ移転し、独立した校舎で教育活動を行っています。小学生だけの環境で6年間を過ごせるという点は、一貫校でありながら小学校としての独立性を保っている形といえます。
長く在籍することを考えるなら、この建学の精神がご家庭の考え方と重なるかどうかがいちばんの確認点になります。自らの意思に従って勉め励む、心を同じくしてともに力を合わせる、真心をもって一筋に貫く。どれも、12年あるいは16年という時間の中で問われ続ける姿勢です。
在籍にかかわる制度を確認しておく
内部進学を見据えるなら、途中の学年での出入りに関する制度も知っておくと安心です。資料には次のように記載されています。
- 転・編入制度 あり(1〜4年生)
- 復学制度 あり(1年以上の場合はテストあり)
- 帰国子女の受け入れ あり(日本語が理解できること)
復学制度があり、帰国子女の受け入れもある学校です。転勤の可能性があるご家庭にとっては、いったん離れても戻れる道が用意されているという点で心強い条件になります。ただし復学は1年以上の場合にテストがあるとされていますので、条件の詳細は学校にご確認ください。
学習の面では、高学年の主要教科である国語・算数・理科で、中学受験に対応する力を育むための習熟度別学習が行われているとされています。つまり、系列の中学校へ進む道と、外部の中学校を受験する道の両方が想定されている学校だということになります。
ただし、小学校から系列の中学校へ進む際の条件や基準について、資料には記載がありません。卒業生の進学実績についても記載がありませんので、進路の考え方は学校に直接おたずねください。2027年度は募集説明会と公開授業が2026年4月27日、5月30日、9月18日、2027年1月29日に予定されています。
内部進学についてよくある質問
系列校にはどのような学校がありますか
資料の系列校欄には、甲子園学院幼稚園、甲子園学院中学校、甲子園学院高等学校、甲子園大学および同大学院が挙げられています。
系列の大学の名前にも「学院」が付きますか
いいえ、「甲子園大学」です。小学校から高等学校までは「甲子園学院」ですが、大学には「学院」が付きません。
小学校から中学校へは全員が進めますか
進学の条件や基準について資料に記載がありません。学校にご確認ください。
外部の中学校を受験できますか
高学年の主要教科で中学受験に対応する力を育むための習熟度別学習が行われていると記載されています。進路の考え方の詳細は学校にお尋ねください。
途中の学年から入ることはできますか
転・編入制度は1〜4年生を対象としています。復学制度もあり、1年以上の場合はテストがあるとされています。帰国子女の受け入れもあり、日本語が理解できることが条件です。制度の運用は年度によって変わることがありますので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
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