合格対策と聞くと、問題集の枚数や塾の授業時間を思い浮かべがちです。しかし甲子園学院小学校が公表している情報を読むと、学校が見ようとしているのは子どもの育ちそのものだとわかります。ここでは1年間の見通しと、家庭でできることを整理します。
学校を知ることから始める
募集説明会と公開授業は、2026年4月27日、5月30日、9月18日、2027年1月29日に予定されています。学校自身の言葉で語られる説明ほど、確かな手がかりはありません。
サマー体験学習は2026年6月20日、ウインター体験学習は12月19日、スプリング体験学習は2027年3月24日です。子どもと一緒に参加できる機会です。
公開授業では、少人数学級の様子を実際に見ることができます。教員一人あたりの児童数が7.5人という環境を、目で確かめてください。
1次か2次かを先に決める
1次を受験した家庭は、2次を受験することができないと明記されています。実際に受けられるのは、どちらか一方です。
1次の入学選考は令和8年9月5日、2次は令和9年1月23日です。1次を選ぶなら、夏休みが仕上げの時期になります。2次を選ぶなら、年末年始の過ごし方が結果を左右します。
どちらで臨むかを最初に決め、そこから逆算して1年を組み立ててください。他校との併願の設計も、この判断から始まります。
考査に向けた土台を育てる
選考の内容は公表されていません。入学選考は午前9時から正午までの3時間で、複数の課題が順に行われると考えられます。
ペーパーの土台になるのは、話を聞いて理解する力です。読み聞かせを続け、大人の指示を最後まで聞いてから動く習慣を育てましょう。この力は他の場面にも通じます。
行動観察は、同年代の子どもと過ごす時間の中でしか育ちません。順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を、意識して経験させてください。
学校が大切にしていること
校訓は、黽勉努力、和衷協同、至誠一貫の三つです。自らの意思に従って勤め励むこと、心を同じくしてともに力を合わせること、真心をもって一筋に貫くことを意味します。
情緒力の育成として、心の教育や読書の習慣、協調性や思いやる気持ちの育成、自他の生命を尊重することが掲げられています。
これらは、当日だけ取りつくろっても伝わりません。家庭で目指す姿と重なるかを確かめ、日々の暮らしの中で育ててください。
結果に振り回されない準備を
月齢の考慮はありません。早生まれの子どもも同じ土俵で見られますが、それは不利になるという意味ではなく、年齢相応の落ち着きを育てておくことが大切だということです。
選考内容や結果についての問い合わせには応じられないと明記されています。当日の様子を子どもから聞き出そうとしすぎず、よく頑張ったと迎えてあげてください。
受験の1年間は、子どもが大きく育つ時間でもあります。合否にかかわらず、この時間そのものに価値があると信じて、家族で歩んでいきましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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