この学校の親子面接には、はっきりとした特徴があります。志願者のみで始め、保護者が後から加わる形式です。さらに2026年度入試からは、考査中に保護者の作文も行われるようになりました。ここでは過去の質問例と、家庭でできる準備を整理します。
子どもだけで始まる面接
面接は、まず志願者だけが入室して始まります。保護者はあとから加わる形です。親のいない場所で、初対面の大人と落ち着いて話せるかどうかが、最初に見られることになります。
子どもへの質問は、お名前を教えてください、通っている幼稚園名を教えてください、担任の先生の名前を教えてください、といった身近な内容から始まります。
1番仲のよいお友だちの名前を教えてください、という質問もありました。ふだんの生活を思い出しながら、自分のことばで答えられるかどうかが問われています。
言わずに真似をするという課題
1番好きな遊びは何ですか、言わずに、その真似をしてくださいという質問が出されたこともあります。ことばで説明するのではなく、体を使って表現する課題です。
正解のある問いではありません。恥ずかしがらずに体を動かせるか、思い浮かべたことを行動に移せるかという、積極性が見られています。
ふだんから、ごっこ遊びや身振りを使った遊びに親しんでいる子どもは、こうした課題にも自然に応じられます。家庭の中で体を使って遊ぶ時間を持ちましょう。
保護者が入室してからの質問
保護者が入室すると、子どもに対して、今、先生とどんなことをお話したか、教えてあげてくださいという問いかけがなされました。
子どもは自分が話した内容を思い出し、親に向かって説明することになります。親はそれを受け止め、応じることになります。親子のやりとりが、そのまま見られる場面です。
ここで親が先回りして答えてしまえば、子どもの姿は見えなくなります。日ごろから、子どもの話を最後まで聞く習慣があるかどうかが表れます。
保護者作文で問われること
2026年度入試から、考査中に保護者の作文が行われるようになりました。事前の説明会では、アドミッションポリシーについて熟読しておくこと、記入時間は5分であることの2点が発表されています。
過去には、協調性を育てるために自宅ではどのように関わっていますかという課題が出されました。あなたの子どもがお友だちを傷つける言動をしたとき、どこまで見守り、どこから介入しますかという問いもあります。
いずれも、その場で考えて書けるものではありません。子育ての中で実際に向き合ってきた経験がなければ、5分では書き切れないでしょう。
家庭でできる準備
学校が公表しているアドミッションポリシーを読み込み、家庭の考えと照らし合わせておく作業が欠かせません。夫婦のどちらが書くことになっても困らないよう、二人で共有しておきましょう。
子どもに対しては、質問を暗記させる準備は逆効果です。親のいない場所で自分のことばを話せることが、この形式で問われている中心だからです。
質問の内容は年度によって変わります。ここに挙げたのは過去の例ですので、最新の内容は公式の情報でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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