雲雀丘学園小学校(兵庫県宝塚市)の入学試験は、子どもの適性検査と、事前に行う親子面接で構成されます。ここでは考査でどのような力が見られるのか、その傾向と家庭での対策を整理します。
考査は口頭試問・行動観察・絵画・運動・面接で構成される
同校の考査は、口頭試問、行動観察、絵画、運動、そして面接という複数の課題で組み立てられています。知識の量そのものよりも、子どもが自分で考え、手を動かし、判断していく過程を大切にする姿勢が特徴です。
学校は「その時点で多くのことを知っているより、自分で考えて操作して判断し、自分なりの根拠を持って答えること」を重視すると公表しています。たとえ答えが正解でなくても、根拠を言えれば部分点を与える試問が多いとされています。
そのため、暗記中心の準備よりも、見たり聞いたりしたことに興味を持ち、探究する姿勢を育てることが、結果として考査への近道になります。
適性検査は6つの領域から出される
適性検査は「ことば」「人間関係」「数量・図形」「環境・自然」「絵画」「健康」の6領域で行われます。内容や難易度は、幼稚園の指導領域から大きく外れないよう配慮されています。
出題の一例として、ことばの領域では絵を見て状況を文章で説明する課題、環境・自然の領域では球を積み木に当てて倒す実験などが過去に出されています。分野ごとの詳しい傾向は過去問の記事で解説しています。
幅広い領域から出されるため、特定の分野に偏らず、日々の生活のなかでバランスよく経験を積んでおくことが大切です。
なわとび・箸使い・瞑想も必須課題
考査では、瞑想、なわとび、箸使いが必須の課題として案内されています。特別に難しい技術が求められるわけではありませんが、日常の積み重ねが表れる部分です。
なわとびは前跳びが安定してできること、箸使いは豆などをつまんで移せることが一つの目安です。どちらも短期間で身につくものではないため、早めに家庭で取り組んでおくと安心です。
瞑想は、指示を聞いて静かに気持ちを整えられるかを見る課題です。落ち着いて座り、気持ちを切り替える習慣をつけておくとよいでしょう。
面接は原則として両親と志願者で行われる
面接は考査当日ではなく事前に行われ、原則として両親と志願者がそろって臨みます。家庭の教育方針や、子どもの様子を丁寧に見る場となります。
子どもには名前や好きなことなど、答えやすい質問が中心になります。単語だけでなく、文章で最後まで話せるかどうかが見られます。
保護者には志望理由や家庭での関わりが問われます。両親で方針を共有し、言葉をそろえておくことが準備の第一歩です。
家庭でできる準備
まずは、子どもが自分の考えを言葉にする習慣づくりから始めましょう。日常の出来事について「どうしてそう思ったの」と問いかけ、理由まで話す会話を積み重ねることが力になります。
あわせて、なわとびや箸使いといった生活の課題を毎日のなかに組み込み、無理なく続けることが大切です。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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